HSKの受験者数はどの級数が最も多い?
HSKで気になることが1つ。
それは、
HSKのどの級が一番人気なのか?
です。
ご存知の通り、HSKには「1〜6級」がありまして、全受験者が同じテストを受けるわけではありません。
この観点でいうと、TOEICやTOEFLといった「スコアテスト」とは異なる性質を持っている、と言えます。
スコアの大小はさほど意味をなさず「いかに高い級を突破するか」が鍵なのです。
級別の受験者数が気になったので調べたところ、HSKの公式ページには、
日本における全受験者数の推移
しか公開されていませんでした。
どうやら、2018年には「34,018人」の受験者がいたようです。

https://www.hskj.jp/uploads/2018/12/jukensyasu-1999-2018.png より
公式情報ではこれぐらいしかわかりません。
そこで、一般人でも知り得るわずかな手がかりをもとに、級数別受験者数を独自に推測してみました。
試験会場に集まった受験者を元に推測
まずは、わたしがお世話になった試験会場で得られた情報から。
今回の試験会場では、受験者が迷わぬよう、次の用紙が配られました。
ここには全受験者の「考生序号」と教室が記載されています。

この情報を活用すれば、この会場における「級数別の受験者」を割り出せるではありませんか。
実際に地道に計算したところ、以下のデータが得られました。
級数 | 受験者数 |
---|---|
1 | 67 |
2 | 116 |
3 | 216 |
4 | 327 |
5 | 216 |
6 | 203 |
棒グラフにするとこんな感じ。
このデータからわかるのは、
1級から4級まで徐々に増えていき、4級でピーク。
5・6級の受験者は少し減る、という傾向が読み取れます。
検索ボリュームを確認する
ただし、これはあくまでも「1試験会場における1サンプル」でしかありません。
そこで使ったのが、
Google Adwords のキーワードプランナー。
ブログ記事を執筆する際、お世話になっているツールでありまして、
あるキーワードが1ヶ月に検索されている数(月間検索ボリューム)を割り出せます。
検索数が多ければ多いほど「関心者が多い」、つまり受験者数の多さに直結する、と考えます。
日本エリアで、級数別のキーワードの検索数を調べてみました。
やはり先程の割合に近く、
1級から4級まで徐々に増えていき、4級でピーク。
5・6級の受験者は少し減る
という傾向が読み取れます。
一方、日本に限らず範囲を「世界」にしてみたところ、次の結果に。
1・3・4級のボリュームは変わりませんが、それ以外の「2・5・6級」のボリュームは微増。
うーん、なんだろう、日本人は1・3・4級が好きなのかもしれません。
この結果を見る限り、わたしが受験した受験会場と大体同じ比率を表していました。
つまり、
1級から4級まで徐々に増えていき、4級でピーク。
5・6級の受験者は少し減る
と。
もしかしたら、本当の本当に、これが級数別の割合なのかもしれません。
ただし、あくまでも推測の域を出ません。
なんせ、公式発表ではありませんからね。
2018年の受験者数「34,018人」に各級数の割合をかけると、受験者数(日本)を推測できました。
級数 | 受験者数 | 割合 | 推測受験者数 |
---|---|---|---|
1 | 67 | 5.85% | 1,991 |
2 | 116 | 10.13% | 3,446 |
3 | 216 | 18.86% | 6,417 |
4 | 327 | 28.56% | 9,715 |
5 | 216 | 18.86% | 6,417 |
6 | 203 | 17.73% | 6,031 |
あくまでも推測に過ぎないのでなんとも言えませんが、今後、
最も4級が人気そうである
という憶測をもとにコンテンツ制作しよう、と誓いました。
それでは!
Ken