HSKKは、
汉语水平口试考试(hànyǔ shuǐpíng kǒushì kǎoshì)
の略で別名「HSK口頭試験」「HSK口試」と呼ばれます。
先日、HSKK(初級)を受験し、100点満点中78点で合格で帰還を果たしました。
口頭試験「HSKK口試 初級」の勉強方法
今日はそんなわたしの対策を紹介します。
勉強時間はどれくらい?
勉強時間はわずか1週間。
HSKK(初級)と同じ日程でHSK4級に申し込んでしまい、1週間で2つのHSKを突破せねばなりませんでした。
しかも、2020年11〜12月は調子に乗っていました。
検定試験に申し込みすぎ、週1で試験を受けなければならなかった、事情もあります。
ただ、わたしの例に限らず、HSKKとHSKのダブル受験を考えている方は多いのではないでしょうか。
両者は同日程で主催されますからね。
口頭試験にガッツリ時間をさける方は思いの外少ないかもしれません。
使ったテキスト
今回使ったのは『中国語検定HSK公式過去問集 口試』。
初級から中級、高級に対応している公式問題集です。
本試験の流れ、出題内容、問題を5セット収録。
正直、値は張りますが、この1冊を購入すればノープロブレム。
初級だけではなく、中級・高級まで対策できるポテンシャルを持っています。
詳しくは「HSKK口試対策でおすすめのテキスト」を参考にどうぞ。

勉強方法
学習時間が足りず、このテキストとともに合格への最短ルートを辿りました。
本番形式を学び、現場の想像を膨らませ、本番形式に慣れることに専念。
全問題形式を体験するため、5回分のうち、第1回分を音声と共に挑戦しました。
念入りに準備したのが「冒頭の紹介録音」です。
HSKKでは、第1部の試験開始前に、自己紹介パートが用意されています。
直接配点には関係ありませんが、全やりとりが中国語でおこなわれるので、テスト前に準備しておくといいでしょう。
個人情報の録音のパートでは、
- 名前を名乗る
- 国籍を名乗る
- 受験番号を名乗る
といった3名乗りが要求され、これ自体もレコーダーに吹き込んでいきます。
テスト中に冷静でいたいならば、この個人情報の準備が大事です。
特にわたしがやっておいて正解と感じたのが、3つ目の受験番号の名乗り。
HSKの受験番号は「考生序号」という正式名称ですが、自己紹介では略して「序号(xùhào)」を使います。
準備前、恥ずかしながら「序号」のピンインを知りませんでしたので、事前の準備が功を奏しました。
ぶっつけ本番だったら、適当に読むしかありませんでしたからね。
このように、実際の公式問題集を活用して、
- 実際のテスト形式への慣れ
- 冒頭の自己紹介パートの準備
で無事に合格できました。
わたしと同じく、スピーキングテストでだけではなく、筆記試験も同日程で受験される方は、以上のようなスピード対策がおすすめです。
それでは!
Ken