MacのPagesで文章を作成していると、

ルビ(ふりがな)を振りたくなる時もあります。

例えば、次のような通り。

夏目漱石なつめそうせき

利用するシチュエーションとしては、一般人が読めないであろう固有名詞や難読漢字を文中に登場させる文章です。

また、常識とは異なる読み方で漢字を読者に読ませたい時にもルビが大活躍。

ありがたいことにPagesにもルビ機能が実装されているのです。

 

MacのPagesでルビを振る方法(縦書きにも対応)

ここではその「Pagesのルビの振り方」を紹介します。

 

文字を選択状態にする

ルビを振りたい文字を選択状態に。

マウスのカーソルをグイッと動かしながら左クリックで選択状態にします。

 

コントロールキーを押しながらクリック

その状態でコントロールキーを押しながら選択状態になった文字を左でワンクリック。

Image from Gyazo

注意点は、Macのコマンドキーではなくコントロールキーだという点です。

ウインドウズの癖でコマンドキーを押さぬよう気をつけましょう。

 

ルビをふる

いくつかメニューでできますので、その中から今回は「ふりがな」を選択。

すると、ルビ専用ウィンドウが登場。

ここではありがたいことにMacが自動で漢字の読み方を推測してくれます。

我々はその読み方を選ぶだけでいいのです。

パターンとしては3つ。

  • 平仮名
  • カタカナ
  • ローマ字

 

カスタマイズもOK

ただ、時として、ひらがな、カタカナ、ローマ字以外のルビを振りたい時もあるでしょう。

例えば、日本語をあえて英語読みさせる文書表現。

戦闘バトル

そういった場合、先程のルビ専用ウインドウの上に設置されたウインドウでオリジナルのルビを入力すると、その通りのルビを設定できます。
Image from Gyazo
ただし、です。

オリジナルのルビを振る際には文字の量に対して長すぎるルビを振らぬようにご注意ください。

文字量に対して長すぎるルビをふると、ルビのスペースが異様に大きくなる現象が発生します。

残念ながらPagesのルビ機能では「ルビのサイズ」が変更できませんから違和感を隠せません。

 

ルビを変更・削除する

時には、せっかく生み出したルビを変更・削除したい時もありますよね。

そういう時もPagesならば安心です。

ルビをふった文字を左1クリックすると、ルビ専用ウィンウがでてきます。

そちらでルビを変更するか、

Image from Gyazo

もしくは、下の「ふりがなを削除する」を選べば、ルビを削除できます。

Image from Gyazo

はい、以上が、基本的なPagesのルビ機能の使い方でした。

今回は横書きの文章を例に取りましたが、もちろん、縦書きでもルビ機能は動きました。

じゃんじゃん使ってきましょう。

 

電子書籍EPUBファイルではPagesのルビはどうなる?

さて、ここまではPagesで機能するルビの振り方でした。

が、電子書籍出版社として気になるのは、

Pagesの文章をEPUBで書き出した場合のルビの変化です。

Pagesで表示された通りにEPUBでも形式が保持されるのでしょうか。

 

試しに横書き・縦書きの文章でEPUBにて書き出し、Kindle Previewer 3で表示をチェック。

はい、横書きも、

縦書きも、

しっかりとPagesで設定した通りのルビが表示されているではありませんか。

 

以上のようにPagesのルビ・ふりがな機能はすこぶる便利。

活躍のフィールドはPagesの文章上だけではなく、電子書籍のEPUB形式で書き出しても保持されます。

ぜひ難解な文章を作成する際にご活用ください。

 

それでは!

Ken

 

【参考記事】