前回はVideoScribeのタイムラインの特殊性をお伝えしてきました。

個々の表示時間合計でタイムラインが変化する「マグネティックタイムライン(magnetic timeline)」を採用しているのでしたね。

そして、それぞれ要素の表示時間は

  • アニメート(Animate)
  • ポーズ(Pause)
  • トランジション(Transition)

から成立しています。

こらら3タイプの時間を調整して動画制作していくのです。

 

つまり、VideoScribeの作業で大半を占めるのは、

要素の3要素(アニメート・ポーズ・トランジション)を微調整する時間なのです。

これらの時間は「0.5秒刻み」で動かせますが、クリックでカチカチして調整せねばなりません。

 

この「ちまちま調整時間」を減らすためにおすすめなのが、

初期値を設定する方法

です。

 

デフォルトでは、

  • アニメート:8秒
  • ポーズ:0.5秒
  • トランジション:1秒

です。

ゆっくり表示させて(8秒)、ちょっとカメラを止めて(0.5秒)、1秒でカメラを移動させる動き、ですよね。

いわば完全に「アニメーション中心」です。
Image from Gyazo

正直、8秒で表示させるゆっくりした動画は作りません。

加えて、情報の伝達性を高めるために「ポーズ」を長くしたいですし、カメラは固定が多いのでトランジションは「0秒」をデフォにしたいところ。

なんせ、カメラ固定ならばトランジションはポーズと同じ役割ですから。

 

ありがたいことに、VideoScribeでは

  • アニメート(Animate)
  • ポーズ(Pause)
  • トランジション(Transition)

の初期値を自ら決められます。

 

トップ左下の「歯車」をクリックし、以下3項目をいじります。

Image from Gyazo

  1. Transition Time(トランジション)
  2. Pause Time(ポーズ)
  3. Max Draw Time(アニメート)

これらは初期値に値するものです。

ここで決めた時間が各要素のデフォルト値になるでしょう。

ただし、初期設定は既存のファイルには適用されません

あくまでもこれから新たに作るファイルにしか効力はありません。

これから作業を始める方は、作業前に初期値を設定しましょう。

 

それでは!

Ken