先日発掘したHSKの過去問の「マンチェスター大学による問題」を漁っていたところ、

過去問の表面に記載された「ある記号」が気になり始めました。
これです。
実はこれ、HSKの本番の問題の用紙にも記載されているものです。
若干、前々から気にはなっていたのです。
そこで今回、マンチェスター大学のHSKの過去問を基に、この記号の法則を紐解いてみました。
HSKの問題表紙に記載された記号の意味とは?
マンチェスター大学の1級から6級、口试(スピーキング)を参照した結果、次のネーミング法則を見出しました。
H + 級数 + 西暦下2桁 + 問題番号
例えば「H51327」ならば、
- 級数:5
- 西暦下二桁:13
- 問題番号:27
なので、こいつは2013年度のHSK5級の問題番号27の問題を意味しています。
最後の「27」という問題番号は、問題ごとに固有に割り振られたID番号と思っておくといいでしょう。
ただし、スピーキングテスト「口试」には注意が必要です。
級数の数字の決まりが変則的でございまして、
- 口试(初級):7
- 口试(中級):8
- 口试(高級):9
が割り振られています。
例えば、2013年度の口试(高級)の問題で、問題番号が30でしたら「H91330」になるわけです。
スピーキングテストの問題番号は一筋縄では理解できません。
6級の上にスピーキングテスト番号が割り振られている、と覚えておきましょう。
HSKの問題表紙の記号をこの目で確かめてきた
以上は、HSKの過去問から導き出した法則です。
しかしながら、これはわたし独自の仮説に過ぎません。
そこで実際のHSKを受験してきたついでに、
HSKの問題用紙の表面に記載された記号はどうなっていたのか?
それをこの目で確認してきました。
以上のような自分の仮説を持ちつつ、試験会場入りしてみると、やはりわたしの仮説が正しいことが判明されました。
なぜなら、2021年度に受験したHSK5級の問題の表紙に、
H521〇〇〇
と記載されていたからです!
つまり、この文字列をみるだけで、
- 級数:5級
- 年度:2021
とわかってしまうのです。
ただし想定外だったのは問題番号が3桁であったこと。
マンチェスター大学の過去問では、問題番号は2桁まででした。
「3桁は存在しない」と勝手に解釈しておりましたが、まさか本番の試験番号は3桁だったのです。
ただし、驚くべきことはそれぐらい。
それ以外はわたしが導き出したネーミング法則に沿っておりました。
若干、どうでもいいトリビアでございますが、
HSKの表紙に記載された記号の法則を理解しておけば、
- HSKの何級なのか?
- 何年度分の問題なのか?
という2つの情報を察することができます。
さらに、末尾の番号が同じ問題は、内容が同じものと推測できます。
問題番号が違う問題を選ぶことで、多くの種類の問題に挑戦できるでしょう。
ということで、HSKの問題用紙に記載された記号の意味を理解しつつ、試験対策していきましょう。
それでは!
Ken