TOEICリスニングPart 1で「ヒト」が写っていたらどうする?
- ヒトとモノが写っている写真
- モノのみが写っている写真
の2種類に分かれると解説してきました。


今回は1つ目の「ヒトとモノが同時に写っている問題」の解き方を紹介します。
選択肢のパターン
ヒトとモノが同時に写っている写真の場合、選択肢のパターンは次の2つに大きく分かれます。
- ヒトを描写している選択肢
- ヒトをスルーしてモノだけを描写している選択肢
まずは前者の「ヒトを描写している選択肢」を攻略していきましょう。
もう1つの「ヒトをスルーしてモノを描写している選択肢」は、「モノのみが写っている写真」の問題の選択肢と同じなので、後々解説していきますね。
まずはヒトが写っている写真特有の、
ヒトを描写している選択肢を攻略していきましょう。
選択肢の基本形
「ヒトを描写している選択肢」の英文の基本形は十中八九次の基本形になります。
ヒトの主語 + be動詞(現在系) + 動詞のing形
つまり、これは現在進行形で、
「ヒト」が「〇〇」をしている
ということを表す文章なんです。
写真に写っているヒトが「いま」何をやっているか、という行動を描写した選択肢ばかり。
つまり、
そのヒトの過去については1mmも触れていないわけです。
短縮系が頻出
それから知っておきたいのは、選択肢で短縮形がよく用いられること。
どこで短縮されるかというと、
主語 + be動詞
のところを1つにまとめる短縮形。
例えば、
She is
だったら
She’s
の一単語に短縮されます。
この短縮系がゆえ、主語とbe動詞が流れるように発音されるのでご注意ください。
ヒトに注目する
そして、この基本形が分かった上で意識したいのは、写真内で注目するポイントです。
ずばり、「ヒトとモノが写っている写真」では、
写真の中の「ヒト」に注目しましょう。
ヒトが写っている写真が出題されたら、まずモノは一旦置いといて、写真の中のヒトに注目。
そして、ヒトに関する次の4つの情報を探すようにしてください。
- ヒトは何人いるのか?
- 性別はどっち?
- 何をしているのか?(動作)
- どこら辺にいるのか?(場所)
例えば、次のような写真があったとしましょう。
この場合、
- 人数:1
- 性別:女性
- 動作:本を読む
- 場所:壁際
というように4要素を瞬時に把握できるように修行しましょう。
ヒトのパターンを覚えておく
そして、この
ヒトの主語 + be動詞(現在系) + 動詞のing形
という文章のパターンは実に限られています。
なぜなら、ヒトの主語に入る名詞が数パターンに限られているからですね。
詳しくは『「人と物」の写真の選択肢における主語のパターン』に書きましたが、ずばり、
- 代名詞
- 男女
- 人々
- 特殊名詞
の4パターン。
主語のパターンが限られているので、ヒトが全く写っていないものだけの写真よりも、ヒトが写っている問題の難易度は下がる傾向にあります。
TOEICのリスニングを攻略したいと思い立ったら、まずはPart 1のヒトが写っている写真の問題を100%正答できるようにしましょう。
それでは!
Ken