尾原和啓による『ITビジネスの原理』の読書ノート

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ITビジネスを理解する超入門書!

行きつけの書店で山積みにされていたのでなんとなく手に取ってみました。

このビジネス本を一言で言い表せば、

ITビジネスの過去と未来を語った本

です。なんか一言以上になってしまいましたが笑

つまり、

この本を読めば、ITビジネスが生まれた時代背景、ITがもたらした変化、さらには今後将来社会に与えるであろう影響が超明快に解説さえれています。

え?ITなんか興味がありません??

そんなIT難民の方もそうでない方もオタクの方もぜひ読んでみてください。きっと後悔はしません。

ぼくはこの本の最後に語られているITが世界を変える未来の部分を読んだときに、思わず武者震いをしてしまったほどです。ITにさほど詳しくないぼくが震えたのですから、ちょっと詳しい方は痙攣するかもしれません。気を付けてくださいね。

 

ITビジネス原理の3つの読みどころ

さて、つぎにこのビジネス本の読みどころをぼくの独断で3つほど紹介します。

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ITが可能にしたこと

まず著者は1990年代に登場したIT技術が何を可能にしたのかを解説しています。

 

1.情報格差の解消

一つ目に世界規模で情報格差をなくしたことです。

その一例として大航海時代に名乗りを挙げていたインドの胡椒売りの話が出されています。この胡椒売りどもは、インドに航海して安く胡椒の原料を仕入れ、それをヨーロッパ大陸で高く売りさばいて利ざやを得るビジネスモデルをとっていました。このビジネスがメディア成立するわけは、ヨーロッパに住む庶民どもがインドにおける胡椒の原価を知らないからでした。これが情報格差を前提にしたビジネスモデルの一例です。

しかし、ITは世界規模で存在していた情報格差を取っ払いました。先ほどの例でいえば、ヨーロッパ大陸の方々がインターネットで胡椒の原価を調べることができるようになりました。この変化により、胡椒を買い渋る人や値下げ交渉に走る人がでてきます。逆にインドの胡椒農民はヨーロッパにおいて高値で胡椒が売れる事実を知ると、インドから自らの船でヨーロッパへ胡椒を売りに行くようになります。

そこで著者はインターネットの最大の特徴を以下のように表しています。

空間(距離)的、時間的な制約なしに世界中を結ぶ、ということ

 

2.バラバラの情報を一つにまとめる

また、インターネットは世界の情報格差を解消しただけでなく、情報の整理に成功しました。砂鉄のように世界中に散らばっていた情報の粒子たちを、ある一定の場所に集めることを可能にしたのです。

たとえば、「ITビジネス原理 書評」と検索した人がこのページにたどりつくことになります。すると、このページに辿り着いた方は、大きく分けると「このビジネス本に興味がある人」、もしくは「読了した人」の2パターンに分類することができます。このように、世界中のどこにいるかもわからない、顔も知らないユーザーをある一定の条件のもとに集めることができるのです。そして、このユーザーの情報をもしぼくが著者の尾原さんに売り渡せば、彼は大喜びしてぼくの情報(ユーザーの情報)を買ってくれるわけです。

ここにインターネットが可能にした集客型ビジネスの本質が眠っています。著書の中でインターネットビジネスについて次のようにつづられています。

世界中に散在しているユーザを一か所に集めて、そのユーザを金を出しても欲しいと思っている企業や人と結びつけるの、マッチングするのが、インターネットビジネス

また、先ほどの例で、ユーザのインテンション(意図)が明確になっている例を出しました。つまり、このウェブページを閲覧しているあなたは、ITビジネスの原理というビジネス本に興味を持っているヒト、もしくは澤井健に興味を持っている人、なわけです。こんな不甲斐ない小さなサイトでも、ユーザーのインテンションを推測することができますね!

ユーザが求めているものは何かを明確にする、ユーザのインテンション(意図)を先鋭化することができた

 

情報の進化の過程

IT技術が可能にしたことに加えて、「情報そのもの」についても焦点を当てています。

1990年代にインターネットが登場したことにより情報がどのようにカタチを変えてきたのかについて触れています。

言葉で説明するのはとても面倒がくさいので図(?)で説明します。

フロー型→ストック型→双方向型→CGM→SNS

つまり、垂れ流しの情報がいったん我慢することを覚えて、受信者を振り返ったら案外意気投合して、そこに受信者がたくさんよばれて、ついには彼らが情報の発信者になって・・・・

という具合です。この過程で重要なのは情報一つの大きさが徐々に小さくなっていったことです。誰でも気軽に情報発信できることから、小さな呟きからボヤキまでインターネット上に吐き出されるようになりました。うーん、余計なことを言わないようにしないとですねw

 

ITがもたらす未来

最後に著者はIT業界の最前線で働いてきた経験から、今後の未来を予想します。

 

ハイコンテクストなIT世界

まず一つ目に取り挙げているのは言語への捉え方の変化。現在、英語が世界中で第一言語として話されていますが、IT普及率が上がるにつれてこれが逆転するだろうという見通しをつけています。それは中国語であったり、アフリカのどこかの言語だったりと。そして、これらの言語は英語のような合理的ローコンテクストな言語とは違って、日本語のようにハイコンテクストなものになるだろうと言っています。

ぼくが住む日本ではほぼ単一民族であるため、日常生活における暗黙の了解のようなハイコンテクストな事象ばかりが渦巻いています。おそらく、その一例として、「よく空気が読めないといわれる」などの悲しい事例が挙げられます笑

そこで著者はここ数十年でITの世界も普及率の上昇とともに、ハイコンテクストなものに移り変わっていくと予想しているのです。その未来に対して日本の空気読めよ文化が役に立つというわけですね?まあ、空気があまり読めないぼくにとって、この状況はかなり堪えますが笑

 

言語よりも非言語

先ほどの主言語が入れ替わる話でもう一つ著者が主張していることがあります。それは、もはや英語を使う必要性が薄れてきている、ということです。英語や中国語、日本語などの言語を用いてコミュニケーションをとることは、これから時代は時代遅れになると主張しています。

その時代の動きの先駆けとして、PinterestというSNSが事例として挙がっています。これは文字情報ではなく、画像のようなイメージを軸にしたSNSです。たとえば、趣味をファッションと設定すると自然にお人形のようなファッションモデルの写真が山のようにタイムラインに表示されます。ふぃーーーー

この非言語の分野で日本は世界で高い評価を受けています。外国旅行に行ったことがある人はわかると思いますが、外国のレストランのメニューにはほぼ写真がありません。一方、日本のレストランには、これでもか!というほど食事のメニューに写真が掲載されています。日本は非言語に特化した国といえるのかもしれませんね。

 

ウェアラブル端末がもたらす未来

最後にテクノロジーが与える影響について触れています。スマホの次に世界を席巻するといわれているのがグーグルグラスのような「ウェアラブルデバイス」です。「ウェアラブルデバイス」というのは簡単にいうと、身に着けることができる端末です。

でもこの身に着ける端末が一体どのような影響を私たちに及ぼすのでしょう??

この本の著者はその一例として、リア充感を出す必要がなくなる、といっています。今現在のスマホの技術では、友人とシェアする写真をとるために、身構えたり、ピースサインをだして楽しんでる感をアピールします。ただ、これでは本物の体験をシェアすることはできません。

将来、ウェアラブル端末をつけると、撮る姿勢をとらずに撮影することができるのです。具体的にいえば、「撮る!」と独り言を叫ぶだけでウェアラブル端末で撮影することができるのです。これにより、より実体験に近いものをシェアすることができる、というわけです。この一連の話から卑猥なことを想像していまったのはぼくだけでしょうか?笑

 

ITビジネスの原理はおススメです

ってな感じで適当に書評というか、感想を書いてみました。

え?なんで書評を書いてそれを公表しているのかって??

それはもちろん自分のためです。決してこの記事を読んでくださっている方のためではありません。読んだことを人に話せば自分のものになるという仮説を信じて、「読んだことをブログに書けば自分のものになる」と信じています。はっはは

それでは。

 

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