海外に長期滞在するなら海外転出届??
海外に留学か、駐在か、放浪かで国外に1年以上住む場合、
海外転出届
を出せます。
日本から住民票を抜いて、海外に住んでいる状態にできる魔法のような書類。
海外転出届を提出すると、日本居住者ではなくなるので、
- 住民税
- 国民健康保険
- 年金
を払う必要がなくなるのです。
これが海外に移住する1つのメリットでもあります。
ただし、海外に転出してしまうと、マイナンバーカードが失効し、電子確定申告ができなくなるデメリットも付いてますけどね。
海外転出届を提出する黄金のタイミング
それでは、いつごろ海外転出届を提出して海外に飛び出すべきなんでしょうか??
実は海外に転出することは、
タイミングがものすごく大事になってきます。
それは次の2つのポイントですね。
1月1日より前に海外に転出する
1つ目のポイントは、1月1日より前に海外転出届を提出することです。
別の言い方をすれば、
1月1日を跨がないようにする
ということですね。
なぜなら、
住民税の支払いの有無が1月1日に決定するからです。
住民税のルールは、1月1日に住民票を置いている市区町村と都道府県に、昨年1~12月の課税所得の10%を支払うことになります。
例えば、東京都の場合は次のように書いてありました ↓
1月1日現在都内に住所がある方が課税の対象で、各区市町村が都民税と区市町村民税とをあわせて徴収します。
1月1日より前に、住民票を抜いて海外に転出すれば、翌年の住民税は払わなくていいことになります。
海外に飛び出すなら新年の1月ではなく、年末の12月に飛び立った方がいいですね。
月末の直前
また、住民票の有無に影響されるのは住民税以外に、
- 国民健康保険
- 国民年金
があります。
これら2つは住民票を抜いたら払う必要がなくなりますが、大事なのはその住民票を抜くタイミングです。
ベストなのはずばり、
月末の直前ですね。
なぜなら、両者ともに当月の料金の支払いは月末に確定するからです。
例えば、8月29日に海外転出する場合、当月の8月1日〜29日までの利用料は無料になります。
なぜなら、8月分の料金の支払い確定は月末になるからです。
月末をまたいだら、その当月の料金の支払いが必要になってくるのです。
いわば、後払いのようなシステムを採用しています。
つまり、月末に住民票を入れていなければ、海外に渡航する当月の料金は支払う必要がなくなるのです。
「出発は月初め?月終わり?」
とタイミングに悩んでいる方は、
月終わり直前に渡航した方がいいでしょう。
海外転出届はタイミングが大事
以上、まとめると、
海外転出届を提出して住民票を抜くベストタイミングは、
12月30日
になりますね。
なぜなら、
- 1月1日より前
- 月末の直前
という2つの条件を満たしているからです。
まあ、それ以外にも1月1日を跨がない月末ならなんでもよく、
10月29日とか11月29日とかなんでも構いません。
海外に思い切って転出する方は、せっかくなのでお得に税金や保険料を節約できるタイミングを見計らっていきましょう。
それでは!
Lin