冷蔵庫を処分して「冷蔵庫なしの生活」を送ってみようと思う
一人暮らしを始めてからずっと所有してきた冷蔵庫。
冷蔵庫は三種の神器としても有名で、高度経済成長期から日本人の生活を支えてきた電化製品なります。
平成元年に誕生した僕自身も、当然この冷蔵庫にお世話になってきました。
実家暮らし時代はもちろんのこと、一人暮らしを始めてからも当然のように冷蔵庫を所有してきたのです。
もう、空気のように冷蔵庫が存在していましたね。
しかしながら、最近ミニマリズムを実践し始めてから、
自分があまり冷蔵庫を使っていない
という事実に気がつきました。
きっかけは先月、親知らずを抜いた時に自炊ができなくなり、おかゆや弁当などを食べる日々が続いたときのことです。
その名残で、親知らずの痛みが引いた後も、そのような生活が続いていて、
「あれ、俺、冷蔵庫を全く使わないでも生きていける・・・・」
と悟ってしまったのです。
また、それに加えて、
冷蔵庫の音がうるさくて気になり始めました。
ぼくはクソ狭い6畳ぐらいのワンルームに住んでいるので、冷蔵を寝室に置いていました。
そのため、冷蔵庫の音が寝ている間にも
「ブーン」
と一定時間ごとに音がしてしまって、うるさいと感じ始めていました。
若い時は気にならなかったので、もう歳なんでしょうか笑
ということで、
- 冷蔵庫使わなくても生きていける
- 冷蔵庫のノイズ消去
という理由から一旦冷蔵庫を処分し、冷蔵庫なしの生活をしてみることにしました。
冷蔵庫の3つの処分方法
僕が住んでいる東京都では3つの方法で冷蔵庫を処分できるみたいでしたね。
- 販売店に引き取ってもらう
- 家電リサイクルセンターに登録して引き取ってもらう
- 自分で冷蔵庫をリサイクルセンターに持ち込む
僕は数年前に冷蔵庫を購入したので、もはやどこで購入したのか覚えておらず、乗用車も持っていなかったので、2つ目の
家電サイクルセンターに登録して引き取ってもらう
という方法で処分することにしたのです。
今日はこの冷蔵庫の廃棄というかリサイクル方法を紹介しますね。
家電リサイクルセンターで冷蔵庫を処分する方法
家電リサイクルセンター経由で冷蔵庫を廃棄したい方は次のステップを踏むといいですね。
冷蔵庫のスペックを調べる
冷蔵庫を捨てる際にまずやらなければならないのが
冷蔵庫のスペックを調べることです。
実は家電リサイクルセンターでは、
- 冷蔵庫の販売元
- 冷蔵庫の容量
によって、リサイクル回収の値段が異なってきます。
まずは
「自分の冷蔵庫がどれくらい回収費用がかかるのか?と」
をチェックする必要があるんですね。
これらの製造元と容量に関しては、
冷蔵庫の開き扉のラベルに詳細に記載されています。
僕の場合は、このようなラベルが貼ってありました。
会社製造元の会社がハイアールジャパンセールス、容量は111 L であることが判明しました。
家電リサイクルセンターでは次のように回収の費用が決まっています。


つまり、製造元と容量によって料金が異なってくるのですね。
僕の場合はハイアールジャパンセールス、かつ、170 L 以下の冷蔵庫だったので、
- リサイクル料金:3,672円
- 運搬料金:3,100円
で、合計6,772円のリサイクル料金がかかるようでした。
家電リサイクルセンターのサイトで登録する
後はこれらの情報をもとに実際にサイトで登録していきます。
まずはこちらの URL を踏んでみてくださいね。
だいたい回収の依頼の手順は粗大ごみの時と一緒で、申し込みでは
- 個人情報
- 引き取り日
- 冷蔵庫の詳細情報(容量や製造会社)
などを登録してやります。
すると、
廃家電製品の収集申込み完了のお知らせ
というメールが届きますので、そちらに回収の詳細が書いてあります。
電話で時間を確認
引き取り前日になると、冷蔵庫を回収してくれる運搬会社から電話がありました。
僕は前日の午前10時ぐらいに電話があり、
「明日の12~13時に伺いますね」
と言われました。
電話が取れなかったらメールで連絡があるかもしれません。
冷蔵庫を掃除する
あとは冷蔵庫の中身をきれいにしなければなりませんね。
僕の場合、前日から掃除を始めました。
前日に冷蔵庫の電源を切り、冷凍庫・冷蔵庫にこびりついていた氷を溶かしました。
その翌日に冷蔵庫を開けてみると、張り付いていた氷が溶けていたので、水をタオルで吸い取って氷を除去に成功。
後は食べ残していた生姜チューブや味噌などを燃えるゴミに出して掃除。
なんとか回収の1時間前に冷蔵庫の掃除が終わって準備完了です。
冷蔵庫を外に出す
清掃が終わったら冷蔵庫を外に出さなければなりません。
運搬会社の方に頼めば家から外に出してもらえるのですが、追加料金がかかってしまうようです。
いくらかかるか書いていなかったので、自分で家の外に冷蔵庫を出すことにしました。
なかなか冷蔵庫は重く、とてもじゃないですけれども簡単に運べるものではありませんでした。
僕が生み出した運搬方法は回転方式。
底面の頂点の1つだけを地面につくようにし、冷蔵庫を回転させながら移動していくという方法です。
フローリングに傷がついてしまう可能性ありますが楽に移動させられました。
回転方式でうまくいかない時はテコの原理を活用。
膝を支点として、腕と腹で冷蔵庫を手前に引っ張ることで、若干冷蔵庫を地面から浮かすことができます。
浮いたすきにしれっと冷蔵庫を移動させちゃう手法になりますね。
だいたい冷蔵庫の運搬には10分ぐらいかかっていたと思います。
肉体的にも精神的にもきつい作業なので、運搬会社のプロに任せた方がいいですね笑
僕は1Fの住人だったので助かりましたが、エレベーターがない2F以上に住んでいる方は絶対に依頼した方がいいです。
現金で支払い
時間の12時ちょうどぐらいに運搬会社の方が来てくれました。
僕がちょうど冷蔵庫を外に出したタイミングで来てくれましたので助かりましたね。
あとは料金の支払いという手順が残っています。メールには
収集日当日に担当の収集職員に現金でお支払ください 。
お釣りのないようにお願いします。メールにはお釣りがないように用意してください
と書いてあったのですが、僕は手元に細かい札がなく、6,772円に対して10,772円払うことになりそうだったのでちょっと心配でした。
しかし、運搬会社の方に聞いてみると、
「あ、お釣り大丈夫ですよ」
と柔軟に対応してもらったので助かりました。
10,772円払って、4,000円のお釣りをもらいました。
また、その際に領収書とリサイクルチケットを発行してもらいます。
ふう、無事に冷蔵庫を破棄できましたね。
冷蔵庫を捨ててみた感想
まだ冷蔵庫を捨ててから数日しか経っていませんが、
なかなか冷蔵庫がない生活もいいですね。
冷蔵庫の音がうるさくないので、寝ている間の ノイズが少なくなって目覚めが良くなった気がします。
(今のところ笑)
ただ、食事の自由度は失われましたね。
冷蔵保存が必須である納豆や卵、フルーツ、お肉が保存できなくなったので、その日で終わる自炊しかできなくなってしまいました。
今後自炊する時は一人分の食材を買って、あとは健康に良い外食で生活してみようと思っています。
あとは冷蔵庫分のスペースが空いたもいいですよね。
部屋に入った時に圧迫感がなく、気持ちがスーッとして幸福度が上がったような気がします。
このように、世間の常識から持たないといけないんじゃないかと思っていた冷蔵庫ですが、別になくても大丈夫。
全然生活していけることがわかってきました。
僕の祖母にも聞いてみたところ、
祖母の時代には冷蔵庫が存在していなかったらしいです。
まだ人類の歴史では冷蔵庫がない時代の方が多いので、冷蔵庫なんか別になくてもいいに決まってます。
冷蔵庫を所持している方は、
なぜ、自分は冷蔵庫を持っているのか??
を考えてもいいんじゃないかなと思うようになりました。
冷蔵庫なしの生活を続けてみて、冷蔵庫が必要だったら小さい冷蔵庫を導入、もしくはクーラーボックスで生き延びてみたいと思います。
それでは!
Ken