e-Taxならスマホで確定申告できるようになった??
オンラインで確定申告できるe-Tax。2017年度の確定申告までe-Taxをするためには、
- ICカードリーダー
- マイナンバーカード
- パソコン
の3つが必要でした。
この方法をちまたでは「マイナンバーカード方式」と呼んでいます。
いやあ、しかし、これらの道具を揃えるのはそれなりに手間です。
まず「マイナンバーカード」が必要ですし、「ICカードリーダー」とか滅多に使わないであろう電化製品まで必須。
そしてもちろん、いろいろ申請するのにパソコンで操作するのでPCも欠かせません。
しかし、その翌年2018年度の確定申告から
という臨時ではありますが「新しいe-Taxの確定申告方法」が誕生。

これならば、マイナンバーカードを取得する必要もなく、
スマホでも確定申告できるようになりました。
しかしながら、この確定申告方法はあまり浸透せず。
IDとパスワードを税務署に発行しにいく手間があったからなのかもしれません。
「スマホで確定申告する」という方法は浸透せず終わった感がありました。
僕自身、昨年度の確定申告では「IDパスワード方式」でe-Taxデビューするつもりでしたが、断念。
なぜなら、使っていたクラウド会計ソフトfreeeがIDパスワード方式に対応していなかったからです。

そんな不発に終わったスマホでの確定申告も、今年の2019年度の確定申告から新たな方法が登場しました。
それは
「スマホ」と「マイナンバーカード」でe-Taxをする
という方法です。
つまり、ICカードリーダーの代わりにスマホが使えるようになったのですね。
これならば、
- ICカードリーダー
- マイナンバーカード
- パソコン
と3道具を必要としたe-Taxが、
- スマホ
- マイナンバーカード
の2つで可能になったのです。
この取り組みはつい最近の2020年の1月31日から始まった超最新式。
ICカードリーダーを買う必要がなく、マイナンバーカードさえあればスマホでe-Taxできますね。
パソコンを持ってなくていいですし、IDとパスワードを税務署に発行せずにe-Tax可能です。
スマホでe-Taxするために必要なもの
しかしながら、すべてのスマホがe-Taxに対応しているわけでありません。
ズバリ、
マイナンバーカードに対応したNFCスマホ
が必要になってきます。
なぜなら、スマホでマイナンバーカードに内蔵された「電子証明書」を読み取らねばならないからです。
「えっ、マイナンバー対応のNFCスマホとか知らねえ」
と憤っている方もいるかもしれませんね。
自分のスマホがマイナンバーカードに対応しているか定かではない方が大多数かと思われます。
そういうときはこちらの国税庁の資料をご覧ください。
うん、なるほどね。
こちらの表によると、日本のマジョリティーを占めるiPhoneでいうと、
iPhone 7 から iPhone Pro Max
までの「11機種」がマイナンバーカードに対応しているようです。
ちなみに、僕のスマホは「Galaxy S7 edge」という3年前のモデルで圧倒的なAndroid。
試しに「あの表」でGalaxyシリーズをチェックしてみると、
Galaxy S9から対応していることが判明。
いやあ、楽勝で対応してませんでしたね。
このようにAndroidの場合は、割と対応していない機種が多いので事前に確認しておきましょう。
もし、愛用しているスマートフォンがマイナンバーカードに対応していないと、e-Tax用のアプリをスマホにダウンロードしても
お使いのデバイスはこのバージョンに対応していません
と警告が出てしまいます。
スマホとマイナンバーカードを利用したe-Taxの方法はまだまだ新しい取り組みです。
対応しているスマホを持ってる方は是非試してみてください。
詳しい方法はこちらからどうぞ↓
それでは!
Lin