運転免許証をうっかり失効させてから、早3年。
当時リフレッシュしたはずの運転免許証も役目を終え、期限がごくわずかになりました。
只今居住中の都道府県は非常に良心的でした。
期限前3ヶ月に「更新のお知らせの通知」のハガキを居住所に送付してくれたのです。
そのためあってか、今回はうっかり免許を失効させず、無事に期限内に運転免許証を更新できました。
さて、前回は「期限後6ヶ月以内の運転免許証の更新」でしたが、今回は「期限内の更新者」として更新してきましたので、異なる立場前回経験しました。
運転免許を期限内に更新する5つのメリット
そこで本記事では、その実体験より見えてきた「期限内に免許証を更新するメリット」を紹介します。
住民票が必要ない
まず、住民票がいらない点が最も顕著でした。
免許更新前に市区町村庁に出向いたり、マイナンバーの電子証明書を活用して自動販売機で住民票を発行する必要はありません。
前回の経験からてっきり、
運転免許証の更新には住民票はマスト
と思わされていたので、これは嬉しい、まさかでしたね。
期限内に免許を更新するだけで金も時間も節約できます。
写真を自分で用意しなくていい
そして、期限内に免許更新するならば、
自前で写真を用意しなくても大丈夫。
運転免許証を失効してしまった場合は、
縦 3 cm × 横 2.4 cm の写真
を1枚用意せねばなりませんでした(概算費用 700円)。
そのため、免許の期限を切らすと、免許証の写真撮影に特化した写真屋で写真を自費で撮影しなければならず、700円を失った上に、写真の現像を待つ時間も生じていました。
しかも、ここで撮影した自前の写真は、申請書に貼る写真であり、免許証の写真ではありません。
以後3年間は残る重要な免許の写真は、免許の試験場の場内で撮影するのです。
その点、期限内更新ならば、免許証の写真だけでよく、しかも警察側が「無料」で、というか、おそらく香辛料にインクルードして徴収してくれます。
更新者が自ら写真費用を捻出する必要はありません。
場所の自由が得られる
それから場所ですね。
免許が失効すると、失効者の対応ができる、ある意味特殊な免許試験場に出向かなければなりません。
東京の場合、以下の3つの免許試験場に限られます。
つまり、免許が失効してしまうと「場所の自由」が奪われるんですね。
一方、期限内の免許更新ならば、都道府県内のどの警察署でも更新してもらえます。
圧倒的に自由度が違います。
更新手数料が安い
そして、更新手数料も安いです。
6ヶ月以内の執行ならば、
- 更新手数料 3950円
- 一般講習料 800円
でした。
一方、期限内の更新ならば一般運転者の場合で、
- 更新手数料 2500円
- 更新手数料 800円
で合計3300円。
失効する場合と比較して、差し引き「1350円」安く済むのです。
しかも、この計算は失効復活手続きに必要な「写真(700円)」と「住民票(200~300円)」を度外視した結果ですからね。
期限内の免許更新でも免れなかった1つの苦行
以上のように、
期限内の免許更新にはメリットしかありません。
持参するアイテムが少なく、場所の自由もあり、そして更新手数料が安い、と。
ただし、1つだけ、期限内更新と失効(6ヶ月以内)で同じ苦しみが待っていたのです。
それは、
60分におよぶ講習
です。
今回私がお世話になった警察署では「30分ワンクール」で講習が催されており、一般運転者のわたしは「2クール」、つまり、1時間の講習を受けてきました。
3年間、一度も運転しなかった「超優良ドライバー」だったのにもかかわらず、優良運転者ではないのです。
優良運転手ならば「30分講習」で終われるので、講習時間という観点において一般か優良の区分けは大きな意味を持っています。
それでは、なぜわたしは無事故・無違反にもかかわらず、優良ドライバーになれなかったのでしょうか。
その理由は「優良運転者になる条件」にありました。
じつは優良運転者になるためには、
「5年以上無事故・無違反」になる必要があり、わたしが3年前にやらかした「運転免許証の失効」は違反の一種とみなされたのです。
一度免許を失効してしまうと、そこから5年以上、つまり免許書更新サイクルが3年ということを考慮すれば、2サイクル、換言すれば「6年」たたなければ優良ドライバーになれないのです。
もし、次回の更新3年後、わたしが自動車を一度も運転せず無事故無違反、かつ、期限内にしっかりと更新すれば優良ドライバーとしてもてなされ、たった30分の講習を受けて帰還できる可能性はあるわけですよ。
運転免許、持っている意味あるのか?
ただ、今回、60分の運転講習を受けいる中で、ふと、次のような考えが頭をよぎりました。
自分に運転免許は必要なのだろうか
ということ。
免許取得から10年以上が経過し、今回の免許更新の3年間では一度もハンドルを握らなかった「ゴーストドライバー」です。
自家用車は持っていないことに加え、いきなり自動車をレンタルして運転する勇気ももはやありません。
となると、運転免許証を持っている意義を問いただしたくなるのは自然の流れ。
運転能力が低下した高齢者と同じく、ゴーストドライバーのわたしも免許を自主返納した方でいいのではないか、と。
そのほうが世のため、人のため、そして自分のためにもなることは明白です。
ただし、わたしの今の免許は学生時代に両親の庇護のもと取得させてもらった、いわば貰い物のような免許です。
免許自主返納、という決断はまだまだ決めかねます。
審判の時は今から3年後、おそらく優良ドライバーとして更新を迎える時です。
その時、わたしは免許証を自主返上するのか?
それとも、何食わぬ顔でゴースト優良ドライバーとして生き続けるのか?
今から自分の将来の決断が楽しみでもあります。
というわけで、少々脱線しましたが、期限内の免許更新はメリットしかありません。
くれぐれもお忘れなく更新してくださいね。
それでは!
Ken