Kindle出版で何がめんどいって「表紙」だよ

Kindle出版で作らないといけないのが、

表紙(カバー)

ですよね。

本の顔となる重要なパーツ。

カバーがイケてないと手に取ってもらうきっかけさえ与えられず、Amazonショッピングモールの闇に葬りされることになります。

 

それじゃあ、Kindle出版用の表紙はどういうものなのでしょうか?

こちらのAmazonの公式ページによると、次のような条件が提示されています↓

ファイルの種類 JPEG (JPEG/JPG)
寸法 2,560 x 1,600 ピクセル
ファイルサイズ 50 MB 未満
カラーモード RGB
解像度  72 ドット/インチ (dpi) 以上

 

 

ふむふむ、なるほどね。

 

サイズとか、カラーモードとか、解像度とか、それなりに縛りがありますね。

あまりにも縛りが多いので、毎回条件を設定するのは面倒くさいのが本音のところ。

そこで使いたいのが、

Illustrator のテンプレート機能です。

KDP出版に必要な設定を毎回する必要がなく、一瞬で表紙用のファイルを作れるでしょう。

 

Kindle出版(KDP)用表紙のテンプレート作り方

それじゃあ、イラストレーターを使ったテンプレートの作り方を紹介します。

 

ファイル新規作成

まずはファイルを作っていきましょう。

サイズ、向き、カラーモード、解像度などを下表のように設定してみてください。

ファイルの種類 JPEG (JPEG/JPG)
寸法 2,560 x 1,600 ピクセル
ファイルサイズ 50 MB 未満
カラーモード RGB
解像度  72 ドット/インチ (dpi) 以上

設定が終わったら、

KDP Cover. ai

などのように、イラストレーターで使える.aiという拡張子で保存しましょう。

 

テンプレートに追加する

さっき保存したIllustratorのファイルを「テンプレート(無地)」というフォルダに格納。

このフォルダに保存しておけば、2回目以降も同じ条件でファイルを作れるようになりますよ。

が、しかし、です。

直接「テンプレート(無地)」というフォルダに保存すると、Macユーザーならば

イラストレーションを保存できません。必要なアクセス権がありません。

というエラーが出るかもしれませんね。

そういった時は段階を踏んで保存すると良いでしょう。

 

まずはイラストレーターの.aiファイルをデスクトップなどに保存。

その状態でテンプレートを無地のフォルダにドラッグ&ドロップしてみます。

すると、認証ウィンドウが出てくるので「認証」としてやればOKです。

これで無事にアクセス権を認証して保存できましたね。

 

テンプレートを使う

あとはテンプレートを使うだけ。

保存したテンプレートを使ってKDPの表紙を作ってみましょう。

先程と同じく、イラストレーターで「新規作成」して、「詳細設定」へ。

そこの左下に「テンプレート」というボタンがありませんか?

そこをクリック。

 

すると、

テンプレート(無地)

というフォルダが開くと思います。

そこでさっき保存した

KDP Cover.ai

というファイルを探してみましょう。

それをクリックすると、新規ファイルだがしかし、KDPカバー用のファイルを瞬時に作れるではありませんか。

いやあ、コレは便利。

 

こんな感じ、イラストレーターのテンプレート機能を使えばKDP表紙用のファイルを毎回同じ条件で作れちゃいます。

若干ではありますが、電子書籍制作の手間が省けますね。

ぜひ試してみてください。

 

それでは!

Lin