先日、外出先のトイレで小便を排出する際、あるトラブルが勃発。
それは、
ズボンのチャックが突如壊れる
という事件です。
気づかぬうちにわたしのズボンチャックの「上止めのストッパー」がなぜかなくなっていたのですね。
その危険サインに気づかず、うっかりスライダーをいつも通りあげたところ、スライダーが外れました。すぽっと。
さあ、さて、困りました。
スライダーがないとチャックが閉まりません。
このままではチャック全開で社会生活を送らねばなりません。
急いで場所を四方が囲まれている大便スペースに移動し、自前でスライダーを元に戻す作業を始めました。
しかしながら、「一度取れてしまったスライダーを元に戻す」という修理作業はなかなかに難しいです。
まず、ジッパーがスライダーに上手く噛み合ってくれません。
スライダーの方側を噛ませるのは簡単なんですが、その状態でもう一方も噛ませ、ジッパーとして復活させるのは至難の技でした。
このままではチャック全開で、トイレから歩み出さねばなりません。
そう思った矢先。
諦めずにトライしていると、なんとか左右両側のチャックがスライダーに噛み合い、一応、チャックとして機能するようになりました。
チャックが百パーセント噛み合っているわけではなく、チャック下部はひどく歪み、少しなかり開いています。
ただ、しかし、
チャック全開よりは数倍マシ。
やむを得ずの応急処置で、何食わぬ顔でトイレから現実世界に戻りました。
そんなこんなで応急処置で無事に自室に戻り、ふと、再びトイレで用を足したところ、
あろうことかチャックが壊れていることを忘却しておりました。
チャックのストッパーがないことを忘れ、チャックを上までいつも通りあげてしまったんですね。
その結果、チャックのスライダーが外れてしまい、チャックが閉まらないという苦境に再度立たされました。
前回と同様、チャックの修理に自らチャレンジしましたが、天は2回同じミスを過ちを許さず、スライダーがジッパーに噛み合ってくれません。
そこで今回、自室という安全地帯にいることもあり、チャックの修理を放棄。
新たな応急処置を考え始めました。
まず頭に浮かんできたのは、
安全ピンでチャックをとめる
という新たな応急処置。
安全ピンなら2枚の布をとめられますので、チャックの両側だってとめられます。
しかし、これではピンが不意に外れた場合、ピンが局部に刺さる恐れもありましたので、この奇策を実行するには至りませんでした。
そこで壊れたチャック自体を諦め、プロに修理を依頼することにしたのです。
今回訪れたのは「ママのリフォーム」という洋服お直し専門店。
初めてのチャック修理で修理代金がいくらになるかわかりませんでしたが、とりあえず親切な店員さんに見積もりを出してもらうと、はい、出ました。
チャック全替ということもあり、
材料費込みで3630円。
LINEで友達登録をすると5パーセント引きになるとのことだったので、結果的に3448円というお見積もりが出ました。
想像以上に料金が高く正直腰が引けましたが、これはやむを得ず。
元々8,000円ぐらいするズボンで、3,448円はそのうちの45パーセントに相当する金額です。
ズボン本体自体を諦め、新しいズボンを買ってしまう、という選択肢もありましたが、今回チャックが壊れたのは購入してまだ1ヶ月経っていない代物です。
また、購入してから裾上げする時手間も考慮した時に、
チャックをおとなしく修理してもらうこと、が手っ取り早くエコノミーであると判断し、3448円で修理を依頼することに。
ただし、その場ですぐすぐ修理してもらえるわけではありません。
わたしのチャックは、修理の依頼から受け取りまで約2週間でしたので、ズボンのレパートリーは1つ減らして日常を送らねばならない点、ご容赦ください。
なんとかズボンを一着かけた状態で耐え忍び、無事にチャックを修理、というかチャックを新調してもらえ、今も元気に履かせてもらっています。
わたしと同じく、ズボンのチャックが不意に壊れてしまった方は、まずはトイレに駆け込み、応急処置をご自身でほどこし、安全な場所で新たなズボンを履き替え、プロに修理を依頼するのが最も賢明な策だと考えます。
ただ、見積もりのお値段が高いと感じしまった方は、ズボンごと破棄してしまうという選択肢も用意されています。
これらのチャック修理事情を考慮し、最終的なジャッジメントをご自身でくだしてみてください。
それでは!
Ken