HSK2級を受験してきて判明したレベルとその対策

HSKという中国語のテストをご存知ですか!?

HSKとは中国政府が主体となり実施している中国語検定のことです。このテストは中国国内だけでなく、全世界の88カ国の国と地域で実施されているまさにインターナショナル中国語検定なのです。

ちなみに正式名称は「漢語水平考試(Hanyu Shuipin Kaoshi)」で、シンプルに要約すると「中国語のスタンダード試験」ということになります。

ぼくは中国語を話す美女に近づきたいという疾しい想いと、ブログを書きたい、というアツいモチベーションからHSKを勉強することにしました笑 そして、今日ついに、初級レベルである2級を受験してきたのです!

hsk 会場

この記事では、HSKの2級を受験して判明した受験の様子と、そのレベル、さらには対策法までご紹介します。これからHSKの中国語検定を受験しようとしているアツい方や、ちょっと中国美女に興味がある、というエロい方までが参考にしてくださると嬉しいです。

以下がもくじです。

  1. HSK受験会場の雰囲気
  2. HSK2級のレベル
  3. HSK2級をとるためのたった1つの対策法

それではさっそく上から順番に見ていきましょう!

 

HSKの試験会場はどんな雰囲気なのか!?

まずはぼくら受験者がテストを受ける会場の雰囲気についてです。

 

受験者層は広いこと限り無し

HSK2級を受験している方はかなり幅広い世代の方が紛れ込んでいました。頭に白髪が増え始めた初老の男性であったり、国籍が一見わからない外国の方だったり、PTAにいそうなママさんだったりしました。ぼくの勝手な概算によると、

  • 大学生らしき若者(女性多し)70%
  • 中年から初老の方 28%
  • その他 2%

ということになりそうです笑 かなり適当ですねw

 

試験監督は全員中国の人!

HSKの試験監督をなんと全員中国の方でした。たしかにその方が雰囲気でますし、なんだか中国語を勉強している感が出ますよね?笑

おそらくその理由として一つ挙げられるのは、

「HSKが中国政府公認の中国語検定であるから」

という点です。たしかに中国という大国が主催する国の検定に日本人を雇ったらおかしいですよね! うーん。

 

HSK会場の雰囲気

会場の雰囲気はTOEICなどの外国語試験や、大学の期末試験となんら変わりありません!ただ、試験が中国語だけである点が異なるだけです。あ、そうなんです。試験中はアナウンスも中国語となるので注意してくださいね。

また、HSKには思わず微笑んでしまうようなルールが存在していました。

それは、

イエローカード制度

です。この中国語検定では怪しい行為をすると試験監督から、「イエローカード」なる黄色いカードが提示されます。しかも無言で。このとき、基本的に受験者は理由を尋ねてはいけないそうです笑 そして、サッカーと同じように2枚のレッドカードをもらうと退場。試験失格になってしまうんです。くれぐれも隣に美女がいても挙動不審にならないようにしましょう。

 

 

HSK2級のレベルは一体いかほどか!?

HSKの公式ウェブサイトによると、2級のレベルは、

中国語を用いた簡単な日常会話を行うことができ、初級中国語優秀レベルに到達している。大学の第二外国語における第一年度履修程度。

だそうです。うーん。正直どんなレベルだか想像が全くつきませんね笑

実際に受験してみてぼくが感じたHSK2級のレベルは以下のものです。

  • ピンイン(中国語の発音システム)を区別して自分なりに読める
  • 中国語の勉強を少なくとも3ヶ月はやっている

ぐらいです。試験の説明も中国語の音声で流れてきますし、問題冊子のあちらこちらに中国語のピンインがちりばめられています。自分なりに中国語の文を音読できる、ピンインや音の声調を区別できる、ということがまず必要です。

また、中国語の勉強時間がゼロの方だとしたら、3ヶ月の中国語の勉強が必要になるはずです。もちろん一日の勉強時間にもよりますけど笑 ただ、基礎的な中国語の文法理解とボキャブラリー力は必須ですよ。

 

HSK2級を取るために必要な1つの勉強法・対策

最後にHSK2級の勉強法について触れます。

じつは2級に合格するための対策はたった1つで十分です。他のことは何もしなくていいです。

それは、

HSK2級の公式テキストをやり終えることです。これ以上でも以下でもありません。

このHSK公認テキストはまさに、

2級を合格するために必要な文法・単語・リスニング

をすべて網羅しています。この一冊をやれば2級合格は間違いなしです。

また、このテキストはHSKの対策のために作られたものですが、その内容は中国語の初級レベルの学習書としてはかなり良質なものです。ぼくが見てきたどの中国語文法書より明快に解説していました。HSKに興味がない方にもおすすめしますよ。

 

まとめ:HSK2級は公認テキストを読めば楽勝である。

結論として最後にぼくが言いたいのは、

HSKは検定であってテストではない、

という点です。つまり、「外国人のための中国語試験」というテストを6つのレベルに切り分けているので、自分に見合ったものを選べば合格できちゃうのです。しかも、その合格のヒントはすべて公認テキストに詰まっている。

だから世の中にHSKの勉強法を探す人が少ないのかもしませんね。いわばHSKは中国語学習の一種のベンチマークとして機能しています。HSKの級を徐々にステップアップさせていけば自然と中国語をマスターできるというわけですね、ふむふむ。

はい、これで考察終了です。

ぜひHSKに興味がある方は受験してみてくださいね。

それでは。

Ken Sawai