カラーコーディネーター検定攻略には「トーン図」の理解が不可欠。
トーン図を使えば、彩度と明度の関係がわかりますからね。
しかし残念ながら、カラーコーディネーター検定ではトーン図の持ち込みは禁止されています。
一応、IBT試験に移行してからも最初のページに戻ればトーン図は確認できる仕様です。試験中にトーン図を確認できるっちゃできるので、トーン図を暗記する必要はありません。

しかしながら、です。
トーン図を確認するためにいちいち最初のページに戻っていては、くそ時間ロスです。
確認する手間も発生し、集中力は確実に削がれるでしょう。
カラーコーディネーター検定用カラーチャートからトーン図を導く方法
そこでおすすめなのが、持ち込みが許可されている「東京商工会議所のカラーコーディネーター検定用カラーチャート」からトーン図を導く方法です。
これならば手元にあるチャートからトーン図を復元できますので、早いし気が散らないので済むのです。
空のトーン図をかく
まずトーン記号が何も記入されていない「空のトーン図」を頭に描きましょう。
縦軸は明度、横軸は彩度の大きさを表すのでしたね。
そして、トーン記号は左から縦に4、4、3、1です。
トーン記号を当てはめる
それではいよいよ空の中にトーン記号を入れていきましょう。
まず左のカラーチャートに記載されている左の記号にご注目ください。こちらは何を隠そう、トーン記号です。
ですので、この縦列の情報からトーン図を復元できるのです。
最初に、中段の「dkg」にご注目ください。
こいつが「明度と彩度の最も低いトーン」です。
つまりはトーン図において、一番左下に位置する記号です。
この左下のトーン記号「dkg」は覚えるしかありません。
そして、カラーチャートのトーン記号を上へ移動します。
dk → dp → v
そして、トーン図では右上に出た順でトーン記号を埋めていきましょう。
さて、vは「vivid」の略で最も彩度が高いトーンです。
ゆえに、こいつはトーン図の一番右側に位置する三角形の頂点に君臨します。
この「v」までいったら、今度はトーン図を右から左にUターンし、上に登っていきます。
カラーチャートでは
b → lt → p
と上に移動します。
実際のトーン図ではvで折り返すため、
p ← lt ← b ← v
のように移動します。
ふう。これでトーン図の外側の記号はすべて埋まりました。
あとは中身です。カラーチャートを見ると、まだ使っていない記号に
- sf
- d
- ltg
- g
が残っているとうかがえます。
まず、カラーチャートの一番下のトーン記号「g」に注目。
こいつはdkgの1つ上に入ります。
dkg(ダークグレイ)より明度が高くなった結果、「ダーク」がとれて「g(グレイ)」になったと覚えるといいですよ。
そして、次はカラーチャートを上に移動した「ltg」。
こいつが「g」の上に入ります。gに「ライト」を加えて明度が高くなったと覚えるといいでしょう。
さて、お次が少々トリッキーなのですが、カラーチャートで上に移動すると出てくる「d」。
こいつは先ほどの「ltg」の上のトーン記号ではなく、右下。
このトリッキーの動きさえ抑えれば、あとは簡単。
カラーチャートでさらに1つ上の「sf」は「d」の1つ上の記号です。
ふう。これでカラーチャートのトーン記号すべて使い切りましたね。
さて、あと1つだけ、トーン図で空が残っているではありませんか。
ここはもう、カラーチャートに記載れていない事情もあり、覚えるしかありません。
ズバリ、sです。最後の空の記号はsです。strongです。
これでカラーチャートからトーン図を導くミッションは完了です。
お疲れ様でした。
最後にまとめます。
カラーチャートのトーン記号では中段のdkgから上にスタートし、
上までいったら最下のgに戻り、sfまで移動。
一方で、トーン図は左下のdkgから右上に移動を始め、vで折り返し、外側を埋めたら、左下から1つ上のgへ。
そして、gからはトリッキーな動きをし、N字を描きます。
残りの1つはsで、strong。vの1つ左隣に入れるのです。
以上のイメージさえ脳内に叩き込めればこっちのもの。
カラーチャートを見ればトーン図が目の前に浮かび上がってきます。
ぜひカラーコーディネーター検定の対策にご活用くださいませ。
電子書籍のお知らせ
『カラーコーディネーター検定試験 アドバンスクラス 重要キーワード用語集 580』を制作しました。
カラーコーディネーター検定試験 アドバンスクラスの用語集です。
公式テキストで出現する重要語を580種まとめました。
前半で用語を紹介し、後半でランダム問題を出題します。
カラーコーディネーター検定試験アドバンスクラス対策にご活用ください。
それでは!
Ken