After Effectsで数字をカウントアップ・ダウンさせたい!
After Effectsでは色々な表現をできますが、最近発見したのが
数字のカウントアップ・カウントダウン
です。
例えば、小さい数字から大きい数字まで数え上げると「カウントアップ」、
また、その逆の「カウントダウン」。
このようにちょっとイカすサイエンティフィクでマスマティックスな動画をAfter Effectsでは作れちゃうんですね。
今日はこのカウントアップ・カウントダウンの作り方を紹介します。
テキストを配置
まずはテキストレイヤーを配置。
ツールからテキストの「T」を選んで、コンポジションのプレビュー内でクリック。
テキスト内容は何でも構いません。
数字でもいいですし、英語でもノープロブレム。
平仮名でも結構です。どうせ、後々「数字」に変わりますから。
スライダー制御を適用
続いて、カウントアップ、カウントダウンのエフェクトをテキストレイヤーに適用します。
エフェクトプリセットウインドウで「スライダー」と検索しましょう。
すると、「スライダー制御」というエフェクトが見つかるはず。
エフェクトを適用
続いて、さっき見つけた「スライダー制御」というエフェクトをテキストレイヤーに適用していきましょう。
「スライダー制御」をドラッグしてテキストレイヤーにリリース。
「ソーステキスト」を「スライダー」に紐付ける
続いて、テキストのレイヤーのタブを開いて「ソースのテキスト」という項目を探してください。
そこの横に「ナルトマーク」があるはず。
そのナルトマークをクリックしたまま、エフェクトの「スライダー制御」まで引っ張り「スライダー」でリリース。
すると、テキストが「0」になるんじゃないですかね。
アニメーションを作る
あとはキーフレームを打ってアニメーションを作るだけ。
カウントアップしたい場合、スライダーが「0」の状態でキーフレームを打ちます。
つまり、時計マークをクリックすりゃいいですね。
そして時間を移動させて、今度はスライダーを「100」にします。
今回は例として、2秒で0から100までカウントアップしてみましょう。
ってことで、2秒にインジケーターを移動し、スライダーを100へ変化させます。
すると、これだけで0から100まで2秒でカウントアップするアニメーションを作れました。
今回はカウントアップをアニメーションでしたが、カウントダウンしたい場合は、数字を大きい方から小さい方に変化させればいいですね。
小数点以下多すぎだろww
もうお気づきの方もいると思うのですが、
桁数がむちゃくちゃ多いですよね?
はっきり言って、こんなに桁、必要ないっす。
厳正なる調査の結果、デフォルトでは15桁表示されることが判明。
1桁の整数なら小数点以下第14位まで、2桁の整数は小数点以下第13位まで表示されちゃってます。
これではちょっとスマートじゃないので、小数点以下を減らしたり、むしろ整数のみにしたいところ。
そういった時に使いたいのが、出ました、
After Effectsのエクスプレッションです。
エクスプレッションで桁数をコントロールすればいいのです。
まずエクスプレッションを表示させます。
Macならoptionキー、Windowsならaltキーをおしたまま、スライダーの時計マークをクリック。
すると、次のような記述が出てきたんじゃないんですかね。
effect("スライダー制御")(1)
桁数をコントロールしたいときは、その記述の後ろに
.value.toFixed(小数点以下に表示したい桁数)
を追加しましょう。
例えば、小数点以下1桁まで表示したい場合、次のようになります。
effect("スライダー制御")(1).value.toFixed(1)
もし、小数点以下なしで整数にしたい場合、toFixedの引数を0にすればいいです。
effect("スライダー制御")(1).value.toFixed(0)
この他にも、
- Math.floor(切り捨て)
- Math.ceil(切り上げ)
- Math.round(四捨五入)
で小数点以下を切り捨てや、四捨五入する方法があります。
ただ、これだと小数点以下がすべて消え失せちゃいますね。
それではあまりにも淡白すぎるので、個人的におすすめなのが今回のtoFixedで小数点以下を自由にコントロールする方法です。
スライダー制御でカウントアップ、ダウンする時はエクスプレッションで桁数を調整してみてください。
それでは!
Ken
【参考記事】