Amazon Echoの知られざる使い方
スマートスピーカーのAmazon Echo。
発売されてから1年以上経ちますが、あまり知られていなのが、
英語学習ツール
としての使い方。
設定言語を「英語」にすれば、英語をしゃべるスマートスピーカーになるのです。
これならば、英語のネイティブスピーカーと同居しているのと同じ。
Amazon Echo と話すだけで英会話の練習になりますね。
中でもおすすめが、
Amazon Echoに英語でジョークを言わせて理解する
という勉強方法です。
すぐに笑えなくてもいいので、いったん、Echoに英語のジョークを言わせてみましょう。
その後、熟考に熟考を重ね、笑いどころを見つけるのです。
Echoではジョーク機能がデフォルトで実装されていて、
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”R1″ icon=”ken.jpg” name = “Human”]Alexa, Tell me a joke. [/speech_bubble]
としゃべりかけると、英語のジョークを披露してくれるのです。
英語ジョークのスタイルは
問いかけ+答え
というもの。
まず問いあって、ちょっと間をおいて Amazon Echo が答えるようになっています。
ジョークのパターン数はかなり多いです。
10回ぐらい Amazon Echo にジョークを喋らせましたが、すべて異なるジョーク。かぶりなしです。
Amazon Echoに英語でジョークをしゃべらせる勉強法
今日は、Amazon Echoによる英語ジョークのうち、理解できた事例を紹介しますね。
ジョーク1. 樹液の話
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”echo.png” name = “Echo”]Did you hear the story about maple syrup? [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”echo.png” name = “Echo”]It was a sappy ending. [/speech_bubble]
秀逸なジョークです。
メープルシロップの話を聞いたことがある?
という問いかけに対し、
くだらないエンディングだったぜ
という返し。
この返しの「sappy」という英単語がキモになっています。
sapは樹液のこと。
sappyはsapを形容詞化したものなので「樹液の」という意味があります。
しかし、sappyにはもう1つ、
アホな
とか
馬鹿げた
というネガティブな意味があります。
メープルシロップに「樹液の」という形容詞と、「くだらない」という意味を持つ「sappy」をかけてダブルミーニングというわけです。
これは座布団一枚。
ジョーク2. 醜い犬のセーター
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”echo.png” name = “Echo”]What do you call ugly sweater on the world cutest dog? [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”echo.png” name = “Echo”]Pugly sweater. [/speech_bubble]
ブルドッグの「パグ(pug)」と「醜い(ugly)」をかけたジョーク。
醜いセーター(ugly sweater)を着ているdogは何と呼ぶ?
という問いかけに対し、
pugly sweater
と、ブルドッグpugがuglyだけど可愛いことにかけているんでしょうね。きっと。
ジョーク3. 北極グマが食べるバーガー
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”echo.png” name = “Echo”]What did the polar bear eat at the barbequ? [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”echo.png” name = “Echo”]Ice burgers. [/speech_bubble]
このジョークもちょっと難しかったですね。
ホッキョクグマがバーベキューで何を食べたか?
という問いに対して
アイスバーガー
と答えています。
ハンバーガーの種類にライスバーガー(Rice Burger)が存在しているようで、これはパンの代わりにご飯で挟む食べ物。
日本ではライスバーガーをあまり見かけませんが、アメリカではよく知られているのでしょう。
ホッキョクグマは氷の地域に住んでいるので、ホッキョクグマはライスバーガー(Rice Burger)じゃなくてアイスバーガー(Ice Burger)を食べたんだよ、ハハハ・・・
ライス(Rice)とアイス(Ice)の「発音の類似性」を活用したジョークです。
ジョーク4. なぜ、鉛筆は臭ったのか?
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”echo.png” name = “Echo”]Why did pencil stink? [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”echo.png” name = “Echo”]Because it was number 2. [/speech_bubble]
このジョークは正直理解に苦しみました。
むちゃくちゃ調べることでやっとのことで理解できたジョークです。
まず
なぜ鉛筆が臭うのか?
と問うて、その答えが
それがナンバー2だからさ
といってますね。
アメリカでは鉛筆の濃さ数字で表すをらしく、「ナンバー2」という鉛筆は日本でいうとHBに相当するようです。
そして、ナンバー2のもうひとつの意味はなんと「大便」。
ナンバー1がしょんべん、ナンバー2には大便という意味が英語にはあるので、ナンバー2のダブルミーニングを使っているのです。
つまり、ナンバー2の鉛筆は大便だから臭う、と。
ジョーク5. アメフトネタ
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”echo.png” name = “Echo”]Why did the quaterback change the play at the last second? [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”echo.png” name = “Echo”]It was just a snap decision. [/speech_bubble]
これも理解に苦しみました。
アメフトを知らなければ理解できないでしょう。
アメフトではまず、プレイ始めにクォーターバックにボールが渡されます。
そのことを「スナップ(snap)する」と呼びます。
そして 、snap のもうひとつの意味が形容詞で「即座の」があるのです。
つまり、「snap decision」 で「即決」を意味します。
snapのダブルミーニングで、クォーターバックがsnapで ボールを受け取って、最後の最後にプレイを変えたのは「即断(snap decision)」だったからなのですね。
こ、これもむずいな!汗
Amazon Echoのジョークは難しすぎる笑
Amazon Echo にジョークをしゃべらせて勉強しましたが、
想像以上に難易度が高く、即座に笑えませんでした。
しかも、今回紹介したジョークは、エコーにしゃべらせた10個のジョークのうち半分。
残り半分は意味がわからず解説すらできませんでした笑
Amazon Echoを使えば、 Native speaker と英会話するような練習もできます。
言語を「英語」に設定し、英語のジョークに笑いどころを探してみましょう。
それでは!
Ken