中国でもタクシーアプリ を使いたい
中国に住み始めてから不便だったのが、移動手段でした。
土地が広大なことに加え、駅の間隔が広くてバスや地下鉄では時間がかかってしまっています。
しかも、停車場までも遠くて、移動時間に忙殺されていましたね、正直。
そんな時、
「そういえばDiDiって中国のタクシーアプリだったよなぁ」
と日本でお世話になっていたタクシーアプリのDiDiの存在を思い出しました。

実際に中国でDiDiを使ってみたところを、日本のアプリとは使い勝手が異なり、いろいろ発見がありました。
せっかくなので使い方や感想を書いておこうと思います。
中国のタクシーアプリDiDi(滴滴出行)とは??
まず中国のタクシーアプリDiDiの概要からですね。
中国では「滴滴出行」というアプリ名で、現在中国の400以上の都市で運営されています。
例えば、
- 北京
- 上海
- 天津
- 深セン
- 杭州
- 広州
- 大連
などでは間違いなく使えますね。
中国のDiDi(滴滴出行)では、日本では規制されている「一般のアマチュアドライバーによるライドシェア」も許可されている点が嬉しいところ。
より安く、より便利にタクシーを配車できるのです。
中国のタクシーアプリDiDi(滴滴出行)の使い方
DiDi(滴滴出行)の使い方はだいたいこんな感じ。
アプリをインストール
まずはDiDi(滴滴出行)をインストールする必要があります。
日本のDiDiとは別アプリなのでご注意ください。
会員登録する
続いては会員登録ですね。
DiDi(滴滴出行)の会員登録はすこぶるシンプルで、
電話番号さえあればオッケーです。
電話番号といっても、ただの電話番号ではなく、
中国大陸で使える携帯電話が必要です。
「えっ、そりゃハードル高くね?」
と思うかもしれませんが、中国では電話番号の入手は超簡単。
パスポートさえあれば10分もかからずにSIMカードをゲットできます。
中国のSIMカードをSIMフリーのスマホにさせば、中国大陸の電話番号は用意できます。
いや、というか、むしろデータ通信ができなきゃタクシーアプリ は現地で使えないですね。
乗車位置を決める
まずは乗車位置を決めていきましょう。
中央にピンが置いてあり、マップを動かすとピンも移動します。
中国でもタクシーアプリのコツは一緒で、
どちらの車線で乗るかをはっきりさせることですね。

目的地側の車線を選ぶと距離を節約できるでしょう。
目的地を決める
今度は目的地ですね。
下の「To:」で目的地を検索します。
検索は住所でもいいですし、エリアの名前でもいいです。
駅名でもいけました。
検索ワードは英語・中国語に対応しているので中国語がわからなくても問題なしです。
これはありがたい。
車種を選ぶ
続いて、タクシーの種類を選びます。
中国のDiDi(滴滴出行)では、次の4種類から選べるようになっています。
- エクスプレス
- プレミア
- タクシー
- ラグジュアリー
エクスプレスは一般のアマチュアドライバーによる乗車で、最も安くタクシーに乗れますよ。
プレミアムはなんだか知りませんが、タクシーは公式のタクシー会社のドライバー、ラグジュアリーはハイヤーみたいなものじゃないですかね。
僕はケチなので一番安い「エクスプレス」を呼んでみました。
支払い方法を選択する
あとはお金の払い方を決めていきます。
中国のDiDiでは、
- 現金
- AliPay
- クレジットカード
の4種類から選べるようになっています。
僕は「クレジットカード」を選択しました。
中国ではクレジットカードが使えないところが多く、というかほとんど使えないのでこれは助かりました。
このクレジット決済のおかげで、電子マネーが開通してなくても使えますね。
また、現金払いにも対応しているので、バリバリ現金100%でも突破できます。
ドライバーとマッチング
支払い方法を選ぶとタクシーを探してくれます。
タクシーを呼び始めて2秒ぐらいでマッチングが確定し、早すぎて焦った記憶がありますね。
ドライバーとマッチングすると、
- ドライバーの評価
- ナンバー車種
- 色
などがわかります。
これらの情報を元に、自分が乗るタクシーを探していきます。
メッセージを送れる
乗る前にドライバーとやり取りしたい方もいるかもしれません。
たとえば、ちょっと遅れそうな時とかですね。
DiDi(滴滴出行)では、ドライバーとのやりとりはもちろん可能。
テキストのメッセージを送れちゃいます。
しかもありがたいことに、英語と中国語の2言語に対応。
英語のメッセージを送っても、中国語に訳してドライバーにメッセージが届くようになっています。
言語の問題はこれでクリアできますね。
例えば、
I will be there soon, please wait a moment(もうすぐ着くから待ってて)
などのメッセージが送れます。
もし、ドライバーが先についた場合、
Hello, I have arrived at pick-up location(ついたぞ)
などが送られてくると思います。
タクシーに乗る
マッチングの時点でナンバーと車種、色がわかってるので、それらを元に車を探します。
タクシーを無事に見つけましたら、近づいて乗っていきましょう。
乗る時の照合は行なわれませんでした。
何も言わずとも、こちらが何者かは分かっているようで、無言で車をスタートしてくれましたね。
まぁ確かに、名前を登録していなかったので、名前での照合は不可能ですもんね。
普通の乗用車でしたが、タクシーとそんなに変わらないので不満はありませんでした。
ドライバーは無言で音楽をかけず黙々と運転してくれるタイプでしたが、安心感は決してありませんでした。
なんかアプリ上で
Police
というコマンドが用意されていたり、しきりに「Emergency Contact」の登録を促してくるではありませんか。
いや、犯罪防止の対策なんだろうけど、逆にそれが怖い。。
ニュースにもなっていましたが、中国のDiDiは殺人事件が起きているので、犯罪防止策が運営側で綿密に取られているようでした。
タクシーから降りる
目的地に着いたらタクシーから降りるだけです。
クレジットカードのオンライン決済にしておけば、支払い無しで降りるだけでいいので楽ですね。
もし、オンライン決済を選んでない場合は、降りるときに払えばいいので問題ないと思います。
評価する
最後にドライバーの運転を評価します。
まず、
「車内に嫌な匂いはなかったのか?」
というイエス・ノークエスチョン。
最後に星5段階の評価と、いいところを1つ選ぶようになっていました。
あと驚いたのが、日本のDiDiにはない「ドライバーをブロックする機能」があって、いやーなんか厳しい世界だなと思いました。
今回は、
- 走行距離:3.5 km
- 乗車時間:8分
で13元かかりました。
どうやら最低金額が13元みたいで、それになるように帳尻を合わせているようでした。
このように、中国のDiDiでは走行距離だけでなく、乗車時間も料金に影響してくるみたいです。
いやあ、でも安い。
1元16円とすると、13元は208円。
日本のタクシーアプリの迎車料金以下でタクシーに乗れるなんて素晴らしい!
日本とは比べ物にならないほど安いです。
中国のタクシーアプリDiDi(滴滴出行)を使ってみた感想
最後に感想も書いておきますね。
圧倒的な配車スピード
今回はオフィス街でタクシーを呼んでみましたが、
クソ迅速にタクシーが来てびっくりしました。
日本のタクシーアプリとは比べ物にならないほど配車スピードが速く、逆にこっちが焦る始末。
おそらく、アマチュアドライバーによるライドシェアが解放されているので、ドライバーの母数自体が多いんでしょうね。
マッチングしやすく、さらに近場のドライバーを手配してくれて乗車までの手間が省けました。
中国で3回ほどDiDiを使ってみましたが、どれも同じぐらい配車のスピードが速く、これは本当にすごいです。
車種を選べるのがいい
- タクシー
- ハイヤー
の2択でした。
しかし、中国のDiDiでは、
- エクスプレス
- プレミア
- タクシー
- ラグジュアリー
の4種から選べるようになっていて、シチュエーションで使い分けられそうです。
安く済ませたいときはエクスプレス、かっこつけたい時はラグジュアリーという感じで。
支払い方法が豊富
支払い方法が豊富で助かりました。
キャッシュでもいいですし、WeChatでもアリペイでもいいです。
中でも助かったのが、クレジットカードにも対応していたことです。
しかも、中国では一般的に使えないVISAやMASTERにも対応済み。
ちょっと怖い
DiDiはむちゃくちゃ安くて便利でしたが、
中国でそこまでガンガン使っていないのが現状です。
その理由としては、
若干怖い
っていうのがありますね。
先程も申しましたが、
犯罪防止の機能がついていて、DiDiで事件に巻き込まれる可能性があることを肌で感じます。
PoliceとかEmergency Contactとか、うん、怖いっす。
DiDi側もそれなりの対策を打ってくれているんですが、それが逆に怖い。
その点、日本のタクシーアプリは安心感がありました。
タクシー会社のタクシーを手配してもらってましたからね。
中国のDiDi(滴滴出行)では一般ドライバーが来てくれるので緊張感がありました。
僕と同じような恐怖を感じた方はグレードを上げて、プレミアムやタクシー、ラグジュアリーを呼ぶしかないですね。
安心を取るか、値段を取るか、です。
中国語の電話の恐怖
それに加えて、
中国語の恐怖もあります。
乗る前に中国語で電話を取らなければならないケースがあるのがちょっと億劫。
テキストのメッセージなら英語と中国語でやり取りできますが、ドライバーによってはせっかちで、
乗車位置についたらすぐに電話してくるドライバーもいます。
もちろん、彼らは英語を話しませんので、片言の中国語でこちらが頑張るしかありません。
この「中国語の電話」の恐怖は自分の中国語がゴミレベルだと相当なもの。
何を言っているかわかりませんし、言葉が出てきません。しかも、相手が怒っているように聞こえてくる始末です。
この中国語の電話対策は、
先制パンチでテキストのメッセージを送っておく
ということですかね。
テキストでコンタクトを取っておけば、あちらも電話してこないかもしれません。
乗る前に料金がわかる
あとDiDi(滴滴出行)でいいなと思ったのが、タクシーを呼ぶ前に大体の料金が予測でわかることですね。
そして大体合っているのがすごいです。
「ここからあそこまで料金はどれくらいなんだろう」
と、料金を調べた上で、呼ぶか呼ばないかのジャッジできるのが良い点だと思いました。
中国でのタクシー相場を知らない方にとっては助かる特徴だと思います。
さあ、中国でもタクシーアプリ DiDi(滴滴出行)を使ってみよう
以上、中国のタクシーアプリのDiDi(滴滴出行)を使ってみた感想でした。
いや、むちゃくちゃ便利で安いんですが、
- セキュリティの不安
- 中国語の電話の恐怖
という2点から、あまりガンガン使う感じには至っていないです。
これらの問題を解決するためには、
タクシーのランクをあげればいいのかもしれません。
ケチらずに安心を買うイメージ。
うん。これはやってみよう。
中国でDiDi(滴滴出行)を使いたい方はこちらのリンクからアプリをインストールしてみてください。
8元引きのクーポンがゲットできるみたいです。
日本のタクシーアプリ を使いたい方はこちらからどうぞ↓

それでは!
Lin