泣ける?感動する小説おすすめランキングだって??
感動する小説を読んで涙をながしたい。
泣ける小説を読みまくって泣きじゃくりたい。
そんなときたまにありますよね?!
彼氏にふられたとき。人間関係につかれたとき。愛想笑いで皺が増えたとき。
ストレスを感じると、感動する・泣ける小説を読みたくなるみたいですね。 ええ、ぼくも今感動する小説を読んで泣きたくてしょうがありません。

感動する小説を読むと鼻水が心配
ところが、です。
感動する小説に巡り会う確率はとんでもなく低いです。なぜなら、世界に存在する本の数がとんでもなく多いからです。Googleの推測によれば、世界中にはなんと、
1億2986万4880冊
もの本が存在しています。おおよそ日本の人口と同じぐらいの規模。ものすごい数です。こんな山のように滝のように本があっては、感動する小説・泣ける小説に運良く巡り会うなんてラッキーストライク以外の何者でもありません!
そこで今日は、
感動する・泣ける小説の文庫本をランキング形式で10冊紹介していきます。
泣ける・感動する本選びの参考になれれば幸いです。
泣ける!感動する小説ランキングベスト10
それではさっそく、感動する小説文庫本ランキングを紹介していきます。このランキングは完全なるぼくの独断と偏見+気分で作成されています。ご了承ください。
第10位 ふがいない僕は空を見た
ちょっとエロい描写が多い感動小説です笑
高校生の斎藤くんとその周囲の物語がつめこまれた一冊。4つの短編小説が編纂されていますが、登場人物はすべて同じです。なんだろう、はじめの短編の「ミクマリ」からかなりエロいタッチで物語が展開していきます。ぼくも序盤のお話を読んでいただけでは、
なーんだ、ただのエロ小説か・・・・
と読むのを放棄していたかもしれません。
だがしかし、「ふがいない僕は空を見た」のほんとうの真価は4つ目の短編である「セイタカアワダチソウ」に集約されます。このお話がかなり泣ける・感動する小説なのです。この本を数年前に読了しましたが、いまだに「セイタカアワダチソウ」の内容だけはくっきり思い出す事ができます。
エロと感動を同時に味わいたい方におすすめしたい泣ける小説ですね笑
第9位 MOMENT
第9位に割り込んできたのは本多孝好の「MOMENT」。
主人公の神田は病院の掃除夫のアルバイトをしている大学生。彼が病院で「必殺仕事人」として死を目の前にした患者の願い事を叶えていく物語です。この小説には「死に向き合う人々」が描かれているのと同時に、読了後にひやっとするミステリーの要素も詰め込まれています。とてもバランスのよい感動小説ということができますね。
ぼくはとくに3つ目のお話である「FIREFLY」が好きです。この小説を読むたびに、もっといい大人になりたいな・・・・なんて思っちゃいます。
えっ・・・・ ちなみに、ぼくはこの泣ける小説に影響されて病院でアルバイトをし始めたことがあります笑 それぐらいこの小説からうけた影響は大きなものでした。
アルバイト先を探している大学生におすすめしたい泣ける感動小説です。
第8位 いっぺんさん
いっぺん(一遍)しか願い事を叶えてくれない神様「いっぺんさん」のお話。この小説には「いっぺんさん」を含む計8編もの短編小説が詰め込まれています。
やはり中でも感動する・泣ける小説は表題の「いっぺんさん」です。主人公が小学校に通う少年なので、懐かしい気分にひたりながら小説を読み進めることができます。主人公はいったい、「いっぺんさん」にどんな願い事をしたのか!? そんなことに注目しながら読んでみてくださいね。
いっぺんでもいいから誰かに願い事をしてみたい・・・・なんて切羽詰まっている方におすすめしたい泣ける感動小説です。
第7位 海賊とよばれた男
海賊とよばれた「国岡鐵造」という男の物語。これは出光の創業者である出光佐三という実在した男をモデルにした歴史小説です。
この本を読むと、感動しすぎて
いまの自分が情けなくなる
なんて事態に陥ります笑 ある意味、感動して泣ける(悔し泣き)おすすめの小説ですね。とにかく、主人公の「国岡鐵造」の人間力がものすごいです。この小説を読むだけで、戦後の日本を石油で蘇らせた男の原動力を感じとることができます。
起業に興味があるすべての方におすすめしたい感動小説です。
第6位 カラフル
死んだ魂の主人公が自殺をはかった少年として生きる権利を与えられた!??
ひとつの文で状況を説明できない複雑な感動小説です笑 現実からかけ離れた小説ですが、なかなかに泣かせてきます。
死んだ魂は生前どんな奴だったのか?? なぜチャンスを与えられたのか???
そんなことに注目しながら読み進めてみてください。
おれの人生カラフルじゃなくてモノクロだわあ・・・
なんて自虐的になっている方におすすめしたい泣ける感動小説です。
第5位 映画篇
映画のタイトルをもとにした短編が5つ収録された感動小説。
中でもおすすめしたいのが「愛の泉」という5つ目に登場する短編です。「へこんでいるばあちゃん」を元気にさせるために「ローマの休日」の上映会を孫たちが企画する、というお話です。小説のぜんたいを通して映画のネタがポンポン出現するので映画好きには堪らない一作となるでしょう。も、もちろん、「ローマの休日」をみたことがない、という方にだって楽しめる小説ですのでご安心を。
映画をみたくて堪らない方におすすめしたい感動小説です。
第4位 容疑者xの献身
ミステリー作家の東野圭吾がおくる感動小説。直木賞の受賞作でもあります。
天才数学者の石神が愛する女性のために完全犯罪をくわだてるお話。天才がしかけた策略に天才物理学者である湯川が挑んでいきます。東野圭吾の作品なのでミステリー小説としても楽しむことができます。
しかし、何よりこの小説はミステリー要素だけではおさまらず、泣ける感動する小説としての側面をも持ち合わせています。なんというか、読了後はスゴい・・・としかつぶやけないですね。
yよりもxが好きだ、なんて方におすすめしたい感動小説です。
第3位 青い鳥
重松清の中で一番泣ける小説です。
どもりを持った中学校教師である村内先生が生徒を救っていく物語。村内先生は吃音症なので、大切なことしか言わない先生なのです。
小説の主人公たちに村内先生が伝える「大切なこと」。これは大人になったぼくらにだって重要なことです。中学校のころに戻りたい方におすすめしたい泣ける感動小説です。
第2位 明日の記憶
50歳でアルツハイマー病を患ってしまった男の話。
50歳といえばまだまだ働き盛りです。娘は結婚、会社での肩書きは部長・・・・なんていう頃に、です。いままで生きてきた人生の記憶を忘れ始めてしまう。そんな病にかかってしまったのです。語り手が記憶を失っていく本人なので、アルツハイマー病のおそろしさを肌で感じ取ることができます。
最近、物忘れ激しいな・・・なんて思っている方におすすめしたい感動小説ですね。あっ、そういえば作者は誰だっけな・・・
第1位 アルジャーノンに花束を
知的障害をもつ32歳のチャーリーという男の物語。
パン屋で平和に働いていた彼のもとに、知能を向上させる手術のチャンスが舞い込んできます。
なんといってもこの泣ける感動小説の見どころは、
知能の高い・低いにより周囲の人間の態度が変わる
というところです。頭が悪すぎたら馬鹿にされる。良すぎたら嫉妬される。そんな人間の実態をチャーリーの手術を通してひしひしと感じることができます。
「いま」を生きるすべての人におすすめしたい泣ける感動小説です。
泣ける!感動小説おすすめの文庫本ランキング、終了。
ふう、以上で泣ける感動小説のランキングは終了です。
若干、最後はエネルギー切れ感が否めませんが、なんとか書き終わりました笑
感動小説ランキングの数冊でも読者の方の涙を誘えたら、ぼくは間接的に嬉しいです。泣ける小説さがしに困っている方はぜひ参考にしてみてください。
それでは、また今度です!
Ken
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