簿記ネット試験は2020年12月から導入された新しいスタイルの簿記検定です。
まだ産声をあげたばかりということもあり、これまで紙の試験に慣れ親しんできた方にとっては、その実態、つまりテスト当日の流れが気になりますよね。
そこで今回、実際に(あろうことか)複数回ネット簿記試験を受験してきたわたしが、テスト当日の流れを時系列で紹介します。
テスト会場に集合
予約した日時にテストセンターに行きましょう。
注意点としては、
試験時間ぴったりに集合してはならない
ということ。
最低でも「5分前」に受付を済ませている必要があり、それ以降は「遅刻扱い」でテストは受けられません。
簿記のネット試験に限らずですが、集合時間は厳守で臨みましょう。
ただ、あまりにも早く現地に集合してもNGです。
今度は逆に、テストセンターに入室できません。
テストセンターには、
試験時間の30分〜5分前に入室することを推奨されています。
このスイートな時間に現地集合できれば、到着してすぐに入室して試験を受けられます。
たとえ、テスト開始時間まで時間があっても、です。
無駄な待ち時間が一切生じないのがネット試験の醍醐味です。
試験時間の30分〜5分前に到着できるよう、当日のプランを練ってみてください。
手荷物をロッカーに預ける
現地入りしたらロッカーに荷物を預けましょう。
テストセンターの内部に持ち込めるのは
- 本人確認書類(免許証・マイナンバーカード etc)
- 電卓
の2点のみ。
それ以外は手荷物中にしまってロッカーに預けましょう。
鉛筆も消しゴムも時計もいりません。
ポケットの中身は飛行機搭乗前よろしく「空」にすることを求められます。
それから、持参したスマホ・タブレットの電子機器なるものの電源は必ず切っておきましょう。
本番中にロッカー内で鳴り響いても、誰にも止められませんから。
>>詳しくは「簿記検定ネット試験の持ち物」をご参照ください。

本人確認
続いて、本人確認が入ります。
替え玉受験で不正がないかチェックするんですね。
本人確認書類を提示し、顔を確認してもらいましょう。
入室
A4用紙1枚の紙を配られ、そこに
- ID
- パスワード
が記載されています。
この紙を受け取って、
- 免許証
- 電卓
を片手に、いよいよパソコンが複数台設置してある試験室に入ってきます。
席を選ぶことは受験生には許されておらず、係の方が案内してくれるので素直に従いましょう。
ログインする
受け取った紙に記載された
でログインしましょう。
すると
「テストを始めますか」
と聞かれますので、
「はい」
にすると、いよいよネット試験がスタート。
結果発表
はい、お疲れ様でした、無念のタイムアップです。
簿記のネット試験では残酷なことに、
その場で試験結果が出ます。
試験終了から「わずか2秒「」で合否が確認できてしまうのです。
そして、その画面に表示された合否結果を印刷ボタンをクリックして、「紙」として出力してから退出します。
ここで印刷を忘れてしまうと、試験結果の紙をもらえず、試験結果が闇に葬りされ葬り去れることになりますので必ず「印刷ボタン」を押してから退出するようにしてください。
いや、無残な結果だったら逆に闇に葬ってもいいですけどね・・・
結果の紙を受け取る
そして、先程印刷した試験結果の紙を受け取りましょう。
もちろん、合否にかかわらず、です。
職員によっては裏にして渡してくれる方もいますし、ジロジロと見て渡す方もいます。
どうか、心の準備をお忘れなく。
以上、です。
簿記のネット試験では個々人がそれぞれの時間で始められます。
従来の紙試験と比べて、待ち時間ロスが少なく、非常に合理的な試験システムでした。
簿記3級ならば、試験時間は60分。
全体にかかる時間はそれに準備時間15分をプラスして75分と見積もっておけばいいでしょう。
もし、当日のスケジュールがキツキツならば、試験時間30分前から現地入りし、早めに受験してしまうという手もありです。
試験当日の流れを把握し、本番前に脳内再生してからネット簿記試験デビューしてみてください。
それでは!
Ken