カラーコーディネーター検定で必ず出題されるもの。
それはPCCSのトーン記号です。
トーンとは、色の三要素中の「明度」と「彩度」の複合概念。
それぞれのトーンがPCCS表色系では全15定められていて、それぞれに明度と彩度が異なる色の印象を決定付ける重要な要素です。
PCCSのトーン記号では、次のように色を表記します。
有彩色ならば、
トーン記号+色相番号
無彩色ならば
トーン記号+明度
です。
カラーコーディネーター検定では、PCCSのトーン記号が配色の問題で出てきます。
つまり、このトーン記号を理解していないと、配色の問題は回答できません。
そしてこのトーンを決定付けるのがトーン図。
縦軸に明度、横軸に彩度をとった次のグラフで表されます。

http://www.sikiken.co.jp/pccs/fig/pccstone.jpgより
トーン図を見ることで、トーン同士の関係性が一目瞭然になり、配色を考えられるようになります。
わたしはテスト前、トーン図の重要性を理解していたので、トーン図の暗記に専念しました。
トーン図を書いては消しを繰り返し、手になじませることでテスト中に自分の手でトーン図を復元できる状態で本番を迎えたのです。
さあ、しかし、実際にテスト本番が始まってみると、なんと、
トーン図は問題冊子に付属されていたんです!!
問題冊子に書かれていたので、トーン図は覚える必要はありません。
暗記するよりもトーン図の概念を理解し、トーン図を用いて配色を考えられるようになることが大切だったのです。
検定合格に必要なのは「トーン図の暗記」ではなく「トーン図の理解」だったんですね。
カラーコーディネーター検定には必ず配色問題が出題されます。
本番前までにトーン図を暗記するのではなく、トーン図の理解に励み、ご自身で配色問題を答えられるように仕上げてみてください。
それでは!
Ken