伊坂幸太郎のおすすめ小説文庫のランキング??
こんにちは、この記事を書いているKenです。ひじきの煮物が塩の煮付けになりました。
伊坂幸太郎という小説家をご存知ですか??? 知らない方のためにWikipediaで調べてみると、
伊坂 幸太郎(いさか こうたろう、1971年5月25日 – )は、日本の小説家。
うむ、昭和の末期に生まれた日本の小説家というわけですね。ふむふむ。
じつは伊坂幸太郎はぼくが大好きな日本の小説家です。大学時代には伊坂幸太郎の小説を理由に、授業を自主カットしていたような気がします笑
えっ。なぜ伊坂幸太郎の小説が好きなのかですって!?? そ、それは以下の3つの理由ですよ。
- しみじみする名言が多い
- 登場キャラが濃い
- 映画のような素早い展開
つまり、時々心を打たれて、登場キャラが面白くて、疲れていてもすらーっと読破できてしまう軽快さ。そんな理由で伊坂幸太郎の小説が好きなのです。
そこで今日は、伊坂幸太郎の隠れファンであるぼくがこんな記事を書いてみました。
名付けて、
【保存版】伊坂幸太郎おすすめ小説文庫ランキングTOP10
です。完全なる独断で伊坂幸太郎のおすすめ小説ランキングを作成しました。ぼくの主観100%からランキングができています笑
伊坂幸太郎の小説を読んだ事がない初心者の方。伊坂幸太郎を愛しているファンの方などが参考にしてくださると嬉しいです。
伊坂幸太郎おすすめ文庫本ランキングTOP10
それではさっそく、伊坂幸太郎の小説でおすすめの文庫本をランキング形式で紹介していきます。オリコンチャートのごとく、第10位からの発表です。
第10位 死神の精度
死神の第一人称で描かれる死神小説です。
死神が人間界に出張にきている設定。死神である千葉は、7人もの人間の死を見届けねばなりませんでした。そんな死神の視点から描かれる短編小説が7つ収録されています。
誰も描いたことのない「死神の視点」。これを描いた伊坂幸太郎さんの空想力に感服です。最近死神をみた、ような気がするという方におすすめしたい伊坂幸太郎文庫ですね。
第9位 重力ピエロ
主人公とその弟である「春」が描くミステリーな物語。この二人は半分しか血がつながっていない異父兄弟。弟の春は母がレイプされたときに誕生したという設定なのです。いかにも暗い物語のような気がしてきます。
だがしかし、伊坂幸太郎の筆はスゴいです。この暗いどうしようもない物語を超軽快なタッチで描いています。気がついたら読まされていた。そんな狐につつまれた気分になります。
また、物語全体に流れるテーマが遺伝子です。重力ピエロという小説を読むだけで生物学の教科書を読むより、遺伝子について詳しくなれます笑
遺伝子の話に興味がある方におすすめしたい伊坂幸太郎作品です。
第8位 陽気なギャングが地球を回す
銀行強盗が主人公の小説。
銀行強盗といえば、世間的にみればかなりの悪党ですよね?? だけれども、この伊坂幸太郎の小説では、銀行強盗(ギャング)どもが「陽気」なのです。世界の銀行強盗たちがこんな奴らだったらいいのになああ、と思ってしまいます笑
ギャングのメンバーは4人。それぞれ、銀行強盗にギリギリ役立ちそうなスキルを持っています。たとえば、演説がうまいとか、スリがプロ並みだとか・・・です。まるで現代版のルパンの小説を読んでいるような気分になります。えっ。ああ、藤子ちゃんはいないですけどね・・・
陰気なギャングに嫌気がさした、なんて方におすすめしたい伊坂幸太郎の小説です。
第7位 フィッシュストーリー
伊坂幸太郎のつづった物語が4本つまった短編小説。中でもおすすめのなのが表題作の「フィッシュストーリー」です。一組の売れないバンドが作った1枚のCDが奇跡を起こす。偶然に偶然が重なった結果、地球を救う?なんていう話です。文量も短いので短時間で読めてスカッとするお話です。
売れないミュージシャンやブロガーの方におすすめしたい伊坂幸太郎の本ですね。
第6位 グラスホッパー
殺し屋が活躍する小説。
人を押して殺害を遂行する「押し屋」の槿、ナイフを軽やかに使いこなす殺し屋である鯨、それと一般人の鈴木の3人を中心に物語が進んでいきます。章が変わるごとに主人公の視点がシフトしていく群像劇となっています。この3人がグイグイ近づいていく緊迫感を肌で感じながら読んでみてください。
殺し屋に一度も遭遇したことがない、という方におすすめしたい伊坂幸太郎の文庫本ですね。
第5位 「魔王」と「モダンタイムス」
他人にある言葉を喋らせることができる能力を持つ安藤、
賭け事にめっぽう強さをみせる安藤の弟である潤也、
という一風変わっている二人が主人公の物語。犬養首相を中心とした少数野党が勢力を持ち始め、一党独裁になろうと日本が傾いている設定。そんな日本が1つの世論に流れそうになっているとき、一人の人間として何ができるのか。もしもの話ですが、非常に考えさせられる小説です。
超能力者に嫉妬している方におすすめしたい伊坂幸太郎の小説ですね。
あっ。じつはこの「魔王」には続編があります。それは「モダンタイムス」という本です。
舞台は「魔王」から50年後。時代はかなりモダンになって、システムエンジニアが主人公のお話です。「あるキーワードを検索した人」が襲撃される、というかなりドキドキするお話です。検索エンジンでこのブログへたどり着いた方。気をつけてください笑
いま冷やっとした方におすすめしたい伊坂幸太郎作品ですね。「魔王」と合わせて読みたい一冊です。
第4位 チルドレン
家庭裁判所で働く陣内とその愉快な仲間たちの物語。チルドレンという小説の特徴はなんといってもキャラクターたちの濃さです。予想外の動きをし続ける陣内、つねに冷静で知的な全盲青年である永瀬など一度読んだら忘れない人物ばかり登場します。
ほのぼのと笑える小説を探している。そんな方におすすめしたい伊坂幸太郎の文庫本です。
>>伊坂幸太郎のチルドレンの名言のまとめ30記事はコチラから
第3位 ゴールデンスランバー
首相殺害の犯人の濡れ衣を着せられた男が主人公。アメリカでケネディ大統領の暗殺の犯人として捕まったオズワルドがモデルになっています。
いきなり指名手配犯になってしまった主人公の逃走劇に注目してください。まるで映画を見ているような感覚で引き込まれます。手に汗にぎるアクション映画とかサスペンス映画が好きな方におすすめしたい伊坂幸太郎の本ですね。
第2位 砂漠
大学生になったら読んでおきたい大学生小説。ぼくも大学一年生になったときこの小説を読んだ気がします。ああ、あのときは若かったな・・・
さて。この小説では麻雀の「東・南・西・北」という4つの漢字を名字に持った学生が麻雀をきっかけに仲良くなる話です。恋に趣味にバイトに・・・・なんだろう・・・学園祭? もう大学生の活動を網羅しまくっている小説です。
ぼくは個人的に「西嶋」というキャラの濃い登場人物が好きでした。彼が吐き捨てる名言がたくさんあります。大学生になりたてのフレッシュマンの方などにおすすめしたい伊坂幸太郎の小説です。
第1位 アヒルと鴨のコインロッカー
広辞苑を奪うために本屋を強盗しているシーンから始まる小説。この強盗が起きている現在と、そこから2年前の二つの軸で小説の物語がすすんでいきます。この2つの時間軸が絡み合って徐々に真実に近づいていく。そんな新しいカタチのミステリー小説です。最後のどんでん返しにはハッとさせられること間違いなしです。
アヒルも鴨もコインロッカーに預けたことがない、という方におすすめしたい伊坂幸太郎の小説ですね。
伊坂幸太郎おすすめ小説文庫ランキング、終わり
以上で伊坂幸太郎おすすめの文庫ランキング は終了です。
伊坂幸太郎の小説選びで右往左往している方々が参考にしてくださると嬉しいです。あっ。ランキング場外の伊坂幸太郎作品にもまだまだ良いものが眠っています。伊坂幸太郎作品を気に入った方は探してみてくださいね。
それでは、また今度です。
Ken Sawai
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