映画「ベスト・キッド(1984)」の評価

得点 79点
ジャンル 少年成長系
活用シーン 1人でしみじみと家で
推奨鑑賞人数 1人






映画「ベスト・キッド(1984)」のネタバレ・あらすじ

とある現代のアメリカ。

ダニエルという細身の少年がいました。

田舎のニュージャージー州で暮らしていましたが、母親の仕事の都合で、都会のカリフォルニア州に引っ越してきました。

ダニエル本人は都会に引っ越せたことに大喜びで、ドラマOGのように海岸で友達と遊んだり、同い年ぐらいの女性と戯れたりしていました。

その中の1人の女性「アリ」に一目惚れ。

あっちもダニエルに惚れたのかわかりませんが、相思相愛の雰囲気でイチャイチャしていると、ヤンキー集団が出現。

アリの元彼の「ジョニー」が現れたのです。ジョニーは別れた腹いせにいやがらわせをし始めたのでダニエルが止めに入りました。

 

しかし、ジョニーは強かった。

空手を習っているため攻撃力も防御力も最強だったのです。ダニエルはただの細い男子でしたから当然かないません。

こうしてジョニーにボコボコにされてダニエルは帰路につきました。

 

新しい学校に通い始めてからも、ジョニーに絡まれ続けます。

同じ学校だったので授業で嫌がらせをされたり、帰り道に自転車から落としてボロボロにされたりしました。

 

※以下、ネタバレ※

 

 

ある日、ジョニーに仕返しをしたらその仕返しとして6人にボコボコにされていたのですが、その現場にダニエルのアパートの管理人で日本人の「ミヤギ」が登場。

ミヤギは空手の達人で、ジョニーたちをボコボコに仕返します。

ミヤギとダニエルは、話をつけにジョニーのカラテ道場に行きました。

そこでダニエルに手を出さない約束をさせる代わりに、1ヶ月後に行われる空手トーナメントに出場して、ダニエルがジョニーと戦うことを誓います。

 

こうして、ダニエルはミヤギの元で空手トーナメントに向けて修行する日々が始まったのです。

しかし、修行はただの雑用。

車を磨いたり、床を磨いたり、ペンキ塗りをしたりなどでした。

はじめの方は素直に従っていたものの、とうとう切れたダニエル

ミヤギに、

「空手を教えてくれよ!」

と詰め寄ります。

が、じつは、今までの雑用は空手の防御の基本動作を身につけるためで、雑用をこなしていく中で自然と空手のエッセンスをマスターしていたダニエル。

 

それからは主に空手の攻撃の仕方を学び始めました。

ついに、空手トーナメントがやってきて、ダニエルは初めて空手で戦いました。

ミヤギのトレーニング方法が効いたためか、準決勝まで上り詰めます。

 

相手はジョニーと同じ道場に通う男子。そいつは、コーチに命じられ、ダニエルを怪我する危険なキックをかましました。

ダニエルは出場不可能とまで言われましたが、ミヤギのマッサージで完治。

なんとか決勝の舞台に戻ってきて、ジョニーと戦うことに。

 

ダニエルとジョニーはほぼ互角の戦いをしていました。

途中、ジョニーがコーチに命じられてダニエルの怪我部を狙い始めてダニエル大ピンチ。

しかし、ダニエルがマスターした片足立ちの奥義が炸裂し、見事にジョニーを打ち破ることに成功したのでした。

 

THE END

 

 

映画「ベスト・キッド(1984)」の感想

2010年のリメイク版を鑑賞してからこちらのオリジナルのベストキッドを見てみました。

いやあ、こちらも面白い。

何よりカンフーではなくて空手なのが熱い。

師匠役も日本人のミヤギさんでこの映画を鑑賞したら空手を習いたくなってしまいますね。

 

印象的だったのが2人の対照的な師匠です。

1人はミヤギ。

空手は戦わないためにあると説く徳のある指導者でした。

一方は、アメリカ軍上がりの空手コーチ。

こちらは軍隊のように生徒をトレーニングし、相手が立ち上がれなくなるまで攻撃することを教えていました。

 

弟子たちは師匠を真似て成長する。

この指導者のマインドが空手の戦い方や日常の過ごし方に現れていました。

「誰が教えるのか?」によってこんなにも結果が違ってくるので、改めて教育者を誰にするのかという問題は大事だと認識しました。

リメイク版を見た方もそうでない方も楽しめる作品なのでよかった鑑賞してみてくださいね。

 

それでは!

Ken