コロンボマラソンの後にアーユルヴェーダ施設に行ってみた

先月、スリランカで行われたコロンボマラソンに参加してきました。

かつてないほど失速して死神を見た黒歴史的な大会となったのですが、そのあとに行ってみた、

アーユルヴェーダ施設

が最高でした。

 

アーユルヴェーダとは、

インド大陸発祥の伝統医学のこと

で、西洋医学とは異なるアプローチの医学なのです。

特徴としては、発病前の予防の段階から治療が始まっているということ。

西洋医学では発病時に鎮圧しようとしますが、アーユルヴェーダは発病の前兆が現れる前から体のコンディションを整えるようとする医学です。

 

人は生まれながら「ドーシャ」と呼ばれる3つの性質を併せ持っていて、

  1. ピッタ
  2. カパ
  3. ヴァータ

そのバランスを崩してしまうと体調が崩れるという理論で成り立っています。

アーユルヴェーダの治療では、発病前に現れる不定愁訴を、ドーシャのバランスを整えることで解消しようとします。

詳しいアーユルヴェーダ の情報は「サバイバル時代の健康術」を読んでみてくださいね。ぼくはこの本でアーユルヴェーダの存在を知りました

 

そして、スリランカにはアーユルヴェーダの治療を行うホテルのような施設が盛りだくさん。

今、スリランカはアユールヴェーダで観光立国として頑張っているみたいですね。

特に、ヨーロッパからの観光客が増えているみたいで、日本からもちらほら健康志向が強い人たちの間で人気になり、アーユルヴェーダ施設に宿泊する人がいるようです。

 

僕はコロンボマラソンで42.195km走った後に、アーユルヴェーダ施設の「ヘリタンスアーユルヴェーダマハゲダラ」に8日間宿泊してきました。

 

 

アーユルヴェーダどんなことを具体的に行うのか??

実際にアーユルヴェーダ施設に宿泊すると、どんな事をするのかちょっと気になりますよね。

 

食事は3食管理してくれる

食事管理が徹底していて、 3食すべてホテルが出したものを食べなければなりません。

ビュッフェ形式になっていますので、好きなものを自由に食べることができますが、メニューはむちゃくちゃ健康的。

野菜、フルーツ、穀物などが中心となり、スリランカのカレーや、スパイスの効いたスープなどなど。

肉や魚が少ないため、タンパク質はあまり摂取できませんでした。

 

例えば、こんな感じのメニューです↓

このアーユルヴェーダ施設で食事を続けていると、むちゃくちゃ痩せますね。

 

僕自身、8日間いただけなのですが、アーユルヴェーダ施設から帰ってきたとは頬がげっそりしてしまい、周囲からは

「あれ、痩せた?」

と言われたことがありました。

ダイエットしたい方は泊まるだけで体重が減るので楽っちゃ楽です笑

 

また、ドーシャに与える影響が書かれたプレートが置かれています。

「自分のピッタを要素をあげるために食べよう」

と、ドーシャのバランスを考えながら食事できるのも魅力ですね。

 

医師の診察で自分のドーシャが判明する

初めてアーユルヴェーダの歯治療を受ける方は、

「自分がどんなドーシャを持っているのか??」

がわからないと思います。

 

アーユルヴェーダ施設に着いた翌日に医師の診察がありますので、そこで自分のドーシャを教えてもらいます。

ぼくは診断の結果、

カパ・ピッタ体質

ということがわかりました。

カパ、ピッタ単体ではなく、この2つの要素を併せ持っていて、どちらかというとカパが強いということです。

医師の問診、脈拍、血圧などを判断材料としてドーシャを判断してもらうことになります。

このドーシャの診断に沿って、薬を処方してくれたり、食事のアドバイスをもらったり、マッサージのメニューを考えてもらいますよ。

 

ひたすらマッサージを受ける

アーユルヴェーダ施設に宿泊すると、

人生で経験したことがないほどのマッサージを受けることになります笑

厳密に「何時から何時まで」という感じで、マッサージのスケジュールが組まれており、毎日スケジュールが書かれた紙が配られることになります。

1日あたり20分ぐらいのマッサージを2~4回受け続けることになります。

もはやこのアーユルヴェーダ施設に泊まることは、

マッサージ合宿に参加している

といっても過言ではないでしょう。

来る日も来る日も寝て起きてはマッサージを受けにいかなければなりません。

 

僕はコロンボマラソンでボロボロになった状態でアーユルヴェーダ施設入りしました。

マッサージで全身、首や肩まで血流良くしてもらいましたので、マラソン後のダメージを大幅に回復できましたね。

 

例えば、こんな感じのスケジュールで日程が進んでいきます↓

Treatment Time
Dr’s Consolation(医師の診察) 10:30
Welcome Treatment(ウェルカムマッサージ) 14:00
Murudu Sharia Abyanga(全身オイルマッサージ) 14:30
Vaktra Abyanga(顔マッサージ) 15:00
Herbal Bath(ハーブ風呂) 15:30
Meditation(瞑想) 18:00

 

薬も処方される

薬も処方してくれます。

 

朝と夜の2回服用するようになっていて、ドクターの診察時に薬を選んでもらうのです。

朝と夜のご飯の時間にキャビネットに薬が準備されるので、それらを服用しなければなりません。

正直苦くてまずい薬ばっかりですが、効果を信じて服用し続けました。

 

ヨガ・瞑想のクラスもある

このようなマッサージ漬けの生活をしていると、

運動しなくなって体がなまってしまうのではないか??

と心配になってくることでしょう。

そんな方にも安心で、実はプログラムに

ヨガや瞑想

が組み込まれていますので、運動できるっちゃできます。

瞑想はひたすら自分の呼吸を観察し、「今」に集中することをひたすら続ける修行のこと。

週に2回瞑想のクラスが開かれます。

 

また、ヨガは朝と晩2回ほぼ毎日開催されていました。

朝のヨガクラスは6時から1時間、夕方のクラスはだいたい18時頃から1時間ぐらい。

僕は人生で初めてヨガをやってみたのですが、

こんなにも苦しく、筋トレのような修行だとは思いませんでした笑

 

また、僕が宿泊したヘリタンスアーユルヴェーダマハゲダラには、一応スポーツジムもついていました。

あまり使われておらず寂しいことになっていましたが、運動できるといえばできますのでご安心ください。

 

 

アーユルヴェーダ施設に8日間泊まってみた感想

そんなこんなの生活を8日間経験してみました。

 

想像以上にハードモードだが健康になれる

毎日マッサージを受け続け、外出しないでホテルに幽閉されることになります。

すべての行いが健康に通じていますので、疲れが取れてハッピーになることは間違いです笑

また、食事も管理してくれますので健康状態が乱れることも起こりえません。

初心者でもヨガ・瞑想などに挑戦できる機会が強制的に設けてくれたのも今となってみるとありがたいです。

 

時間があるので自分と向き合える

アーユルヴェーダのスケジュールは余裕を持って組み立てられています。

その時間に読書をしたり、未来について考えたり、自分と向き合う時間がまとまって取れるのもこのアーユルヴェーダに施設の魅力です。

 

ぼく自身、ホテルの一室のソファーに寝そべり、読書をこれまでかというぐらいさせてもらいました。

「ランニングで疲れが溜まって、なかなか抜けないで体調が優れない・・・・」

という方はスリランカのアーユルヴェーダ施設に行ってみましょう。

ぼくが宿泊した「ヘリタンスアーユルヴェーダマハゲダラ」はBooking.comから予約できます。

こちらのリンクから予約すると2,000円引きになりますので良かったら使ってみてくださいね。

 

それでは!

Ken