Premiere Proのショートカットキー、カスタマイズできるってよ
Premiere Proではショートカットキーが「時短」に繋がります。
デフォルトのショートカットキーを素直に覚えるのも1つの手ですが、Premiere Proには、なんと、
ショートカットキーをカスタマイズできる機能が備わっているのです。
その名も、
キーボードショートカット。
Premiere Pro キーボードショートカットキーの設定方法
上メニューから
Premiere Pro>キーボードショートカット
を選びましょう。
もしくはショートカットキー「option + command + K」でもOK。
以下のウィンドウが出れば準備完了です。
プリセットをカスタマイズする
まずはプリセットを選択。
「カスタマイズ」を選ぶと、オリジナルのショートキーを作れます。
コマンドを探す
割り当てたいコマンドを探しましょう。
左下の検索窓でキーワードを打ち込みます。
ここには「ありとあらゆるコマンド」が収録されていまして、例えば、
- ボイスオーバー録音
- ボリュームの微調整
- 長方形ツール
といった動作が入っています。
ショートカットの割り当て
今度はショートカットの欄でワンクリック。
黒い長方形が青い選択状態になるでしょう。
その状態で割り当てたいショートカットを発動。
例えば「ギャップを詰める」に「Shift + delete」のショートカットキーを割り当てるとします。
黒い長方形が選択状態で、お手元のキーボードで
Shift + Delete
を押せば完了。
これで「Shift + Delete」が新ショートカットキーとして登録されました。
すでにショートカットキーが登録済みだったら、次の注意書きが出てくるでしょう。
〇〇は他のアプリケーションコマンドを△で既に使われています
と。
その場合、新ショートカットキーが元ショートカットキーを乗っ取ります。
デフォルト設定されていたショートカットはそれ以降は使えません。
新ショートカットをお気に入りショートカットと被らせない配慮は必要ですね。
ショートカットキーを保存
設定が終わったらショートカットキーのパターンを保存。
プリセットを「別名で保存」すると、プリセットを保存できます。
プリセットの読み込み・書き出し
Premiere Proがすごいのはここから。
なんと、ショートカットキーを第三者と共有できるのです。
これが意味するのは、
- 自分のショートカットキーをプレゼントできる
- 自分のショートカットキーを持ち運べる(別のパソコンでも使える)
- イケてるクリエイターのショートカットキーを輸入できる
ということ。
ショートカットキーのデータはどんなデータ?
プリセットを保存した段階で、ショートカットキーのデータが保存されます。
ショートカットキーデータの拡張子は
.kys
です。
例えば「mykey」という名で保存したら、
mykey.kys
というファイルが誕生します。
このファイルを他人に送ったり、他人のkysファイルを読み込めば、カスタムショートカットキーを共有できます。
ショートカットキーを読み込む
なるほど、プリセットを保存したら「.kys」が誕生すると判明しました。
それでは一体、このファイルは「どこに」誕生したのでしょうか?
実は「ある特定の保存場所」にちゃんと生まれています。
Macならば、
書類 > Adobe > Premiere Pro > 14.0 > Profile-Username > Mac
です。
ちなみにWindowsならば、
Documents\Adobe\Premiere Pro\14.0\Profile-Username\Win
にあるはず。
この保存場所から、ショートカットキーのファイルを取り出せばいいわけです。
他人に与えたり、ショートカットキーの設定を持ち運べたりします。
一方で、逆も然り。
他人のショートカットキーファイル「kys」を、ここに設置すれば、他人のショートカットキーを使えます。
この保存場所でショートカットキーファイル(.kys)を出し入れすればいいのです。
この神レベル的に便利なキーボードショートカットは、
他Adobeソフトでも使えます。
例えば、IllustratorやPhotoshop、After Effectsでも同様の「キーボードショートカット」が用意されているのです。
ただし、Premiere Proとは呼び出し方法が異なり、
上メニューの「編集」から「キーボードショートカット」を選びますけどね。
Premiere Proに限らず、ショートカットをカスタマイズすることは、作業効率化に繋がります。
Adobe使いの方は、キーボードショートカット機能を活用してみてください。
それでは!
Ken