日本語教育能力検定試験は、合否判断が下される検定試験です。
それゆえ、一度合格したものには受験理由がありません。
しかしながら、です。
年に一度、あの「6時間にも及ぶ苦しみに満ちたテスト」に参加することは、合否以上にも意味があります。
言うならば「腕試し」自己に課す「試練」でもあります。
自分の日本語教育能力を可視化するいい機会となるのは間違いありません。
わたし自身、無事に日本語教育能力検定試験に合格できましたが、もう一度、毎年の儀式として、受験したくなってきました。
そこで、テスト主催の日本国際教育機構に電話で問い合わせてみました。
結論いうと、
ずばり、
できます。
特に、受験制限を設けていないため、1回合格していようが、100回合格していようが再受験できるようです。
ただし、日本語教育能力検定試験は絶対評価ではなく「相対評価」。
その年度の難易度によって合格ラインが決まります。
この性質を考慮すると、あまりに多くの合格者が再受験すると、平均点が上がる恐れが出てきます。
その結果、合格ラインが上昇することで、未合格の受験者が不利益を被ります。
そこで、この影響について問い合わせたところ、次の回答をいただきました。
年度によって合格者数を調整しているので、問題ありません。
うん、まあ、大丈夫なんでしょう。
というわけで、日本語教育能力検定試験の再受験は合格者もクソウェルカムでした。
が、しかしです。
1つだけ残念なことがございます。
それは、
合格者の正式スコアは弾き出されないことです。
合格すると、自分が何点取れたかわかりません。
不合格にならない限り、詳細なスコアは知り得ないのです。
ただし、正式の合格速報を参考にすれば「記述問題以外」の自己採点は可能です。
それゆえ、自分の中でスコアを知れますが、世間に自己スコアをアピールすることは叶いません。
というわけで、日本語教育能力検定試験に合格していようが、何点取ろうが、大丈夫。
あの苦しみをもう一度味わいたい方は合格しても再申し込みしましょう。
それでは!
Ken