Premiere Proで動画編集するなら「セーフマージン」機能がおすすめ。
「セーフマージン」とはAdobeによると、
テレビや放送用モニタなどの画面上で、正しく表示される領域を示す目安
のこと。
テレビでは、外側の映像を切り捨て、中央を拡大する伝統になっています。
したがって、動画制作では
端っこに重要なものを映らないようにする
のが鉄則なんですね。
そこで「セーフマージン」の登場です。
Premirere Proにおけるセーフマージンの使い方
プレビュー画面で右クリック。
「セーフマージン」をクリックすると、プレビュー画面に「セーフマージン」と呼ばれる「枠」が表示されますね。
この枠は編集時だけに見える枠。
動画を書き出した時には表示されないのでご安心ください。
押さえておきたいセーフマージンの2種類
よーくみると、セーフマージンには2つ枠がありますね?
それは
- アクションセーフマージン
- タイトルセーフマージン
の2つ。
タイトルセーフマージンは、
文字情報をこの枠内に収めなきゃいけないよ
というガイド。
例えばテロップを付けるならばこの内側に入れておきたいところです。
一方、アクションマージンは、テキスト以外の重要なアクションが対象。
動画内の動きはアクションマージンの内側に入れようぜ
というもの。
これらのルールさえ守れば、自分の動画がテレビで取り上げられても切れずに済みますね。
デフォルト設定では、次のようにセーフマージンの大きさが設定されています。
- アクションセーフマージン:縦横幅の10%
- タイトルセーフマージン:縦横幅の20%
セーフマージンの大きさを調整
そして、セーフマージンの大きさも調整できます。
ファイル>プロジェクト設定
と進んで
「一般」をみます。
下に
アクションおよびタイトルセーフエリア
があるので、こちらのパーセンテージをいじりますよ。
依頼主からセーフマージンを指定された場合、こちらで設定し直しましょう。
Premiere Proのセーフマージンを表示して動画編集しよう
以上、Premiere Proのセーフマージンの使い方でした。
「セーフマージン表示とか面倒くせえええええ、テレビでねー」
と思うかもしれません。
しかし、個人的にはセーフマージンのありがたさはテレビ用だけではありません。
「中心線」が地味にありがたいです。
タイトルセーフマージンに中点がちょこんとはいっています。
画面の中点を意識すれば、オブジェクトを適切に配置できるでしょう。
己の美意識をあてにせず、客観的に中心を把握できるのです。
Premiere Proでは便利なことに、ツークリックでセーフマージンを表示できます。
是非活用してみてください。
それでは!
Ken
【参考記事】

