デジハリのネット動画ディレクター専攻って何が勉強できるの?

動画制作を勉強するために、デジタルハリウッドのネット動画ディレクター専攻で3ヶ月間勉強してきました。

この講座に興味がある方のために、

「僕がどのようなことを勉強してきたのか?」

というコース概要をまとめておきます。

デジハリのネット動画ディレクター専攻では次の5つの事を学んできましたよ。

 

 

グラフィック基礎

まずはグラフィック基礎ですね。

じつは動画制作には、

Photoshop や Illustrator などのグラフィックスキル

も必要になってきます。

 

なぜなら、動かすものを自分で作れなければ動画もクソもないからですね笑

静止画を加工したり、ゼロからイラストを作ったりする技術が必要になってきます。

 

ただ、ネット動画ディレクター専攻では、なんと、

グラフィックソフトの基礎も勉強できるようになっています。

具体的にこのコースで学べるグラフィック基礎は次の3つ。

 

1. フォトショップの使い方(8時間ぐらい)

まずはフォトショップですね。

全部で8時間弱ぐらいの授業動画で、

Photoshop の0レベルから学習できる内容になっていました。

  • Photoshopの作業画面の使い方
  • トーンカーブなどで画像を補正する方法
  • 画像に写って邪魔なものを消す方法
  • 文字の入力方法

などを幅広く学んでいきます。

 

僕自身、ここまで独学でPhotoshopを勉強し、我流100%だったので助かりました。

講師は優しそうな中年男性。

講師が右斜め下に写っている状態で、背景は外ショップの操作画面を映し出してくれているようになっていました。

 

2. Illustrator の使い方(12時間ぐらい)

イラストレーターの使い方も勉強していきます。

イラストレーターは、0からイラストを作るソフト。

 

授業内容は、

  • 画面の使い方
  • ツールの使い方
  • レイヤーの考え方
  • 文字入力の方法
  • オブジェクトの変形方法

などでした。

After Effects の授業で、イラストレーターと連携する場面が多々あったので、イラレの基礎は知っておく必要がありましたね。

僕自身、イラレも我流だったので改めて基礎を勉強できて良かったと思います。

講師はPhotoshopの先生と同じでした

 

3. フォント概論(54分)

グラフィックデザインで重要になってくるのがフォント。

フォントについての動画も収録されていました。

講義してくれたのはモリサワフォントを作っている株式会社モリサワの社員。

若干ポジショントークがあった感を否めませんが、フォントとは何か、どのように作っているのか、を知れたのは良い機会でした。

 

 

After Effects Premiere 基礎(17時間)

ここからがいよいよ動画制作に入っていきます。

 

まず、

  • After Effects
  • Premiere

の使い方を学んでいきます。

全部で1025分、17時間の授業動画が収録されていて、

約8割が After Effects の使い方についてでした。

Premiereはおまけ程度といった感じ。

 

この基礎編では、講師が1人で講義していくタイプ。

全画面にソフトのキャプチャー動画が映し出され、講師と一緒に手を動かしていきます。

 

実際に次のようなサンプル動画を作っていきました。

東京の撮影動画、
Image from Gyazo
料理の動画、
Image from Gyazo
スマホの宣伝動画、
Image from Gyazo
アプリの宣伝動画、
Image from Gyazo
かっこいい3D動画ですね。

Image from Gyazo
それプラスアルファで、

After Effects で知っておきたい応用的なTips

を最後に教えてもらいました。

たとえば、

  • ウィグラー
  • パーティクル
  • エクスプレッション
  • 実写動画との合成

などです。

 

個人的に面白いなと思ったのが、モーショングラフィックスのサンプル動画。

さっき挙げた例でいうと、4つ目のアプリの宣伝動画ですね。

「うっわ、After Effectsでこんな表現できるのかよ・・・!すげえ」

とAfter Effectsの可能性を実感し、それ以降は勉強がくそ面白くなりましたね。

 

 

After Effects 応用(20時間)

続いて、After Effects の応用編になります。

この授業動画は先ほどの動画と異なり、

3人体制で動画を制作してくれています。

ユーモアに溢れていて、見てるだけでも面白かったです。

 

オリジナルのキャラクターを使ったモーショングラフィックスを作っていくカリキュラム。

最後のまとめでは超大作のフライヤー動画を作成していきます。

ただ、応用といってもそんなに難しいことはなく、

After Effects Premiere の基礎の動画を見ていれば初心者でもついていけるレベルでした。

 

また、動画編集の現場で働いている社員の声を聞けたのが良かったですね。

例えば、After Effectsで「マスクを選択する」という作業がむちゃくちゃきつかったのですが、

「新人はこういう地道な作業やらされるよね、フランケン」

「はい」

みたいなやりとりがあり、

「動画制作の現場も生半可じゃないな・・・・」

と思うことがありました。

このツルの動画を作っているときが本当にきつかったですね笑
Image from Gyazo
こんな感じで、現場で働くことの雰囲気なども伝わってきて、有意義な動画でした。

むしろ、ネット動画ディレクター専攻の肝は「After Effects応用」にあるといっても過言ではなく、必ず見ておくべきだと思います。

 

CINEMA 4D Lite(2時間30分)

続いてAfter Effectsと連携しやすい3DGソフトの CINEMA 4 D LITE で動画を作ってきます。

立体を作り出し、アニメーションをつけられるソフトウェア。

AEとの連携がかなり簡単です。

 

これまで学んできたAfter Effectsの使い方の延長で、 CINEMA 4D LITE を勉強できるようになっていました。

講義してくれるのは After Effects応用の人と同じ。

動画のコンテンツとしてすでに面白く、ここでも楽しくCINEMA 4 D LITEを学ばせてもらいました。

いやあ、After Effectsの可能性が広がりますね。

 

Davinci Resolve Lite(4時間)

動画のカラーリングを調整できるDavinci Resolveの使い方も解説してくれていました。

講義をしてくれるのはDavinci Resolve を開発している会社の人。

フォント概論でもそうでしたが、若干、身内感、ポジショントーク感がありましたね。

あとはなんでしょうね、ここまでみてきたAfter Effects応用、Cinema 4Dの動画と比べて面白くなかったですね、正直。

 

素材がむちゃくちゃ重く、しかも、Davinci Resolveのソフト自体も重かったので断念しました笑

このソフトは Adobeに変わるポテンシャルを持っている重要なソフトウェアらしいので、見ておいた方がいいと思います。

 

シナリオライティング・マーケティング(3時間)

動画編集ソフトの使い方ではなく、

どうやって動画を活かしてどうのように仕事につなげていくか?

を解説した動画になります。

シナリオライティング講座では主に動画のアイデアの出し方を学べます。

 

マーケティング講座では、

  • 今なぜ動画が注目されているのか?
  • どうやって動画広告を作っていくのか?
  • どういうユーザーの視聴状況になっているのか?

を教えてもらいます。

僕は個人的に、だいたい知っている内容だったので早送りにして終了しました笑

 

デジハリのネット動画ディレクター専攻はゼロからAfter Effectsを学べる!

以上がデジハリのネット動画ディレクター専攻で学べる内容でしたね。

 

個人的に思うのがやはり 、

After Effects の基礎と応用をみっちり学べたのが良かった

と思います。

ただ、After Effectsに重きを置きすぎていて、Premiereの使い方は2~3割程度でした。

まだまだPremiereは独学していく必要がありそうな気がしましたが、奥の深さでいうとAfter Effectsの方が深いから、このようなカリキュラムになっているのかもしれませんね。

高額の料金を払って、デジハリに通うことになりましたが、

強制的に長時間、動画制作のソフトをいじれたのは良い判断だったと思います。

今後はコツコツ動画を作って、独学を続けていきたいと思います。

 

それでは!

Ken