TOEICリスニングのPart 1では、
- ヒト + モノの写真
- モノのみの写真
の2種類の写真が登場すると気づきましたね?

この2種類の難易度を比べると、
ヒト + モノの写真
の問題の方が難易度は低いです。なぜなら、
ヒトを描写する主語のパターンが限られているからです。
「人と物」の写真の選択肢における主語のパターン
ズバリ言ってしまうと、次の5つのヒトを表す名詞が主語になる傾向にあります。
1. 代名詞が主語になるパターン
一番多いのが、ヒトを代名詞で描写する選択肢。
代名詞とは、Wikipediaによると、
名詞または名詞句の代わりに用いられる語
のこと。
第三者を表すヒトの代名詞は
- He
- She
- They
になるわけです。
つまり、Iと You以外の代名詞がヒトを描写することになります。
女のヒトならばShe、男性ならばHe、複数人ならTheyになるでしょう。
例えば、次のような写真が出たら、
代名詞は「She」です。なぜなら、このヒトはおそらく女性ですから(もしかしたらそうじゃないかもしれないけど)。
2. 男か女
続いて、男と女の描写です。
具体的にいうと、
- man(男)
- woman(女)
が主語になる選択肢がよく出題されます。
例えば、次のような写真が出てきたら、「Some women」とか「One of women」とか「The woman」が主語になりうるのですね。
しかしながら、代名詞の主語よりも少しバリエーションが増えて難易度がアップします。
なぜなら、ヒト数を主語で描写できるようになるからに他なりません。
- 一人の場合は「The man / woman」
- 複数人いるうちの2人なら「Two of the men / women」
- 複数人の男/女「Some men / women」
になります。
例えば、次の写真が出てきたら、
One of the women is shaking her hands.(1人の女性が握手している)
のように、複数人の女性のうち、一人の動作を描写する選択肢とかですね。
3. 人々
続いては、ヒトです。
ヒトの表わす主語、ずばり「people」です。peopleも「man / woman」と同じく、
- Some people
- Two of the people
のように、数を表す表現とミックスして幾つかの出題パターンが想定されますね。
注意してほしいのは、peopleは複数形の名詞だということ。
単独で「people」の主語でも、複数形の主語なので、be動詞は必ず「are」になるのです。
また、peopleは単数のヒト1人を表わせないので、複数人が写っている写真のみ出現する主語なのです。
4. ヒトを表す特殊名刺
最後は代名詞、男女、人々に当てはまらない主語のパターンです。
これはズバリ、
ヒトを表す特殊名詞です。
このタイプの主語は大きくわけて次の2種類。
- 職業を表す名詞
- ある動作をしているヒトの名詞
です。
例えば、職業を表すヒトの名詞は
- employee(従業員)
- cook(料理人)
- sever(ウェイトレス)
- teacher(先生)
- worker(働いている人)
- clerk(店員)
などですね。
一方、動作しているヒトの名詞は、
- passenger(乗客)
- pedestrian(歩行者)
- diner(食事している人)
- runner(走っている人)
などです。
このように特殊名詞の場合、名詞の数が増えるので若干難易度が上がります。
ただし、この特殊名詞の問題は出題されにくい、と思っておいて大丈夫です。
なぜなら、ヒトを描写する特殊名詞を使う場合、
描写に憶測が入ってしまうからです。
例えば、このような写真があったとしましょう。
この黒板前に立つヒトが先生なのか、ぶっちゃけわかりませんよね?
もしかしたら授業参観で来ているパパかもしれませんし、清掃員である可能性も捨て切れません。
- 黒板の前に立っている
- 彼の前には複数人の生徒がいる
などの要素を写真から読み取って、推測することでしか、彼が「Teacherである」とは言えません。
ご存知の通り、Part 1では、
写真を描写する的確な選択肢を選ぶ
がミッションであります。
写真から推測を必要とする問題は出にくいので、特殊名詞の主語はたまーに出る、と思っておくといいでしょう。
テスト対策として、
- 代名詞
- 男女
- 人々
に時間を割いて鍛錬を積み、余裕があったら特殊名詞で出てきそうな英単語も覚えておくのがスマートですよ。
それでは!
Ken