先日、サンマルクカフェでアイスコーヒーを飲んでいた時のことです。
久しぶりに入店した際、ふと、
「あれ、なんでサンマルクって名前なんだろう・・・・」
と思い当たりました。
きっかけは「サンマルク」のスペルを見た時でした。
ST.MARC
英単語らしからぬアルファベットの並びで、気になって調べてみました。
すると、サンマルクホールディングスのWikipediaのページにヒントが書いてありました。
サンマルクという名称は、古代東方教会で修道についての著作を残した修道士サンマルク(聖マルク)に由来する。
「サンマルク」の出どころは、なんと、
修道士。
英単語でいうと、
monk。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/8c/Kovelklein.JPG
古代東方教会の修道についての著作を残した修道士「サンマルク」に由来するとのことです。
修道士とは、修道祈願を立て禁欲的な信仰生活をする人のことを指し、主に男性だそう。
女性の場合は、修道女(nun)になるらしいっすね。
なるほどね。
修道士か・・・・・
が、しかし、です。
イマイチしっくりきません。
なぜ修道士の名前を付けているのか?
サンマルク ホールディングスの公式ページを探しても、答えは書いてありません。
そこで、株式会社サンマルクカフェの沿革を見てみたところ、サンマルクの出どころは、
1989年
と判明。
1989年3月に設立された「株式会社大元サンマルク」が最初に「サンマルク」という名前の出現したタイミングでした。
そして、その翌月4月に、岡山県岡山市にオープンした「ベーカリー・レストラン・サンマルク」がサンマルク発祥の地である可能性が高まってきました。
そこで、「岡山市とキリスト教の関係の深さ」が鍵になる可能性が浮上してきたのです。
「サンマルク」の由来に、岡山県岡山市の歴史が何らかの影響を与えているかもしれません。
そこで「岡山 キリスト教」と調べてみるとこちらのページがヒット。
どうやら、キリスト教が弾圧されていた頃、長崎のキリシタンが岡山の「鶴島」に流刑になった、という歴史があるようです。
つまり、岡山には多数のキリシタンが長崎から流されてきた、と。
もしかしたら、岡山にはキリシタンが古くから住んでいた過去があり、岡山市で創業したサンマルクの命名に影響を与えた説も浮上してきました。
もっと深入りしたいところですが、ここまでにしておきましょう。
サンマルクに問い合わせてみた
餅は餅屋。
答えを知りたかったので、サンマルクホールディングスに問い合わせてみました。
次の質問をしてみました。
サンマルクカフェはなぜ「サンマルク」なのですか?Wikipediaによると、”サンマルクという名称は、古代東方教会で修道についての著作を残した修道士サンマルク(聖マルク)に由来する”と書いてあったのですが由来まで書いてありませんでした。公式ページにも書いてなかったので気になりました。どうぞよろしくお願いします。
すると翌日、営業管理部の方から答えが返ってきました。
お問い合わせの件について、ご回答申し上げます。
「聖マルコ(キリスト教の聖人の一人)」(英語読みでセイントマルコ、フランス語読みでサンマルク)は、
「私たちはお客様にとって最高のひとときを創造します」(サンマルク経営理念)を伝道していきたいという思いを込めて名付けたものでございます。
以上、よろしくお願い申し上げます。
お客様のご期待に沿えるよう、従業員一同、より一層のサービス向上を図ってまいります。
今後も引き続きサンマルクカフェのご利用、ご愛顧の程をお願い申し上げます。
なるほど。
修道士のように、サンマルクの経営理念を伝道したい、
と。
修道士、聖人の「伝道したい」という熱い想いに由来していたわけです。
とどのつまり、
キリスト教かどうかは関係なかったのですね。
まさか、修道士の「伝えたい」という想いが由来になっているとは!!
今回、スペルが独特なことからこのような問いが生まれましたが、やはり当事者に聞いてみるのが一番ですね。
それでは!
Ken