フリーランスになってから4度目の確定申告に挑んでいますが、4回目といえど慣れません。
そして、
つらい
です。
年度によって新しいイベントが発生し、その都度調べて書類を作らねばなりません。
昨年度でいうと、株の売買の損失が発生。株の損失にまつわる確定申告をする必要が出てきました。
確定申告する前はてっきり、事業所得と株の損失を損益通算できると思っていたのですが、調べてみると、
株の損は事業の黒字で打ち消せないようです。
その逆の、
事業の赤字は、株の黒字で打ち消せるみたいですけどね。
しかも、損益通算できる所得の種類がグループ分けされていて、そのグループ内で損益通算をしてもいいけど、違うグループ同士はまた話が別、とか、もうほんとややこしい。
そこに、配当所得が絡んできます。
配当所得を分離申告すれば、配当の所得を株の譲渡損失と打ち消せるようでした。
いやあ、ほんと、むり。
書いててよく分からなくなっていますが、税金は奥が深いなぁとしみじみ思います。
そんなことを、身をもって体験していたら、
学生時代にやっていた麻雀
を思い出しました。
麻雀といえば4人であそぶ遊戯。
13の牌で役を作って点棒を奪い合うゲームです。
じつは、この麻雀も確定申告と同様に、奥が深い点数計算のルールになっているのです。
「翻数(はんすう)」と呼ばれる役の強さだけではなく、「符数(ふすう)」という2つ目の要素が点数に関係しているのですね。
「符数」とは言ってしまえば、上がりにくさを点数に反映するシステム。
「翻数」と「符数」の組み合わせで点数計算するので、割と麻雀の点数計算は複雑です。
例えば、2翻の上がり役でも、
- 20符2翻なのか?
- 30符2翻なのか?
によって点数が異なってくるんです。
しかも、自分が親の場合とか、子のケースで点数が異なってくる複雑さも兼ね揃えています。
麻雀の点数計算はさらっと覚えられるものでなく、意識的に勉強せねば暗記できません。
正直いって、点数計算は初心者には荷が重すぎるのです。
麻雀の点数計算が複雑であることから、点数計算を覚えずに麻雀する人が多いこと。
僕もそのうちの1人だったのですが、やはり麻雀仲間でうっていても、点数計算をしっかり覚えている奴が強かったです。
計算できればオーラスでトップをまくるための計算もできますし、それを見越して手を作っていけるのでやはり強いです。
自然と勝率は上がります。
もし、点数計算を覚えていないと雰囲気で役を作って、あがってから点数は計算できる奴に意見を仰ぐことになります。
これではなかなか勝ち手を作りにくいですよね。
僕も学生生活の途中で「点数計算の必要」に気付き、ググって猛スピードで勉強していきました。
確か、点数計算解説サイトを印刷しちゃっていたと思います。
その勉強の成果も出て、なんとかで麻雀の点数計算を覚えられました。
そして、点数計算を知らないプレイヤーから
「ねえ、おれの点数って何点?」
と聞かれるようになったほどです。
さて、点数計算を覚えて勝率が上がったかはさておき、
まさに「麻雀の点数計算」は「フリーランスにとっての会計」だと気付いたのです。
会計を知らなくても売上さえあがっていればフリーランスを続けられます。
これは点数計算できなくても、役と基本的なルールさえ分かっていれば麻雀できるのと一緒。
しかし、点数計算ができないと、雰囲気でフリーランスとして生きることになります。
どうしても点数計算を覚えたくないなら、点数計算に詳しいやつ(税理士)に質問するか、もしくは、点数計算ごと丸投げすればいいです。
だからまあ、点数計算を知らなくてもフリーランスとして生き続けられますね。
ただ、やはり点数計算を知らずに麻雀を打っていては、オーラスでトップをまくれません。
結果的に勝率も上がらないでしょう。
僕は突如、会計知識なしでフリーランスになった身です。
ここまで「クラウド会計ソフト」という「点数計算ソフト」に頼って麻雀を打ってきました。
しかし、4回目の確定申告を経て、ようやく、
フリーランスで生きるためには点数計算ができないとダメだ
と悟ったのです。
今年度はフリーランスとして生きながら、点数計算を覚えようと決意。
まずは1人の会社(マイクロ法人)を作ってみます。
そして、点数計算も自分ごととして学び、麻雀を打つと誓ったのでした。
それでは!
Lin