先日、というか本日、カラーコーディネーター検定のアドバンスクラスを受験してなんとか合格。

100点中74点で合格ラインの70点スレスレ。

後半の正答率の落ち込みが激しい激しい。

ただし、前回の67点から若干微妙にジャンプアップし、合格ラインを乗り越えられました。

声を出し大にして言えませんが、不合格と合格の味を2度味わってきましたので、酸いも甘いも嚙み分けている自信はございます。

 

そこでこの記事では、わたしが不合格時と合格時の2つのアドバンスクラス向けの勉強方法を紹介します。

 

カラーコーディネーター検定 アドバンスクラスの勉強法(不合格編)

まずは、1度目の受験で不合格を叩き出した時の勉強方法です。

やったのは次の2つでした。

 

公式テキストを1通り読む

まず、アドバンスクラスの唯一のテキスト『カラーコーディネーター検定試験アドバンスクラス公式テキスト』を読み込みました。

いや、「読み込んだ」といっても1回1通り読んだだけで終わったんですけどね。

どのセクションにも深入りせず、どうしてもわからなかった箇所は飛ばしてまずは1周することを心がけました。

 

このテキストには演習問題が収録されておらず、知識のインプットしかできないのです。

しかも、難易度は各チャプターによってすこぶる変動します。ちょっと読んだだけでは理解できない数式が乱発するチャプター、人物名が乱立するデザイン史も含まれます。

1度で完璧に理解できませんでしたが、何はともあれ、なんとか1周です。

 

練習問題を解く

カラーコーディネーター検定には過去問がありません。

しかし、練習問題は存在していますため、こいつを取り寄せました。

東京商工会議所が希望者に限り、練習問題を配布してくれています。

わたしはアドバンスクラスの練習問題を取り寄せ、1回分の問題を解かせてもらいました。

この練習問題は本番と同じスタイル。

100問収録されていますので、1回分の過去問が手に入った・・・・・と思っていたんですね。

練習問題を解きながら間違えた箇所を公式テキストで復習する勉強方法で、練習問題を1度解き終わって本番を迎えました。

公式テキストを一通り読みましたし、アウトプットもしましたし、これで完璧だ、と思っていたんです。

 

カラーコーディネーター検定 アドバンスクラスの勉強方法(合格編)

しかしながら、です。

上記の勉強方法ではあと3点合格ラインに達しませんでした。

なぜなのか?

冷静にテスト後に振り返ってみたところ、

出題範囲の「万遍なさ」を甘く見ていたからだ、と気づきます。

それに加え、練習問題を神聖化しすぎていたことも問題でした。

 

冷静に考えれば、練習問題と同じ内容が出るわけありません。

むしろ、

1度を使われた問題は出ない

と考えるべきでした。

 

練習問題から吸収すべくは、アドバンスクラスのテスト形式。

練習問題を通してアウトプット感覚をつかむ程度にしておくべきだったのです。

 

そこで、2度目の勉強で費やしたのは公式テキストの精読です。

とにかくテキストの内容をスルーせず、深く向き合うことを意識しました。

 

そして、読み進める中で同時進行でやったのが

重要キーワードをまとめる作業です。

テキスト内で強調されている太字箇所、読解に必要な重要なキーワードと思われるものを自身で抽出。

それをスプレッドシートに表でまとめたのです。

 

そのキーワードの横には意味を自分なりに噛み砕いて説明し、自分オリジナルの単語帳をスプレッドシートで作ったわけです。

このスプレッドシートの単語帳をテスト前や、トイレの便座に座っている間に確認しました。

アドバンスクラスの重要キーワードを随時復習するようにしました。

 

以上のように「テキストからキーワードを拾いながら読み進める」という精読を本番までの10日間でおこないました。

そして、ギリギリ残りの1日で取り寄せた練習問題の2回目にチャレンジし、アウトプットの感覚を呼び覚ましました。

これで本番を迎えたわけです。

 

深くテキストを読んだものの、できたのは1周。

練習問題も全ては解けず、半分ぐらいしか解く時間はありませんでした。

合格の確率は半々だなと思っていたのですが、まさにその通りでギリギリ合格。

いやあ、ほんとよかった。3度目の受験はしたくありませんからね。

 

2回目のテストでもアドバンスクラスには苦戦を強いられました。

出題範囲が広く、1回の精読では捉えきれない箇所がボロボロ生じてしまい、ニッチもサッチもいかないセクションが多数見受けられました。

 

ただ、キーワードにこだわる精読を実践した勉強効果は実感できました。

選択肢の中に重要キーワードが含まれていたら、それが答えだと0.2秒ぐらいでわかるようになっておりました。

1度目のテストより、自信を持って答えられる問題が多かった手応えがありました。

 

これが前半の簡単な問題での正答率が上がった要因だと思っております。

ただ、精読が足らず、相変わらず後半の難易度が高い問題ではスコアが低迷。

 

いや、むしろ前回から低下する結果に落ち込んでおります。

ふう、ほんとてごわい試験だぜ。

 

 

カラーコーディネーター検定 アドバンスクラス合格の鍵は「公式テキスト」にあり

以上がわたしが実践したカラーコーディネーター検定 アドバンスクラスの勉強方法でした。

現状、アドバンスクラスの参考書は公式テキストしか存在していません。

そして、この公式テキストを侮ってはいけません。

 

隅々まで読み込み、太字強調のキーワードにこだわり続け、既視感を持たせること。

これが回答への自信、正答率の底上げにつながります。

 

現状ではアドバンスクラスには公式テキストしかありません。

しかも、リニューアル後に過去問は発売されていません。

これらの特性を持っているため、非常に対策のしずらいテストです。

しかし逆にいってしまえば、テストの問題の内容が出る源泉はわかっております。

すべては「公式テキスト」なのです。

これからアドバンスクラス合格を目指して対策される方には、もはや経典といっても過言ではない公式テキストの読み込みをおすすめします。

 

そして、キーワードにこだわりながら精読し、練習問題によるアウトプットの経験を積んでおく。

これが現状で最善のカラーコーディネーター検定 アドバンスクラスの勉強方法です。

わたしの勉強方法を参考にしながら学習を開始し、合格をもぎ取ってみてください。

 

電子書籍のお知らせ

『カラーコーディネーター検定試験 アドバンスクラス 重要キーワード用語集 580』を制作しました。

カラーコーディネーター検定試験 アドバンスクラスの用語集です。

公式テキストで出現する重要語を580種まとめました。

前半で用語を紹介し、後半でランダム問題を出題します。

カラーコーディネーター検定試験アドバンスクラス対策にご活用ください。

 

それでは!

Ken