ダーツフォームのテイクバック、どうしてる?
どうも、Kenです。湯沸かし器、発動しました。
先日、ダーツの修行を積んでいたところ、あることに気がつきました。
それは、
テイクバックって「浅くて短い」ほうがいいんじゃないか??
ということです。
今までセオリー通り、ダーツのフォームは
- 構え(セットアップ)
- テイクバック
- リリース
- フォロースルー
という4動作を取り入れていました。
テイクバックとは、ダーツを投げる動作のうちの
ダーツを手前に引き寄せる動作のこと。
テイクバックすることで、ダーツに勢いが出るので、ボードに届きやすくなるメリットがあります。
僕自身、これまでテイクバックを深めにとって、ダーツの軌道が直線的に強く飛んでいくようなフォームでした。
しかしながら、テイクバックをしっかり引くのは疲れたので、
「ちょっとテイクバック短くしてみるか」
と、試しに投げてみたところ、
いきなり覚醒。
突如ブルに入る入る!
この経験から、
もしかして、テイクバックは浅い方がいいんじゃないか?
と思うようになったのです。
ダーツフォームのテイクバックが浅いメリット
気づいてしまったテイクバックが浅いメリットは次の3つ。
リリースポイントがぶれにくい
まずテイクバックを浅くすると、
リリースポイントがぶれにくいというメリットがあると思います。
テイクバックからリリースまでの時間は、
テイクバックからフォロースルーまでの間
になりますよね?
テイクバックが深いと、その「リリースする可能性がある時間」が長くなるので、リリースポイントの自由度が大きくなります。
結果的に、リリースポイントを「特定の範囲」に収めるのが難しくて鍛錬が必要になってきます。
一方、テイクバックを浅くすればこの問題を解決。
テイクバックからリリースまでの時間間隔が狭くなるので、リリースポイントを一定にしやすいのです。
リリースポイントはダーツが上に飛んでいくか、下に刺さるかを決定づける要素なので、リリースポイントのぶれは「上下ぶれ」に繋がります。
ということで、テイクバックを浅くしてリリースポイントをぶれにくくすると、上下ブレが少なくなるでしょう。
横ブレ防止にもなる
さらに、テイクバック浅くすると、横ブレの防止にもなります。
テイクバックを深くとると、テイクバックからリリースまで動かす腕の距離が長くなります。
腕を動かす距離が長くなると、腕が動く時間も増えますので、腕がぶれる可能性が高くなってしまいます。
長い距離をまっすぐ投げ切るのは至難の技。
その間に手ぶれ、肘ぶれ、体幹ブレなどが生じて、テイクバックからリリースまでの間に微小な揺れが生じて「横ブレ」が発生します。
しかしながら、テイクバックを短くすればどうでしょう?
テイクバックからリリースまで距離が短くなるので、横ブレ発生のチャンスを少なくできます。
つまり、ここまでのポイントをまとめると、
テイクバックは浅いほど「縦ブレ」と「横ブレ」を防止できるのです。
体力を温存できる
さらにテイクバック浅くすると、体力の温存にもなります。
テイクバックを深くとると、上腕二頭筋を使ってダーツを引き込むので、腕の筋肉が疲れます。
さらに、その引き込んだダーツをぐいっと前方まで押し返さなければならないので、さらに労力がかかります。
そこで、テイクバックは短くすれば「筋肉パワー消費量」も減らせますので、
長時間ダーツを投げても疲れません。
トーナメント戦などで1日数回ゲームをこなさないといけない時に活躍するメリットですね。
しばらく「浅いテイクバック」で勝負してみようと思う
考えるほど、テイクバックは短い方が有利なんじゃないかと思ってきます。
もしかしたら究極のダーツフォームは、
テイクバックがないフォーム
なのかもしれませんね。
実はこれに近いフォームをしているダーツのプロ選手がいます。
それは、アメリカのファンデュールセン(Randall Van Deursen)。
以前 YouTube で「面白いダーツフォームの選手がいる」という動画を見た時に出会った選手でした。
最初見たときは
「面白いなあ、すごいなあ」
という感想しかなかったのですが、今は「テイクバック浅めフォームのメリット」に気づいたので、もしかしたら
「ダーツを投げ続けた結果、ほぼテイクバックなしのフォームに行き着いたのかもしれない」
と思うようになりました。
僕もしばらくこの選手のように、
テイクバックをなるべく取らない効率的なフォーム
で練習したいと思います。
それでは!
Ken