HSKは「級数が上がるほど試験時間が伸びる」特性を持っております。

ご覧ください。

  • 1級:32分
  • 2級:47分
  • 3級:80分
  • 4級:95分
  • 5級:115分
  • 6級:130分

 

特に「5級」「6級」になると、試験時間は約2時間に及びます。

 

 

しかも、HSKは原則途中退室できません

採点してもらうためには、問題回収に立ち会わねばなりません。

したがって、HSK5級・6級といった上級を受けるならば、

長く椅子に座り続ける必要があるのです。

 

そこで導入したくなるのが、

座布団

です。

わたし自身、学習時はこちらの無重力クッションを活用しております。

このハニカム構造の座布団があるからこそ、長時間椅子に座っても疲れず勉強を続けられます。

もし、もし、この無重力クッションをHSK本番でも使えれば、ケツに疲れさせず受験できそうです。

しかも、試験会場によって椅子そのものが変化します。

試験の椅子クオリティはもはや運に任せるしかありません。

この「HSKの座布団」についてググってみたのですが、世界のどこにも、HSKに座布団を持ち込もうとした輩がいないらしく、関連情報は皆無。

そこで、わたしが受験者を代表し、HSKの日本実施委員会に問い合わせてみました。

試験に自分の座布団を持ち込めますか?
会場によって椅子が硬いところがあるので、もし可能でしたら持ち込んで試験を受けたいです。
どうぞよろしくお願いします。

 

すると、こちらの回答をいただきました。

HSK日本実施委員会でございます。
お問い合わせいただきありがとうございます。

お問い合わせの内容ですが、基本お持ち込みいただき机の上において良いものとしては
「受験票」「身分証明書」「解答用紙」「鉛筆」「シャープペンシル」「消しゴム」「時計」」とさせていただいており
それ以外のものは、カバンなどにしまってもらっています。

そのため、ご希望に添えず大変申し訳ございませんが、ご理解いただきますようお願いいたします。

なお、身体的な理由などで必要な場合には、別途申告を頂きますようお願いいたします。
詳細は下記URL内にある「障がいがある場合、どこから申請できますか。」という質問に対する回答を参考にしていただき
【特別配慮申請書】を医療機関などの診断書と共にご提出いただき、実施委員会で許可をさせていただきます。
どうぞ、ようお願いいたします。
■Q&Aページ(https://www.hskj.jp/faq/)

 

はい、きました、原則無理です。

特にわたしのような「長時間の試験に耐える」という目的での座布団利用は認められません。

 

ただし、例外が1つあり、それは「身体的な理由」です。

障害をお持ちの方で、

どうしても座布団がないと受験に支障が出る

というケースでのみ、座布団の持ち込みが許される可能性が残されています。

 

ただし、そのような特別事情を持つ方でも、座布団の持ち込みは簡単な道のりではありません。

その際、特別配慮申請用紙を記入し、加えて、医療機関が発行した診断書も用意。

これら2つの書類、

  • 特別配慮申請用紙
  • 診断書

をHSK日本実施委員会に「郵送」または「FAX」で送る必要があります。

これらの書類を日本実施委員会が審査した上、座布団の持ち込みの可否を判断する手続きになります。

 

つまり、結論はこうです。

HSKに座布団は原則持ち込めません。

唯一の例外は「身体的な理由がある方」のみで、その方であっても持ち込みのハードルはクソ高いのです。

よほどの理由がない限り、HSKへの座布団持ち込みは諦めたほうが良さそうです。

HSKに座布団は持ち込めなさそうですが、ケツの痛みでスコアは減ることがあっても増えません。

高スコアを目指して日々絶え間ず学習を続けていきましょう。

 

それでは!

Ken