HSK5級でリスニングは日本人には「鍵」となるセクションです。

なぜなら、リーディング・ライティング力が世界規模で比較的最強ですからね。

「リスニングさえ」攻略できれば高スコアがみえてきます。

 

HSK5級リスニングで注意すべきは第2部の31問目以降

ただ、HSK5級のリスニング問題では、注意すべきパートが1つございます。

それは、

第2部の31問目以降

です。

第1部、第2部第30問までは「1音源につき1設問」というペースで進行します。

しかも、ここまでの問題は対話形式。

話者が会話する場面をイメージしやすく、聞き取りレベルも高くありません。

 

しかし、第2部31問目からは事態が一変。

「1音源につき複数の設問」に答えねばなりません。

しかも、対話形式ではなく「独白スタイル」に!!

「1人で勝手に喋り倒す」スタイルで進んでいくのです。

 

したがって、第2部31問以降は、生半可な聴解力では1文字も理解できません。

さらに厄介なのは、

1音源ごとの設問数が変則的であること。

具体的にいうと、1音源あたりの設問数が「2~3問」で変動するのです。

この特性を事前に理解しておかないと、さあ大変。

これから流れる音源の設問は何題か注意して聞き続けなければなりません。

 

もちろん、心の準備をしていなくても対応できます。

なんせ、音源が放送される前に

第A到B题

という中国語が流れてきますから。つまりAからBまでの問いに答えればいいのです。

しかしながら、この注意放送を聞き逃すと、何問答えるべきかわからず、先読みができないのです。

 

そこで、リスニングの第2部31問目以降を過去問で分析してみました。

すると、ありがたいことに、

どの過去問でも問題数の変化は固定されていたのです。

具体的にいうと、次のような設問の数は変わりませんでした。

  • 2題(31・32)
  • 3題(33・34・35)
  • 3題(36・37・38)
  • 3題(39・40・41)
  • 2題(42・43)
  • 2題(44・45)

しょっぱなは2題で腕慣らし。その後、3問ずつ怒涛に答えて、最後の2音源は2題ずつでクールダウンというリズムです。

ここで取り上げた出題リズムさえ押さえれば、音源スタート前の注意放送を聞き逃したとしても先読みできるでしょう。

 

それでは!

Ken