ランニングシューズが臭くなったら洗おう
どうも、Kenです。愛犬と、戯れてます。
先月、シンガポールで行われたシンガポールマラソンに出場してきました。


無事にフルマラソンを完走できたのですが、フィニッシュ後に気を抜きすぎて、
シューズをケースの中にしまったまま一週間放置してしまいました。
その結果、
ランニングシューズが好ましくない臭いを発する
という事態に。

写真だとわかりづらいですけどね笑
外を走っている時は臭いが気になりませんが、ジムなどの室内で走ったりさあ大変。
臭いが自分にも漂ってきてしまい、自分はもちろんですが他の利用者にも迷惑をかけているような気がしました。
そんな嫌な臭いがついてしまったランニングシューズをメンテナンスするため、
ランニングシューズをちゃんときれいに洗濯することにしました。
「足と靴の科学」という本でランニングシューズの洗い方を勉強して洗濯した結果、なんとかランニングシューズの臭いが消失。
再び気持ちよくランニングできるようになりました。
今日は、今回実践してみたランニングシューズの洗い方をわかりやすくまとめておきます。
ランニングシューズの洗い方・手入れの方法
ランニングシューズに臭いがついてしまった時は次の7つのステップを踏んでみると良いでしょう。
Step1. 素材を確認する
ランニングシューズの素材を確認しましょう。
ランニングシューズの「シュータン」と呼ばれるベロのラベルを見ればわかります。
僕が愛用しているライトレーサー TS 7の場合は次のような素材の表記になっていました↓
SYNTHETIC FIBER AND SYNTHETIC LEATHER UPPER RUBBER SOLE
これを日本語訳すると、
合成繊維(SYNTHETIC FIBER)と人工皮革(SYNTHETIC LEATHER)になりますね。
このタイプのランニングシューズは水で洗濯できるようです。
が、ランニングシューズの中には「天然皮革(LEATHER)」でできているヤツもあるので注意です。
天然皮革のランニングシューズは、水で洗えません。
革靴と同じようにクリームを塗ったりブラシでクリーンクリーナーで磨いたり、革用のクリームを塗ってメンテナンスせねばならないのです。
ということで、今回は水で洗濯できる「合成繊維と人工皮革でできているランニングシューズの手入れ方法」を紹介していきます。
Step2. ランニングシューズの紐を取る
ランニングシューズを洗う時は、紐をはずして洗いましょう。
「シュータン」を洗いやすくなりますし、紐が洗剤で色落ちしたり劣化したりするのを防げるからですね。
紐はランニングシューズ本体とは別に水で手洗いするといいですよ。
Step3. 水につける
今度はシューズを水につけていきます。
この時、ランニングシューズが入るぐらいの大きさのバケツを用意しておくといいでしょう。
そこに水を溜めてランニングシューズを浸してくださいね。
Step4. 中敷を取り外して軽く水洗いする
中敷は原則として洗わない方が良いので、とっておきましょう。
中敷きを洗ってしまうと、表面の生地がボロボロになってしまう可能性があるからです。
匂いが気になった時に影干しをする程度にとどめてください。どうしても汚れが気になったときには、水道の蛇口の下で水を流しながら、毛の柔らかいブラシなどで軽く擦って汚れを落とします
と書いてありますね。
中敷はゴシゴシ洗わず、水につけて軽く手洗いして干しておきましょう。
Step5. ランニングシューズ本体を洗う
いよいよランニングシューズ本体を洗っていきましょう。
洗濯に使うのは、
- シューシャンプー
- シューズお手入れブラシ
の2つのアイテム。
シューシャンプーとは、靴専門のシャンプー。
皮革を硬くせず色落ちを防いでくれる洗剤になります。
ブラシは赤と白の2種類がセットになったもので、それぞれ違う素材でできています。
色 | 毛の素材 | 洗える部位 |
---|---|---|
赤 | 真鍮 | ソール |
透明 | ポリプロピレン | アッパー |
硬さが違うブラシを適材適所で使えるので、シューズをキズづけずにお手入れできるアイテムですね。
まずソール部分から洗っていきます。
靴の中にシューシャンプーを3~4 ml ほど垂らした状態でブラシをかけていきます。
使うブラシは赤色の真鍮のものを使っていきます。
これで中身をゴシゴシし、靴底の汚れまでゴシゴシと洗い流します。
今度は柔らかい透明のブラシでアッパーの部分を磨いていきます。
シューシャンプーが足りなくなったら3〜4 ml かけて透明のブラシで洗っていきますよ。
アッパー部分は超繊細。
強すぎない力で柔らかい透明のブラシで丁寧に洗っていきましょう。
Step6. すすぐ
最後にランニングシューズをすすいでいきます。
シューズに残っているシューシャンプーや、洗濯汚れをきれいにせねばなりません。
すすぎ方は簡単で、
水を入れたバケツの中でバシャバシャとつけるだけ。
シャンプーが中に残らないように洗い落としていきましょう。
すすいだらバケツの中の水が汚くなると思いますので、そいつを捨てて新しいのに変えていきます。
片方のシューズの洗濯が終わりましたら、もう片方のランニングシューズも同じように洗っていきましょう。
Step7. 紙や布を詰める
すすぎ終わりましたら、水を切って今度はランニングシューズの中に紙や布を詰めていきます。
紙や布がシューズ内の水分を吸い取ってくれることになります。
僕は今回使ったのは古新聞をシューズ内に入れてみました。
Step8. 乾燥させる
最後にランニングシューズを乾燥させましょう。
風通しの良い日陰で乾かすのがおすすめ。
シューズ内の紙や布が湿ってきたら新しいものに入れ替え、干し続けます。
新しくかえた紙や布が湿ってきたら最後は何もなしの状態で干すことにしました。
直射日光はランニングシューズの色があせてしまう原因にもなりますし、ドライヤーで乾かすと素材が劣化する可能性があるので要注意です。
最初のステップで洗った中敷きも同様の環境で乾燥させます。
紐は水洗いの後、洗濯物干しなどにぶら下げておくといいでしょう。
Step9. 元に戻す
晴れた日に風通しの良い日陰で乾燥させると、だいたい1日ぐらいでランニングシューズが乾くと思います。
ランニングシューズが乾いたら、あとはシューズ紐をつけて元に戻すだけ。
これで清潔なランニングシューズをはけるようになりますね。
さあ、ランニングシューズ洗ってみよう
以上がランニングシューズの洗い方・お手入れ方法でした。
ランニングシューズが汚れて臭くなってしまった時は、メンテナンスしてあげるといいですね。
- ランニングシューズの洗い方のポイントとしては、
- 硬さが違うブラシをソールとアッパー部分で使い分ける
- シューズの素材を確認してから洗う
- 風通しの良い日陰で干す
- ランニングシューズの紐・中敷は別で水洗いする
早速、洗濯済みのランニングシューズでジョギングしてみましたが、
靴の中がスッキリしていて、走る喜びが増したような気がします。
臭いを発していたときはジメジメした感じがあったことに洗濯後に気づきました笑
「臭いがとれただけでなく、爽やかなランニング体験が得られるとはな・・・!」
お気に入りのランニングシューズが臭ってしまったという時は「シューシャンプー」や「ブラシセット」を使って洗ってみてくださいね。
それでは!
Ken