深圳大学に4ヶ月留学し、日本に一時帰国して戻れなくなって早1年半。

日本ではまず中国語を使う機会がありません。

正直、チャンスは中華料理店、ぐらいです。

 

このままでは、留学の成果が水の泡になる未来が見え見えでしたので、そんな危機感から

日本からオンライン中国語レッスン

を受けてみよう、と思い立ったのです。

そこで今回試してみたのが、

ECCの中国語オンラインレッスンでした。

ここで2ヶ月修行してきましたので、赤裸々な感想をメリット・デメリットの両面から紹介します。

 

ECCの中国語オンラインレッスンのメリット

まずはメリットから。

 

講師が本格的

特筆すべきところは、講師のレベルの高さ。

ただの中国語のネイティブではありません。

「中国語を日本人に教えること」に特化した講師がオンラインで対応してくれます。

ECC公式発表には書かれていませんが、おそらく、

対面レッスンで指導している講師がオンラインにも対応している、と思われます。

受講経験のあったCCレッスンと比べると、講師のレベルが段違い。

中国語のより深いところまで教えてもらえたのが有益でした。

 

自分の弱点に気づけた

高レベルの講師と1対1でレッスンできるがゆえ、集団授業では気づかなかった弱みをあぶり出せるのです。

集団授業では先生1人なので個々人の指導にかけられる時間は多くありませんから。

 

わたしの場合、発音に弱点があったようです。

中国語の中でも発音だけはなぜか自信を持っていたわたしは、自らの発音に注意を向けることはありませんでした。

「あなたの qi は xi に聞こえます。もっと舌を歯茎に近づけて息をもっと吐いて」

のように、くそ具体的に、どこがどう間違っていて、どうやったら改善できるのかまで指導してもらえました。

 

また、これまで漠然と理解していた「軽声」の理解が深まりました。

「軽声の音は前の語よりも少し高くなります」

だそうです。

 

以上のように、集団授業で指摘してもらえなかった弱点、細かい知識を伝授してもらえました。

ここまで集団で学習してきた方には「自分の中国語を矯正する」という観点でもおすすめできます。

 

日本語に堪能な講師

講師の方は驚くべきほど日本語が達者。

中国語ネイティブではあるが一方、日本語が完璧であるため、日本語で意思疎通ができます。

この特性から、ネイティブ講師に聞けなかった疑問を日本語で質問し、すべてクリアにできたのが収穫でした。

ただし、講師の日本語がうますぎると「日本語のだけのレッスンになるのでは・・・」と心配される方もいるかもしれませんね。

しかし、ECCオンラインレッスンはそれは杞憂。

こちらが中国語で話せば中国語でしっかりと答えてくれます。

 

レベルは5段階から選べる

レベルは1〜5まで5段階用意されています。

ただ、レベルわけされていても、最適なクラスは受けてみるまでわかりませんよね。

じつは、ECCでは体験レッスン前に「組み分けテスト」が用意されています。

このテストを受ければ適切なクラスを選べるでしょう。

「〇〇がわからないならば、あなたは△△クラスです」

のように、ハリポの組み分け帽子よろしく、ECC側で適切なグループを教えてくれます。

 

わたしはあろうことか、下から2番目の「基礎クラス」に配属され、大人しく基礎から受けることにしました。

実際、錆びていていた中国語のブラッシュアップにはちょうど良いレベルで、かつて学んできた知識を復活させながら受講できました。

レベル1〜5まで用意されていることもあり、レベルゼロの初心者から、ハイパフォーマーの上級者まで対応できます。

 

オリジナルテキストを使える

オリジナルテキストを用意してくれています。

テキストといっても、紙ではなく、サイト上で確認できる「電子テキスト」ですけどね。

テキストは授業30分前から予習でき、レッスン中もテキストを見ながら進行していきます。

つまりは、

学習教材を自分で用意する必要はありません。

ゆえに、フリートークで無闇に頑張らなくていい、のが良きところです。

「口下手で特に話題を持っていない人間」には朗報で、気兼ねなくレッスンを継続できます。

 

独自のオンラインレッスンシステム

独自のレッスンシステムを採用しています。

SkypeやWeChatのサードパーティ製のコミュニケーションソフトには頼っていません。

ECCオンラインレッスンのソフトはWebアプリであり、ブラウザさえあれば受講できます。

 

ブラウザ上でビデオ電話できますし、チャットも打てますし、テキストも閲覧できます。

 

必要なのは「ウェブカメラ」のみ。

レッスン前に動作環境チェック後にレッスンへ進めます。

 

チャットで質問できる

チャットで中国語の文字を書けるのも有益です。

これが意味するのは、聞いてわからない表現を文字で教えてもらえる、ということ。

書き言葉としても学習できるのがよき点です。

 

画面保存できる

そして、なんと、画面保存できます。

「画像保存できるボタン」が付いておりまして、こちらをぽちっとすれば画面保存できます。

いちいちメモを取る必要はなく、復習もしやすいでしょう。

 

時間に超厳密

超時間厳守でした。

独自のアプリケーションで意思疎通しているため、25分きっかりでレッスンは終了。

会話の途中であっても、です。

ビデオが25分ぴったりに途絶え、その場で終了です。

これはある意味ではフェアですよね。

レッスンは長引きませんし、短縮されることもありません。

 

朝から夜までやレッスンを受けられる

朝から晩まで受講できます。

  • 平日:10時から23時まで
  • 休日:10時から21時まで

講師の予定が合う限り、朝から晩まで学ぶチャンスがあります。

昼間は学校・仕事で忙しい方も、時間を捻出して中国語学習に割り当てられるでしょう。

 

ECCオンラインレッスン中国語のデメリット

デメリットも紹介します。

 

時差があった気がする

少し気になったのが「時差」です。

ここでいう時差とはタイムゾーンの時差ではなく、テレビ電話中に生じる時差のことです。

サードパーティーアプリのスカイプ、WeChatでは感じなかった情報伝達の時差がそこにはありました。

 

どういうことかというと、

自分の発言が講師に伝わるまで時間かかるのです。

話し終わってしばらく、講師が無反応な時間があるんです。

この時差のため、

自分の発言が相手に伝わっているのか掴みづらいまま待機せねばならず、ビクビクしながら話していました。

 

料金は高め

オンラインレッスンとしては割高の料金です。

月2回のプランで8,360円。

つまり1回あたり「4,180円」かかります。

25分でこのお値段ですから、まあまあ高いオンラインレッスンです。

 

ただ、その分講師の方のクオリティは高いです。

オリジナルテキストも支給され、日々の学びは多いので価格に不満はありません。

ただ、ECCは格安レッスンではない、とだけ覚えておきましょう。

 

はい、以上です。

ECCオンラインレッスンには無料体験がございますので、気になった方は自らの耳・目で体験してみてください。

 

それでは!

Ken