先日、1年ぶりに漢字検定2級を受験してきました。

1年前は思わぬ障壁に阻まれ惨敗し、141点で着地。

 

しかし、今回の再挑戦ではリベンジ合格を果たしました。

約9割の正答率の173点で合格できたのです。

 

 

 

 

【漢検2級】最強のあまのじゃく勉強法

ここではそんなわたしの学習方法を紹介します。

 

わたしの勉強方法は次のようなものでした。

それは、

圧倒的に、天邪鬼的に、

誰もが軽んじる「サブ問題」に力を注ぐ方法でした。

一見すると、漢字検定2級のポイントは、多くの問題を占める「読み」「書き」と思いがちです。

しかし、今回わたしは「読み」「書き」はノータッチで挑みました。

 

その一方、

  • 四字熟語
  • 部首
  • 熟語の構成

といったサブセクションのみ学習しました。

具体的にいうと、公式過去問題を徹底的に分析し、出題傾向を割り出したのです。

その結果、自作の電子書籍4冊、

  • 完全でる順 漢検2級 四字熟語帳
  • 完全でる順 漢検2級 部首ドリル
  • 漢検2級 四字熟語 完全攻略ドリル
  • 完全でる順 漢字検定2級 熟語の構成 満点ドリル

を制作し、本番前もこれらのテキストで学習しました。

すると、どうでしょうか。

年度を遡れば遡るほど、ある一定サイクルで同じ問題が出題されていると気つきました。

これらのデータを「でる順」に並び替え、それらの問題を集中的に取り組みました。

その結果、苦手意識を持たれがちな「四字熟語」「部首」「熟語の構成」でほぼ満点を獲得できたのです。

 

正答率レーダーチャートをみても、他の合格者とは得点構成が異なることが伺えます。

他合格者がとれないセクションで高得点を示し、逆に、安定しているはずの「書き取り」ではへこむレーダーチャートになりました。

 

 

なぜこのあまのじゃく戦略を採用したのでしょうか。

なぜならそれは、

サブ問題の知識は日常では決して身につけられないからです。

サブセクションで得点するためには必ず学習せねばなりません。四字熟語、部首、熟語の構成を日々活用しながら生きている人なんてそうそういませんからね。

 

しかも、これらのサブ問題の配点は低くありません。

四字熟語問題は「読み」「書き」で合計30点。

部首問題は10点、熟語の構成は20点つけられています。

これら3問題で合計「50点」です。

 

ご存知の通り、2級の合格ラインは80パーセントの正答率です。

満点は200点ですので、単純計算160点が必要になるわけで、160点を取るためには40点しかミスれませせん。

つまり、これらの3つのサブセクションをノータッチで挑むと、この時点で不合格です。

 

それゆえ、次のようにも言えます。

漢字検定2級はサブセクション(四字熟語、部首、熟語の構成)を攻略しない限り合格できない試験なのです。

これが2級合格率が「20パーセント台」と低く出ている要因だと考えます。

 

情けないことに、わたしは2級の1回目の受験で、このカラクリに気づきませんでした。

あまりにもうぶすぎて、公式の『ステップ』を最初から解き始め、ステップ25まで進みました。

といっても、肝心の「部首」や「四字熟語」はステップせずにスキップ。あまりにもわからないので見ぬふりをして先に進んでいました。

そして、公式過去問題集にはほぼノータッチ。直前に1回チラ見だけで本番を迎えたのです。

今考えると、このように問題の配点構造を分析せぬまま闇雲に学習してしまっては不合格になるのは当然の流れです。

 

この失敗が、漢字検定のカラクリに気が付き、それを基に学習戦略を立て直すきっかけになりました。

わたしと同じく2級に不合格になった方は、次の受験ではあえて、

メインディッシュ「読み」「書き」は脇に置いて、誰もが見向きもしない「サブ問題」に時間を投下し、徹底攻略してみましょう。

 

それでは!

Ken