2019年9月から深圳大学で中国語を学んでいましたが、12月31日に秋学期は終了し一時帰国。

1月中旬に帰国し、2月中旬からまた中国に戻る予定でした。

がしかし、ご存知の通り、1月初旬ごろから中国でパンデミック。

大学もその状況を踏まえ、

「新学期始まるまで中国に戻ってこないでください」

としきりに連絡があり、日本で待ち続けていました。

 

しかし、今度は日本側でコロナが拡大。最終的に、

日本から中国へ入国できない

という事態に陥り、住んでいた学生寮にも戻れなくなったのです。

 

授業はオンラインへ移行

しばらく大学から音沙汰ありませんでしたが、3月中旬頃からオンライン授業(お試し版)がスタート。

まずは2週間、週2回で1時間授業を始めたのです。

「無料」だったので、わたしもオンライン授業に参加してみました。

 

クラス分け

まずはクラス分け。

オンラインで問題を解いてレベルをチェック。

前学期の成果もあって「中級」に配属されました。

 

オンライン授業の様子

授業はオンラインツールのZoomで。

老师がパワーポイントを作り、スライドを見ながら、老师がしゃべり、我々は授業を聞くスタイルです。

ただ聞くだけではなく、たまに老师から当てられ

「〇〇さん、ここ読んでみて」

と、文章を読むミッションを与えれます。

わたしも何度か当てられたんですが、リアル授業よりも無駄に緊張し、声は間違いなく震えていたと思います。

 

ただ、自分が発言するのはその時ぐらい。

老师から質問されたり、ペアワークで同学と朗読する時間はありません。

老师の声は非常にクリアで聞き取り易く、良質なマイクを使ってくれていたのが助かりました。

 

教材は何を使うの

使う教材は前から使っていた『成功之路』。

しかし「中級」では、初級とは異なり、新テキストを購入する必要がありました。

 

中国にいないので教材を購入できず、手元に教科書がない状態に。

予習も復習もできず、授業についていくのが辛かったですね。

しかも、わたしは日本人補正で中級に配属されたので、授業では常に息切れ状態。

 

と、こんな感じのトライアル授業が4回催されました。

その2週間後から本格的にオンライン授業がスタート。

前回と同じくZoomによるオンライン授業が、週5日1日3時間。

 

しかも、ヨーロッパ勢の時差を考慮して、

  • 午前の部
  • 午後の部

を設置。

わたし自身、学費をすでに払っていたので、オンライン授業を受ける気満々でした。

 

しかし、トライアルした上で、

週5日3時間、日本で中国語のオンライン授業を受けていていいのだろうか

とふと思ったのです。

中国留学の目的は、中国で生活することも半分ありました。

中国に戻れなくなった今、中国語を学び続ける理由が薄くなったのです。

 

しかも、トライアルの結果、自分がしゃべるのは「言われた文を読むとき」だけです。

フェイスtoフェイスの授業よりも学習密度は低い、と感じました。

それに加え、テキストが手元にない学習体制も好ましくありません。

 

そう考えた時、答えはこうでした。

中国留学プランは一旦白紙に戻そう、と。

ここは冷静に「プランB」に移行すべきなのではないか、と。

 

そこで、図々しくも深圳大学に連絡して、急遽参加を取りやめることに。

授業料を払い戻し、学生寮を引き払い、中国留学は無かったかのように生活する、と決めたのです。

万が一、コロナウイルスが死滅し、中国に戻れる時きたらその時はもう一度学びたいです。

学生寮に残してきた荷物を整理し、銀行口座に残ったカネを使い果たし、きれいさっぱり帰国したいですから。

今回は、すぐに中国へ戻る予定だったので、多くの資産を中国に残してきました。

 

ただ、全世界にウイルスが広がった今、前と同じ生活を送るのは当分難しいでしょう。

次の学期もオンライン授業となる見込みです。

興味がある方は応募してみてくださいね。

 

それでは!

Ken