SEO対策は初心者でも独学で身につけられる。
今から丁度1年前のことです。ぼくは「SEO」というアルファベット3文字を「せお(瀬尾?)」と読んでいました。たしか木村拓哉のコントに「瀬尾さん」っていうのがあったなあ、なんて呑気な考えをしていまいした。今から考えるものすごく危機的状況ですよね笑 せめてウェブと結びつけたかったです。
そんな感じで、ぼくはSEO対策に関してド初心者でした。しかしながら、そんな勘違いでSEO対策をあきらめたくありませんでした。そのため、近所の書店に脚を運び、「SEO対策」というキーワードが含まれたタイトルの書籍を片っ端から買い求めていきました。ぼくが買い占めたその日にはSEO関連本コーナーがスカスカしていたのは気のせいではないようです。
そこで今日は、そんなSEO初心者だったぼくが買い占めた本を適当に紹介していきます。ぼくと同じようにSEOの「え」の字も知らない方が参考にしてくださると嬉しいです。
以下がもくじです。
- 初心者向けSEO対策本2選
- 中級者向けSEO書籍4冊
- Google公認のSEOの教科書
それでは上から確認していきましょう。
超初心者向けSEO対策本ベスト2
まずはSEOの世界に初めて入り込む方向けの本たちです。これらの本を読破するために特別な知識なんて必要ありません。ただ、情熱があればいいんですよ。
SEO完全ガイド ソーシャルメディア時代の内部対策&外部対策
これはSEO初心者の方に強くおすすめする本です。なぜなら、この書籍のコンテンツが初心者用に創られているからです。大まかに分けてこの本では次の5つのことについて触れています。
- SEOの正体
- SEOの内部対策
- SEOの外部対策
- SEOの効果測定方法
- ソーシャルメディアとの連携方法
さらに本の構成が優れていることに加え、文中で使われている語句が簡易なものばかりです。丸腰の初心者の方でも読破できること間違いなしです。しかも出版日が2013年の6月と比較的新しい本です。したがって、掲載されているSEO情報もみずみずしものばかり。よかったら参考にしてくださいね。
検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書
SEO入門のバイブルとして名が高い書籍です。本の構成も先ほどの本と同様に初心者でも読めるように設計されています。なぜなら、SEOとは何か、という話から検索エンジンのしくみ。さらには内部対策から外部対策まで網羅しているからです。しかも著者がアイレップの社長さんです。それだけで読む価値があります。
これでどうだ!SEO対策の中級者向けの本3選
さて、SEO対策の基本を抑えたらステップアップしちゃいましょう。この本たちを読めばSEOの知識じわじわ広がっていくことでしょう。
SEO対策 検索上位サイトの法則52
この本で紹介されているSEO対策はなんと52。都道府県の数よりも多いです。びびります。
その52の対策のそれぞれに「SEO効果」・「難易度」・「予算」の3つが5点満点で評価されています。つまり、既存のSEO対策がどれほど有効なのか、ということをイチイチ検証してくださっているわけですね。また、この本の構成は「サイト設立前のSEO対策」、「内部対策」、「外部対策」、「やったらあかんSEO対策」の4つのカテゴリーに分けて話をしてくれています。ただ、この本はド初心者専用のSEO本ではありません。そのため、SEOの基本事項や検索エンジンのアルゴリズムについては全く触れられていないのでご注意くださいね。
SEOに効く! Webサイトの文章作成術
この本はSEO対策というよりも、SEO対策を意識したコンテンツ作成術を記述したものです。特にウェブサイトのコンテンツを執筆しているライターの方々向けの書籍です。優良なコンテンツを提供することで成功している日本の中小企業を例にとりながら、コンテンツSEOを制するにはどうすればいいのか、ということを触れています。また、どのようなコピーをタイトルで書けばユーザーが食いつくのか、のようなコピーライティングのノウハウの記述もあります。記事を書いているウェブライターの方は必見の書です。
検索上位を最速で実現させるWordPress SEOの極意
WordPressに特化したSEO対策本。一見、入門本のように見えますがそんなことありません。結構、書籍内で使用されている語句が難しいです。ぼくは間違えてこの本を最初に購入してしまいました。すると、専門用語があちこちに飛び回っていてチンプンカンプン上体に陥ってしまったのです。え!?インデックス!?く、くろーる!?
ただ、一度基本を抑えてしまえばこのSEO本を読むことができます。中でもこの本の優れているところは、サイト全体のコンテンツ設計方法について触れている点です。これまでに紹介したSEO本たちは、ある特定のウェブページをどうやって検索上位表示させるか、ということに執着しています。しかし、この本では○○.comという読者のサイト全体がどうやって検索エンジンからの評価を高いものにするのか、ということを説明してくれています。次のステップに上がりたい方はぜひ読んでみてください。
Google上位表示 64の法則
この本はSEOの効果を統計学的に解析した本です。世界の検索エンジンを牛耳るGoogleは検索アルゴリズムを公表していません。それはそうです。もし公表されていたら、みんながそのアルゴリズムにハマるようにウェブサイトを作ることができます。これでは検索結果がアダルトサイトなどのスパムばかりになってしまいます。そう、SEOという検索エンジン最適化という施策は完璧ではないのです。いったら、占いや麻雀などのオカルトのようなものですよ。
そんなオカルトチックなSEOを統計学的に解析してしまったのがこの本。すごい。検索結果の上位に表示されている数百のサイトに、巷で騒がれているSEO対策が当てはまるかどうかを検証しています。この本を読めば信用できるSEO施策とそうでないものを振り分けることができます。ぜひ、SEO対策本を一通り読んだ方はチャレンジしてみてください!
「YouTube動画SEO」で客を呼び込む
Youtube動画を使ったSEO対策についての本です。そろそろ動画を使ったSEO対策を研究したいなあ、と思っていた自分にピッタリの書籍でした。
本の構成は「動画SEOのメリット」、「成功した実例」、「具体的な動画SEOのノウハウ」の3本立てです。動画コンテンツが持つ独特の特徴が解説されていることがこの本の強みです。具体的にいえば、動画コンテンツのプロパティの1つであるアノテーション、またはそのアノテーションにリンクを張ってアノテーションリンクとしての活用。さらには、Youtube独自の文字起こし機能なんかについても解説されています。
これから動画コンテンツでSEO対策したい、
文章を書くのが苦手でSEOなんかクソクラエ!
なんて思っている方々におすすめしたいSEO本ですね笑
Google公認のSEO対策本が存在するだって!?
じつはじつは、検索エンジン大手Googleが公認しているSEO対策本が存在しています。
その名も、
Google検索エンジン最適化スターターガイド
です。こちらのURLから誰でもダウンロードすることができる無料の本なのです。ただ、Googleの公式SEO対策本というだけあって、外部対策には全く触れていません。なぜなら、Googleさんたちは今後外部対策の効力を徐々に弱くしていく、と宣言しているからです。そのため、手っ取り早い結果を出そうと躍起になっているSEO対策業者の方がこの本を読んでも効果は出ません。あきらめましょう。
SEO対策は初心者でも本を読んで独学できる!
ふう。以上でSEO対策書籍の紹介を終わりです。
この記事を読んだ一人でも多くの方がSEOに関する知識を深め、さらにSEOをセオと読む人口を減らせることを密かに願っております。それでは。
Ken Sawai