中国留学をスタートしてから3ヶ月。
「ある病」に冒されました。
それは、
中国語の声調が気になる病
です。
覚えた気になっていた単語の声調が気になり始めたのです。
「あれ、〇〇の声調ってなんだっけ?2声?3声?」
みたいな感じで、声調が著しく気になるのですよ。
声調を確認するだけのために辞書を引くことが増えてきました。
例えば、中国語で「ありがとう」の「谢谢」。
中国語を勉強したら1日に5回ぐらいに出てきそうな単語です。
これまでなんとなく「谢谢」を理解していました。
「谢谢」は簡単に発音できて、相手にも伝わるので、声調が気になることはありません。
なんとなく「谢谢」を多用していたのです。
しかしながら、この「声調が気になる病」にかかり始めてから「谢谢」を改めて辞書でひいてみました。
すると、「谢谢」は
4声 + 軽声
の声調でした。
1つ目の「谢」にアクセントを置き四声で発音。
2つ目の「谢」は弱く添えるように発音するのが正解です。
改めて「谢谢」を辞書で引いてみて
「あ、そうだったのか」
と今まで「なんとなく谢谢を発音していた自分」に気づいたのです。
この病にかかることで、
中国語の発音に正面から向き合えるようになりました。
雰囲気で発音しないようになったのです。
ただ「声調が気になる病」は煩わしいです。
マスターしたと思っていた単語をいちいち辞書で調べるのですからね。
時間もかかるし手も疲れます。
しかしながら、声調にこだわり始めてから、
ネイティブに伝わりやすくなった手応え
があります。
まだよくわからない中国語を口走っていますが、留学初期に苦しんでいた、
ネイティブに伝わらないで「あ?」と怖い顔をされる
という事態は少なくなってきました。
おそらくですが、この「声調が気になる病」は中国語学習者が避けて通れない道なのでしょう。
この病は次のレベルに行くまでの「タメ」というか「階段の平らな部分」のようなもの。
乗り越えたその先に成長が待っていると信じています。
「声調が気になる病」はいつ収まるかわかりません。
今後も「声調へのこだわり」を持ち、勉強を続けていきたいと思います。
それでは!
Ken