つまらない映画だったら途中退出する??

 

先日『風の電話』を1900円払って鑑賞し始めたのですが、無念の途中退室。

ワンカットが長すぎたのがまず1点。

それに加え、役者の自然体に任せすぎた演技が多く、テンポも悪いのが2点目。

そして、ストーリーの各所にみどころがありません。

開始5分で嫌な予感はしましたが、いくら待っても転調せず、開始50分で退室しました。

 

映画が怖いところは、鑑賞するまで楽しいかわからないことです。

映画館にいったら(自分にとって)ハズレだった

という事件はたまに起きるでしょう。

 

個人的には、

上映途中でも退出するべきだ

と考えます。つまらない映画を見続けていると、支払ったお金の損失に加えて、

自分の時間

という「お金よりも大事な資源」まで失いますからね。

鑑賞料金は脇に置いておいて「時間」を救うべきなのです。

 

なぜこう思うようになったのでしょうか?

『インベスターZ(二)』の影響を受けているかもしれません。

この漫画では、

映画の途中退室のエピソードが描かれています。

 

投資部では毎年新入生に「あるテスト」をおこないます。

つまらない映画を途中退室できるか?

です。

 

つまらない映画を途中退室できるやつほど、投資において損切りが早くできる

と言われていました。

インベスターZ第2巻(KIndle版 位置No.61)より

主人公の財前は「開始21分」で出てきたようです。

一方、部長の神代は16分。

ちなみに、「渡辺」という先輩は86分かかったようですね。

わたしは「50分」でしたので、

神代 > 財前 > わたし > 渡辺

という位置付けです。

 

映画館から途中退室することは大事です。

1度払ったお金は取り戻せませんが「時間」は救えるのです。

 

それでも、途中退出が惜しい方は、次のように考えるといいですよ。

それは、

嫌いな苦手な映画タイプがわかった

という収穫があった、と。

苦手タイプを知るためには、苦手な映画を見るしかありません。

それをお金を払って知れたのは大きいですよね。

 

わたしの場合、

ドキュメンタリー映画をつまらないと感じる

とわかってきました。

ドキュメンタリーでは、現存の人物や出来事を描くので、ストーリーがありません。

描写もインタビュー形式になり、長いカットになりやすいです。

わたしは映画館にストーリーを求めているので、ドキュメンタリーは退屈に思えるのです。

今回の『風の電話』では、ワンカットのシーンが長く、役者の自然体に任せることが多かったので、描写がドキュメンタリーに近かったのでしょう。

 

途中退室したのは金銭的には痛いですが、

つまらない映画を見続けて「時間」を失うよりマシ。

しかも、苦手タイプが判明した、というおまけ付きですからね。

つまらない映画をチョイスしてしまったら途中退室しましょう。

 

それでは!

Ken