『コンテンツビジネスのすべてはUCLA映画学部で学んだ』の読書ノート

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コンテンツビジネスのすべてはUCLA映画学部で学んだ。

『コンテンツビジネスのすべてはUCLA映画学部で学んだ。』に一目ぼれ

書店でビジネス本に一目ぼれ。

そんな珍事が薄暗いぼくの身に起こりうると誰が想像したでしょう笑。

若干、女性店員や女性客に一目ぼれする、もしくはされていないので非常に残念です。

この本がぼくの心を掴んでしまった理由は以下の3つです。

  1. アート留学の実態に興味があった。
  2. コンテンツビジネスに関心があった。
  3. 著者が工学部出身の博報堂マンであることに嫉妬

しかししかし、せっかくなので、

今日はぼくが一目で惚れてしまったビジネス本『コンテンツビジネスのすべてはUCLA映画学部で学んだ。』の書評というか、読書ノートというか、自己満足ノートのようなものを書き記しておきます。

この書籍を買おうか逡巡されている方が参考にしてくだされば嬉しいです。

 

『コンテンツビジネスのすべてはUCLA映画学部で学んだ。』の3つの読みどころ

最初にこの本の内容の構成について触れましょう。

ずばり言ってしまいます。

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この書籍の約9割が著者の経験について書かれています。まるでその内容は留学記そのもの。著者である津谷祐司さんがなぜ、UCLAで映画留学することになり、どのような学生生活を送り、どのようなワイフを迎えたのか。この本を読めば、彼の生涯の概要書を執筆できることでしょう。

では、「ある男の生涯に興味がない」という方はどうすればいいのでしょう?

ご安心ください。彼の留学記には以下の3つのエッセンスが詰まっているので楽しめますよ。

  1. 英語難民日本人の世界での立ち位置
  2. 映画留学の方法
  3. コンテンツビジネスのコツ

 

1.英語難民日本人の世界での立ち位置

彼の留学記の最大の読みどころは、英語が不自由な日本人として奮闘している様子です。

もちろん、津谷さんの英語を私が実際に耳にしたことはありません。もしかしたら、ネイティブスピーカーのように流暢にすべる英語を操るかもしれません。

しかししかし。

いくら英語を勉強した日本人でも、英語を母国語とするアメリカ人やカナダ人のネイティブの英語力には劣るに劣ります。

著作の中でのオリエンテーションにおける自己紹介のシーン。

一人一人胸襟を開いて挨拶する過程で、場は次第に和んでいった。一つ笑いが起こるごとに、親密度は増していくようだった。しかし、僕だけが笑うことができなかった。何がおかしいのかわからないからである。周囲のみんながどんどん打ち解けていく中で、僕だけが隅っこの方にぽつんと一人残されているような感覚だった。
こんな感覚がこれから続いていくことになった。教室に行っても、誰も僕の隣には座らないし、話しかけようともしない。僕が英語が苦手なのが理由なのはわかっていたが、自分という存在すべてが完全に否定されているように感じた。そんな場所に僕は毎日通って、丸一日をこの雰囲気の中で過ごさねばならないのである。目の前が真っ暗になるような気持だった。

この津谷さんの状況をまさにぼくもアメリカで経験してきました。この本を読んでいて、思い出さざるを得ませんでした。

じつは、

ぼくは何を間違ったか、演劇の授業をアメリカの大学で受講していたのです。

日本人にしては英語がしゃべれる程度の英語力でしたが、やはりネイティブたちの足元にも及ばないのが現状でした。

授業の開始時に行うウォーミングアップのゲームでは、すぐに理解ができず、自分だけが楽しめていませんでした。たしか、あれはウィンクされた人間が死ぬ?みたいなゲームだったのですが、ぼくはいつまでたっても死なない不死身プレーヤーでした笑。

その結果、この著者である津谷さんとどうように、クラスでお荷物、貧乏くじのように取り扱われて苦しい思いをしていました。このような環境に身を置くと、言葉では測れない技術・スキルを身に着けている必要性を感じることになります。先ほどの演劇の例でいえば、ぼくが日本でドラマ出演があったり、長身のイケメンだったりすれば、クラスのメンツにもチヤホヤされていたのでしょう。

うーん、くやしい!

 

2.映画留学の方法が満載

この本を読めば映画留学の方法がよくわかります。

  • 映画学部が強い大学
  • 提出書類・募集要綱(エッセイ・TOEFL・推薦状)
  • 面接の様子

中でもここでの見どころは、著者の津谷さんが一回の落選ではあきらめず何回も応募してチャレンジしていた点です。

たとえば、映画作成経験がないと自覚してから実際に6分の映画を作成してみたり、映画学部にかつて留学経験のある見知らぬ先輩にいきなり電話をかけてみたりしています。

この本を読み進めていくにつれて、彼の実行力と行動力には舌を巻かざるを得ません。もう口内炎ができちゃいましたよ。

 

3.コンテンツビジネスのコツ

この本の題名が『コンテンツビジネスのすべてはUCLA映画学部で学んだ。』ですから、

コンテンツビジネスのコツがありったけ公開されていると判断するのが自然ですよね??

がしかし、コンテンツビジネスのコツが掲載されているのは、ほんの一握りのページのみです。

言うたら一行でコンテンツビジネスのコツが言い表されています。

それは、ブルース・ヨネモトという実験映像作家による「抽象・実験映画」の授業を紹介しているシーンでのことです。

実験的な映画は娯楽ではないので、いくらユニークであっても、人々に観てもらえるチャンスはほとんどない。芸術祭で受賞するか、個展で評判を得ていくしかない。そこで獲得した小さなチャンスを広げていかなければならない。だから、エネルギーの半分は「売り込み」に使え。
これは、実験映画だけに限らない。才能があっても、駆け出しのうちは、ユニークさは目立たない。自分のユニークさを際立たせようと思ったら、作品をつくり続けていくしかない。したがって、売り込みが必要なのである。売り込みをすること自体が、機会を得て、技法を磨くことにつながるのである。エネルギーを作品づくりと売り込みに半々ずつ使う。この考え方は、まさしく「アート&ビジネス」というっかねてからの僕のモットーとぴったり一致した。よいものをつくれば売れるわけではない。どんな天才だって、世に知られなければいないのと一緒である。自分の作品を世に出し、腕を磨くには「ビジネス」が必要なのだ。

この本の中に詰まっているコンテンツビジネスのエッセンスはぶっちゃけこれだけです。

自分のコンテンツを世に流行らせるには、創るだけでなく売り込まれなければならない。

物凄く当たり前のことを言っていますが、これこそコンテンツビジネスの肝ではないでしょうか。

オリジナリティに富む革新的アイディアを発表したって、人に知られなければ意味がない。

ぼくがいくら気持ち悪いことを発言しても、知られなければ炎上しない。

そんな世界がコンテンツビジネスの世界なのでしょうか??うーん、楽しみです。

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