Heritance Ayurveda Maha Gedaraに8日間滞在してきた
どうも、Kenです。アイデンティティ、熱唱。
先月、スリランカアーユルヴェーダ施設のマハゲダラに4日間宿泊し、アユルヴェーダの治療をみっちり受けてきました。
1泊あたり174ドルかかる高級アーユルヴェーダ施設なので、合計で20万円ぐらい費用がかかってしまいましたが、入所中に色々な日本ではできない体験をすることができました。
今振り返ってみればいい自己投資になったのでは?
と思っています笑
Heritance Ayurveda Maha Gedaraの口コミ・評判・感想
今日は、この4日間宿泊してきたスリランカのアーユルヴェーダ施設に宿泊してみた感じた良い面も悪い面も赤裸々に書いておこうと思います。
食事は3食管理されている
アーユルヴェーダ施設の食事の記事でも紹介しましたが、このホテルでは食事が3食管理されています。
全てビュッフェ形式で、自分で好きな料理を選んで食べることができるようになっています。
しかし、どれもこれも健康的な料理ばかり。
基本的に
- 水分の多いスリランカのカレー
- 野菜
- フルーツ
- スパイスの効いたスープ
- たまに魚や肉がある
と言った感じなので、この食事を続けていると意図せずに痩せてしまうことになります笑
帰国後、自分の部屋に戻って姿見で自分を見てみると、出発時と比べて自分の顔がげっそりしていることが自分でわかったくらいでしたw
また、食べ物だけでなく飲み物も健康的になります。
常温の水しか飲めないので、コーヒー・紅茶などカフェインを含んでいる飲み物は一切口にできませんでしたね。
ただ、健康の要である「食事」まで管理してくれるので、旅行中に乱れがちな食事問題を解決できるでしょう。
もちろん、これら3食の食事代はホテルの宿泊料金に含まれていますのでご安心ください。
>>詳しくは「Heritance Ayurveda Maha Gedaraの食事」へ


もはやマッサージ合宿である
この施設では、主にアーユルヴェーダの治療を受けて行くのですが、ほとんどがマッサージ。
スリランカのオイルを使ったオイルマッサージが主軸となり、
- 全身マッサージ
- 首・顔・頭などに特化したもの
など、これまでかというぐらいもみほぐしてくれます。
おそらくこの8日間で、これまで生きてきた中でマッサージをしてもらった総量を軽く凌駕していたと思います。被マッサージ量、自己新です。
マッサージの他にも、アーユルヴェーダ治療の「シロダーラ」が印象的。
額にオイルを垂らす治療し、自分はオイルに意識を集中することで脳をリセットするような治療で、このシロダーラを本場のスリランカで体験できたのはよかったと思います。
後はフェイスパックを塗ってもらったり、スティームバスやハーブバスに入ったりするなど、健康だけではなく美容面でも役に立つ治療をしてくれたのがよかったと思います。
マッサージをする場所は完全個室になっていて、自分以外の宿泊者はいません。
その個室にマッサージ師が代わる代わる入ってきてマッサージしてくれることになりますね。中学校の教室に先生が時間割ごとに来るようなイメージでいいでしょう。
しかも、マッサージをする人は男女別々に配慮されています。
男性には男性のマッサージ師、女性には女性のマッサージ師がついていますので、セクハラなどの心配はないでしょう。少なくともぼくはありませんでしたね笑
シロダーラがすごい
アーユルヴェーダ 施設に泊まるきっかけとなったのが、
シロダーラ。
この施術は簡単に言うと、
額にオイルを垂らして、そのたらしたオイルを髪に染み込ませて、それをキャップで数日間ふさいで染み込ませる
ということをやっていきます。
このシロダーラはすぐに治療をしてもらえるわけではなく、最低でも1週間滞在しないとやってくれないようです。
僕の場合、滞在の3日目ぐらいでシロダーラがスタート。
初日の治療以降は3日間連続で白いバンダナの布をずっとつけていなければならず、見た目は正直、海賊。シャンクスに似ていたと思います。
シロダーラの手順としては、オイルが額にたらされますので、そのオイルだけを考えることにして、過去も未来も忘れて現在のオイルに集中するということをドクターからアドバイスされました。
ただ、なかなかこれが難しくオイルのことではないことを考えてしまうことがあったり、気持ちよすぎて眠っちゃったこともありました。
シロダーラ後は頭がスッキリしたような感じがありましたね。
ヨガ・瞑想クラスがある
また、初心者でも参加できるヨガと瞑想のクラスがあったのも良かったですね。
ヨガは毎日、朝と夜(日曜は朝だけ)開催されていて、このヨガへの参加もアーユルヴェーダの治療の一部として組み込まれています。
ヨガクラスは多分一般的なものと同じで、
ヨガ講師(ほぼ男性)が前で演じて、それをぼくらが真似する
という進行になっていました。
ぼく自身、人生で一度もヨガをやったことがなく、
「ヨガはちょっといいかな」と遠ざけていたのですが、入所したことをきっかけにヨガを体験することになりました。
実際にやってみると、ヨガは結構ハードモード。
ストレッチと筋トレを組み合わせたような修行で、とてもじゃないですが優雅にできるエクササイズではありませんでした。
このヨガがきっかけで自分の体感覚に意識を向けられるようになったので、日本でもヨガ教室に通うことになりました笑
アーユルヴェーダ施設に宿泊しているときは運動する機会はこのヨガぐらいしかありませんので、できるだけ出席することをお勧めします。
僕は朝ヨガを結構サボっていたので、今となっては後悔しています笑
wi-fi 完備
このホテルには wi-fi が設定されています。
1つのデバイスをWifiに接続するためには1つのトークンと呼ばれるパスワードが必要になってきます。
入所時に1トークンを発行してくれますので、宿泊するならば自由に wi-fi を使うことができます。
2つ目以上のデバイスを接続したい場合は、受付に行って頼むと無料で使うことができます。
僕もスマホとタブレットの2デバイスを wi-fi に接続したかったのでお願いしましたね。
ただし、 wi-fi には時間制限があります。
朝の6時から夜の10時は使えないようになるので、ぼくらは寝るざるを得なくなります笑
これは健康上の理由らしく、夜な夜な wi-fi が繋がる状態だとなかなか寝ない宿泊者がいるようなので、あえて時間制限を設けているらしいです。
ワイファイの速度については全く問題ないと思います。
イベントが用意されている
また、宿泊者を楽しませるようなイベントも多数用意しておりました。
夕食時にカントリーミュージックのライブ演奏があったり、
スリランカの伝統音楽の演奏だったり、主治医の講義だったり、
プールの近くでヨガをやるアクアヨガだったり、スリランカの宗教的な儀式に参加できたり・・などなどイベントが盛り沢山。
宿泊したら無料で参加できるので積極的に参加してみるのもいいですね。
男一人でも大丈夫
Heritance Ayurveda Maha Gedaraの宿泊客のマジョリティは欧州系のマダム。
ホテルの随所にドイツ語の表記を見かけましたので、おそらくドイツからやってきているマダムたちだったのでしょう。
続いて、欧州の若目の女性、アジア女性のマダム、欧州男性、最後に東アジア系男子といった感じですね。
ぼくが分類される東アジア系男子はマイノリティでしたが、それほど居心地は悪くありませんでした。
男性は女性よりも少ない印象でしたが、若い男性も多く宿泊していましたので、全く男性であることを気にする必要はありませんね。
少なくても 料理教室に行くより100倍疎外感はないですよ。
頑張れば外に出れる
Heritance Ayurveda Maha Gedaraでは、基本的に宿泊者は外に出ないでホテルから支持されたスケジュールを消化していくことになります。
僕の場合、最初の5日間ぐらいはカリキュラムに従順に従っていたのですが、だんだん体がムズムズしてきて外に出たくなってしまったので思い切って外出することにしました。
ちょうどその時はシロダーラのキャップが取れるタイミングだったので、この時しかないと思い、思い行きってゲートを突破。
外にはトゥクトゥクがとまっていて、声をかけてくるのでその誘いに乗ってみました。
このトゥクトゥクドライバーに行き先をつければ目的地に辿り着けるでしょう。
ぼくは地元の映画館の「Liberty Cinema」に行ってみました。


結局、この映画館では1上映値rの鑑賞者定員の15人が揃わず、映画を見せてもらえなかったのですが、地元の映画館の雰囲気を見ることができ、これはこれで良い経験だったと思います。
やはりHeritance Ayurveda Maha Gedaraの外に出てみると異世界。
街の喧騒があり、現地で暮らすスリランカの人々がいて、トゥクトゥクの勧誘があってこそスリランカです。
Heritance Ayurveda Maha Gedara内は平和しすぎて退屈に感じてしまうこともあるかもしれません。
そういう時はうじうじとずっとホテル内に止まる必要はなく、思い切って外に出てみるのもありです。
日本人の対応に慣れている
高城剛さんの「サバイバル時代の健康術」に「日本人におすすめするホテル」で1位になっていたので、Heritance Ayurveda Maha Gedaraにしてみました。
サバイバル時代の健康術 ~アーユルヴェーダで頭と体のバランスを整える (宝島社新書)
ここには日本人の宿泊客もちらほらと見られ、スタッフたちも日本人の対応に慣れていると言ってもいいでしょう。
スタッフが少しばかり日本語の単語を知っていたり、ホテルの随所に日本語の但し書きがあったりなど、英語が心配な日本人の方でも全く問題ありません。
初めてで緊張している方はこちらでアーユルヴェーダデビューするのもありですね。
帰りのタクシーはあるけど高い
Heritance Ayurveda Maha Gedaraは国際空港までかなり遠く、2~3時間ぐらい車でかかります。
そのため、帰りの交通手段(ホテルから空港まで)が心配になるかもしれません。
じつは、そんなこともあろうかとHeritance Ayurveda Maha Gedaraは帰りのタクシーを出してくれています。
お値段は85ドルと若干高めですが、飛行機の時間を告げるとタクシーを手配してくれるみたいでした。
僕はこの値段を払うのが嫌だったので、コロンボからHeritance Ayurveda Maha Gedaraまでの行きの道のりで捕まえたUberのタクシーに帰りもお願いすることにしました。


結果的に6000RSぐらい節約することができました笑
蚊やハエがすごい
Heritance Ayurveda Maha Gedaraはホテルの方でもいいホテルに分類されますが、その立地ゆえか、
蚊やハエがむちゃくちゃいっぱいいます笑
大自然の森の中に建てられた施設なので仕方ないっちゃないですが、それにしても多く、ハエや蚊がいる生活が当たり前になってむしろ慣れていくほどです。
ただ、蚊やハエといった厄介な虫だけでなく、リスやイグアナなどの自然動物も見られます。
そのため、料理にハエが止まるのは当たり前ですし、フェイスパック中にハエが顔に群がるのも当たり前ですし、部屋に戻ると蚊との格闘が待っています。
ただ、ベッドは蚊対策のレースをつけてくれますので、寝る時はうまくやれば蚊を気にせずに寝ることができます。
また、マッサージ中も蚊取り線香が用意されていまして、蚊に刺されないような体制がしっかりと整備されておりました。
日本に帰ってから感じたことは、
なんてこの国は蚊やハエがいなくて過ごしやすい国なんだろう・・・・
でしたね笑
プールもある
レストランの近くにプールがありますので、水着を持っていくと治療の空き時間にプールで泳ぐことができるでしょうね。
僕自身、プールがあることを知らず水着を持ってかなかったので入れないまま終わりました。
ただ、若干、Heritance Ayurveda Maha Gedaraのプールに入るには勇気がいるでしょう。
この建物の構造上、プールがすべての宿泊部屋の窓から見えるようになっているので、全ての宿泊客から注目を浴びてしまう構造になっています笑
バスローブは分厚い
治療の最中は部屋に置かれたオレンジ色のバスローブをきることを義務づけられています。
普通のバスローブではなく、結構厚みがある重量系のアイテム。
ドクターのレクチャーによると、外の空気で体が冷えないように設計されたバスローブらしいので、心地よく寝るには適していないです笑
そのため、寝るときに部屋で着るようなパジャマの類を日本から持っていくといいと思いますね。
部屋は綺麗で広い
部屋は綺麗で良かったですね。
キングサイズのベッドにソファー、さらに 建物を一望できるテラス、さらにヨガマット・体重計などが設置されている部屋でした。
アメニティも完備されており、
- 歯ブラシ
- 髭剃り
- ドライヤー
などは完備。
ぶっちゃけ日本から何を持って行かなくても大丈夫でしょう。
スタッフはいい人が多い
宿泊していると結構掃除をしているスタッフとすれ違うことがあるんですが、あちらから挨拶してくれている感じのいいことばかりでした。
「Hello Sir」
という感じで童顔でガキのように見えるぼくに対しても敬意を持って接してくれるので滞在中は心地よく過ごさせてもらいました。
また、掃除のスタッフだけでなくマッサージ師たちも気を使ってくれて、言葉を交わす最初に調子を聞いてくれるので、コミュニケーションを取りながらマッサージしてもらえます。
薬は処方される
初日のドクター診断により薬を処方されます。
この結果、処方された薬は朝晩のご飯の時にキャビネットに置かれるようになっていて、
食後・食前・寝る前
にそれらの薬を服用していきます。
薬は御察しの通り、全体的に苦くて美味しくないのですが、やはり効果絶大。
僕はお通じに効く薬を飲みすぎて、お通じが最高潮に。逆にお通じが良くなりすぎて下痢に近いような状態になっていました笑
自分の悩みに沿った処方してくれる
マッサージや薬の処方と言った総合的なアーユルヴェーダの治療を受けることができます。
ドクターとの最初の面談で健康的な悩みを告げ、その悩みに沿ってプログラムが組まれることになります。
僕の場合、
- ニキビ
- 鼻づまり
- 肩こり
などの悩みを告げたのですが、それに沿ってニキビには フェイスパック、スティームバス、オリーブオイルを鼻から吸う治療。
肩こりには上半身のオイルマッサージを多めにスケジュールで組んでくれました。
時間厳守
スリランカでは時間厳守の文化があるのか知りませんが、かなり時間にきっちりしていました。
毎日、マッサージのスケジュールが配られ、それに基づいてアーユルヴェーダの治療が進んでいきます。
ぼくが滞在していた期間、1日も遅れたことはなく、全てのスタッフが時間通りに行動していて 素晴らしいと思いました。
ホテルだけでもなく、僕が帰りに空港まで送っていてもらったウーバーのタクシーも時間通りに到着していたので、スリランカには時間通りに約束を守るという文化が根付いているのかもしれませんね。
ビーチはあまり歩けない
Heritance Ayurveda Maha Gedaraはビーチのそばにある ホテルですが、ビーチに入ることは推奨されていません。
特にスコールの季節は波が荒れているらしく、泳がないで欲しい、と釘を刺された気がします。
その代わりにプールで泳ぐことになりますね、泳ぎたい方は。
ただビーチから見える夕日などは最高です。
晴れた日は日没間際に外に出て海を眺めるのもいいかもしれません。
ハーブティーは無料で飲める
それぞれの部屋には銀色の水筒が用意されていて、レストランに持っていけばハーブティーを継いでもらえます。
一旦入れてしまえばこっちのもので、このスリランカの健康的なハーブティーをいつでもどこでも楽しめるでしょう。
また、ハーブティーだけでなく、部屋の外にはウォーターサーバーが用意されていますので、部屋で水分に困ることはまずないでしょう。
洗濯サービスもあり
有料ではありますが、洗濯サービスもありました。
洗濯して欲しいものを紙袋に詰めて、
洗濯物の品目を紙にチェックを入れて部屋に置いておくと、掃除係の人が回収してくれて洗濯してくれます。
だいたい提出後の1日から2日で洗濯物が届きますので、長期滞在の方も洗濯物には困らないで生活できると思います。
また、自分で洗うことも可能っちゃ可能です。
道で自分で洗い、部屋のテラスに干しておくというのもありだと思います。
さあ、Heritance Ayurveda Maha Gedaraにとまってみよう
以上がHeritance Ayurveda Maha Gedaraの口コミ・感想でした。
宿泊料金は鬼のように高かったですが、これには
- 3食の食事
- マッサージ
- ヨガ・瞑想クラス
- 各種イベント
- 部屋のクリーニング代
など全て込み込みの値段ですので、これはしょうがないと言うか、これくらいするなといった印象です。
合計で8日間滞在して20万円ぐらいかかりましたが、この8日間はぼくの人生の中でもなかなか印象に残るいい思い出となりました。
やはり、アーユルヴェーダの良さはアーユルヴェーダ施設に入所してみないとわからないものです。
アーユルヴェーダ に興味がある方はぜひ一度Heritance Ayurveda Maha Gedaraを訪れてみてくださいね。
それでは!
Ken