英検準1級に挑戦すると気になるのが、

試験のレベル・難易度

ですよね。

英検の公式ページには次のように書いてあります。

  • 習得目標:リーダー(品格)の英語(ライティング、スピーキングを含む4技能の総合力を測定)
  • 推奨目安:大学中級程度
  • 出題目安:エッセイ形式の実践的な英作文の問題が出題されます。「実際に使える英語力」の証明として高く評価されています。

つまりは「大学の中級レベル」で、かつ、リーダー格の英語力がないと合格できない、と。

正直、素人にはさっぱり。

英検準1級の難易度の理解に苦しんでいるのはわたしだけではないはず。

 

そこで今日は、

英検準1級の難易度を「TOEIC換算」でお伝えします。

わたし自身、TOEICは生涯で20回ほど受検してきたTOEICerです。

長年にわたる死闘の末、総合スコア950点を取得しましたので、TOEICについて詳しいと自負しています。

そのわたしが英検準1級を受検して感じたのが、

英検準1級は「TOEIC換算800点」ぐらい

ということ。

特に理由はありませんが、受検した結果、脳内にて上の数値が出たんです。

英検準1級はTOEIC900点レベルではありませんし、かといって700点でもありません。

やはり間をとった「800点」がしっくりきます。

 

ただし、英検準1級はTOEICと全く異なる試験です。

その性質から、TOEIC800点だからといって英検準1級を突破できる保証はありません。

なぜなら、英検では「ライティング」と「スピーキング」の2技能測定が加わるからですね。

ご存知の通り、TOEIC L&Rで測定できるのは「リーディング」と「リスニング」のみ。

別途、TOEIC S&Wを受検しなければ4技能測れません。

一方、英検準1級はこの4技能が全てワンセット。

総合力を測るテストとしては非常に優秀であります。

 

また「4技能を計測する」という事情もあり、英検準1級は大変ボリューミーで長期戦です。

1次試験から2次試験終了まで2ヶ月はかかり、合格発表となるとその1ヶ月後。

リーディング、リスニング、ライティングの力が認められた者だけに2次試験を課し、残りの1技能「スピーキング力」を試します。

しかも、英検のスピーキング試験は対Human。

録音方式ではなく、面接官に向かって喋る面接方式です。

ここまでボリューミーで、かつ、実践的な英語テストは英検以外に存在しないでしょう。

 

っていう感じで、実際に受検した結果、英検準1級はTOEIC800点程度の難易度、と感じました。

この経験から、

「英検1級はTOEIC 900点ぐらいじゃないかな・・・・」

と調子に乗って英検1級を軽い気持ちで受けてきたんですが、見事に不合格。

圧倒的に圧倒されました。

リーディングでは変態的な語彙問題が頻発。

リスニングは認知的に不可能と思われるほどの時間配分で解答時間が足りません。

渾身の出来、と思われたライティングは65点に沈む悲惨な結果に。。。

 

英語テスト百戦錬磨だったわたしの自信は見事に打ち砕かれました。

「英語はマスターした言語である」

という幻想をぶっ壊された試験でした。

わたしの感覚としては英検1級はTOEIC換算1200点ぐらいでしたね。

満点990点を軽くオーバーしてきているのが、トップレベル1級だったのです。

もちろん、このままでは悔しすぎて引き下がれません。

1級の対策を進めながら、同時に準1級合格の秘訣をアウトプットしていく予定です。

乞うご期待ください。

 

Ken