動画の音質にこだわり始めて導入したのが「MDR-CD900ST」です。
MDR-CD900STは業界標準のモニターヘッドフォンということもあり、味付けされてない音声を自らの耳せで聞くことができます。
音楽製作者のみならず、動画制作する方もできれば標準装備しておきたいところです。
そんなMDR-CD900STには「耳が痛くなる」という問題がございまして、たまらずフカフカのイヤーパッド「stPad2-LR」を導入しました。

しかし、もう1つばかり、パソコンで利用するためにやらねばならないことがありました。
それは
プラグ規格の変換です。
オーディオ機器に使われるイヤホン端子の通称(フォーンプラグ)には次の規格が用意されています。
- 6.5 mm
- 4.4 mm
- 3.5 mm
- 2.5 mm
パソコンやスマートフォン、オーディオプレイヤー、つまり「音を消費する方」が使うのは「3.5 mm」という規格です。
これは通称「ミニ」と呼ばれているものです。わたしが保有しているMacBook Pro 15 インチについているイヤホン端子も3.5 mmのものでした。
一方、音楽制作側で使われているのは「標準プラグ」と呼ばれるもの 6.5 mmのプラグです。
音楽製作者による利用が想定されている「MDR-CD900ST」でも、もちろん6.5 mm の標準プラグが採用されています。
つまりは、スマホやパソコンのイヤホン端子よりも少しばかりでかいのです。
一方、パソコンでは「3.5 mm」のミニプラグが採用されています。
パソコンでMDR-CD900STを使うためには、
6.5 mm から3.5 mmに変換せねばなりません。
「う、わ、またアダプタ噛ませるのかよ」
と不安が頭をよぎったかもしれませんが、ご安心ください。
今回変換で使うアダプターはものすごくさりげないものです。
アダプターの存在を忘れてしまうほど、さりげない変換プラグなので、1度導入してしまえばアダプター経由でヘッドフォンを接続していることなど忘れてしまうほど。
ちなみにわたしはELPAの「PA-106」という変換プラグを導入しました。
ズバリ、メス側の端子6.3mmの標準プラグから、オス側の3.5 mm のミニプラグに変換できる代物です。
この変換プラグをMDR-CD900STの標準プラグ側に差し込み被せ、その逆側にあたるオス側を3.5 mm の端子をパソコンにさせばいいのです。
ちなみに、MacBook Proにこの変換プラグ経由で接続するとこんな感じ。
うん、ちゃんと聞こえてきますね。
ただし、注意点としては、しっかり奥まで変換プラグをかませる、ということ。
中途半端にさすと、MDR-CD900STの片側からしか聞こえてこない不具合が出てしまいます。
変換プラグを用いてMDR-CD900STを使う時は、挿し具合に妥協してはいけません。
しっかりと奥まで入ったことを確認し、その状態でパソコンに接続してみてください。
この変換プラグさえあればMDR-CD900STを3.5 mm のオーディオ機器(パソコンやスマホ)に接続できるはず。
もちろん、変換プラグなしなら、6.5 mm の標準プラグに対応したオーディオインターフェイスにも接続できます。
動画編集で音にこだわりたくMDR-CD900STを導入した方は、PCで利用する予定ならば変換プラグも合わせて導入くださいませ。
それでは!
Ken
【参考記事】