東京商工会議所が主催するデザイン系の資格のカラーコーディネーター検定。


1995年から始まり、延べ57万人の受験者、25万人の合格者を輩出している歴史のある試験です。
2020年6月以降、なんとこのテストがリニューアル!
これまでは1〜3級の3階級でテストが行われてきましたが、リニューアル後は
- スタンダードクラス
- アドバンスクラス
の2階級で試験が実施されます。
リニューアル後、第1回目は2020年6月でしたが、新型コロナウイルスの影響で中止。
第1回目はもつれ込んで、2020年11月29日となりました。
この歴史的経緯から、新方式のカラーコーディネーターはまだ1回しか試験が開催されていません。
情報はまだまだ少ない検定試験なんです。
リニューアル前に発売されたテキストは全て古くなってしまい、それじゃあ新形式対策ではどのテキスト・参考書で勉強したらいいのか迷ってしまいます。
そこで今回、新形式のカラーコーディネーター検定(スタンダードクラス)に一発合格してきたわたしが、スタンダードクラス向け参考書・テキストを紹介します。
【カラーコーディネーター検定】スタンダード対策の参考書・テキストおすすめ2冊
今回わたしが購入したのは次の2冊です。
カラーコーディネーター検定試験スタンダードクラス公式テキストト
こちらは運営もとの東京商工会議場が出版している公式テキスト。
公式であるがゆえ、本番の試験でもここから出題される、まさにテスト内容の生みの親、とも言える書籍です。
テキストの冒頭でも
各級テキストの基礎知識とそれを理解した上での応用力を問います。
と書いてありますので、受験者はこのテキストは必見の一冊になるでしょう。
ただし、テキスト内容はひたすら知識を詰め込む読み物系です。
問題演習のパートは皆無で、ただ、ひたすら読み続けねばなりません。
それゆえ、この本を読んだだけでは知識のアウトプットはできないこともあり、知識が身につきづらいかもしれません。
正直なところ、この1冊だけで合格は難しい、と感じました。
スピード合格!カラーコーディネーター【スタンダードクラス】テキスト&問題集
公式テキストの重要なポイントを要約したようなテキストです。
各所赤シートで隠せますので、暗記にはもってこいの構造。
また、テキストに加えて問題集も内蔵されておりまして、各章ごとに問題演習が収録されています。
インプットした知識をすぐにアウトプットできるので、知識吸収のスピードは公式テキストよりも格段に早いでしょう。
そして驚くべきことに、問題の精度は高いです。
過去問ではないかと思うほど、新形式の問題と酷似しており、この書籍で問題演習することがスタンダードクラスの合格への1番の近道と言えます。
どちらの参考書・テキストがおすすめなのか?
以上2冊がわたしが購入したカラーコーディネーター検定スタンダードクラスのテキストでした。
「じゃあどっちを購入したらいいのか」
と聞かれたら迷わず後者の「テキスト」をおすすめします。
その理由は、このテキストには問題演習があり、知識のアウトプットまでおこなえるからに他なりません。
ただし、このテキストの弱点は、あくまでも公式テキストの要約に過ぎないこと。
唐突に重要なキーワードがぽんとを提示される内容で、1冊目に読むと理解が難しいかもしれません。
わたしは幸運にも、1冊目に公式テキストを読み、その次にテキスト問題集で問題演習をこなしました。
結果的にこの勉強法で間違いなく、知識吸収の効率は良くて大正解でした。
それゆえ、わたしの見解としては、以上2冊すべてを購入するのがベスト。
ただ、それぞれのテキストは当然ながら無料ではなく、割と高価なものなので、予算がタイトな方は後者の「テキスト&問題集」1冊で勝負するのをおすすめします。
それでは!
Ken