【初心者向け】歌舞伎を鑑賞する前に知っておきたい6つのこと

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歌舞伎の初心者がついに鑑賞・観劇へ。

日本人なら歌舞伎を一度ぐらい鑑賞しておきたい・・・・

24歳になりながらも未だに歌舞伎をみたことがない。そんな歌舞伎スーパー初心者のぼくでしたが、ようやく歌舞伎を鑑賞・観劇しなければならないと悟ったのです。

そしてつい先日、歌舞伎を鑑賞しにいって参りました。場所は東京の銀座。東京の一等地のど真ん中「歌舞伎座」です。ものすごく威圧感ありますよね。まるで今まで歌舞伎を鑑賞してこなかったぼくを叱咤するかのごとく。脚がすくみますぜ。

 

歌舞伎 初心者 おすすめ

銀座の歌舞伎座。恐れ入ります。

なぜ歌舞伎をこの歳になって鑑賞しようと思い立ったのでしょうか!??

それは、外国の方に、

“Kabuki!!? Karateee!!”

と絡まれることが多かったからです。空手の素人であるぼくは当然、「Karateee!!」というノリには着いていけません。せめてもの。せめて一塊の日本人として「Kabuki!」という呼びかけに反応したいと思ったからです。歌舞伎は習わなくても鑑賞すれば体験できますからね。

 

 

歌舞伎の初心者にとって鑑賞はハードルが高すぎる!??

がしかし、しかしです。

どんなにぼくのように歌舞伎鑑賞に対してアツいパッションを持っていても、歌舞伎という日本の伝統文化を理解して楽しむのは相当に難しいです。なぜなら、歌舞伎に対する知識もないし、歌舞伎界で飯を食っている友人もいないからです。これでは一生、歌舞伎初心者のままで終わってしまいます。初心者でも楽しめる歌舞伎のポイントを知りたい。挙動不審にならず冷静沈着なマインドで歌舞伎を鑑賞してみたい。そう思いますよね??

はじめての歌舞伎

歌舞伎掲示板

そこで今日は、歌舞伎初心者の方のためにこんな記事を書いてみました。

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題して、

【初心者向け】歌舞伎を鑑賞する前に知っておきたい6つのこと

です。歌舞伎座へ一度も脚を運んだことがない初心者の方などが参考にしてくださると嬉しいです。自分で実際に歌舞伎を鑑賞してみて気づいた「歌舞伎の楽しみ方」を6つ紹介していきます。

 

 

【入門編】歌舞伎の初心者が知っておきたい6つの心得

それではさっそく、初心者の方が実践できる歌舞伎の心得を6つほど紹介していきます。

 

 1. 歌舞伎初心者は「幕見」から入門せよ

歌舞伎初心者の方はまずは「幕見」から入門することをおすすめします。

えっ。歌舞伎の「幕見」なんて聞いたことないですって!??

じつは歌舞伎の鑑賞席は「普通席」と「幕見席」の2種類から構成されています。「普通席」とは「昼の部」か「夜の部」という歌舞伎を半日鑑賞し続ける本格派の席です。一日の四分の一をかけて歌舞伎を鑑賞したい方には最適のチケットですね。

それでは、「幕見」 とは一体何なのでしょうか???

じつは「幕見」とは、「昼の部」か「夜の部」を小分けに鑑賞できる演目のことです。ちょっと言語での説明が難しいので図を作成してみました。

歌舞伎 初心者 おすすめ

つまり、まとめるこのようになります。

普通席は2~3個の「幕見」という小さな演目単位から成る

ということです。この歌舞伎演目の最小単位が「幕見」で、ぼくら鑑賞者たちは1つの「幕見」を単体で見ることが許されているのです。いわば歌舞伎公演のつまみ食い・試し食いができるというわけです。歌舞伎の激初心者の方は、まずは「幕見」で歌舞伎公演のショートバージョンを観劇してみましょう!

歌舞伎初心者の方に「幕見席」をおすすめする理由は以下の2つです。

  • 公演時間が短い(1時間ぐらい)
  • 安い(1000~2000円のあいだ)

公演時間が短いので歌舞伎が肌に合わなくてもすぐに退出できます。さらに、鑑賞料金が安い!ハリウッド映画を鑑賞する値段感覚で歌舞伎をみれちゃいます。これはお得!

歌舞伎 初心者 おすすめ

4階の幕見席(立ち見席)からの眺め。コンタクト入れててよかった。

 

 

2. 早めにチケットを購入すべし

2つ目の心得は、歌舞伎の「チケット購入」についてです。これは「幕見席のチケット」を購入した場合についての話ですね。

じつは幕見席はチケットを早く購入した人から、席や立ち位置を選択できるようになっています。先にチケットを購入した人には早い番号の整理番号を割り当てられるのです。

そのため、良い位置で歌舞伎を鑑賞したかったら、早めにチケットを購入して早い 整理番号を確保しましょう。さもなくば、人の影に隠れた席を掴まされる可能性があります笑 気をつけましょう。

ぼくは開演40分前にチケットを購入して入場番号0140番を獲得していました。

歌舞伎 初心者 おすすめ

遅すぎた入場番号。厳しい現実

えっ。この番号が小さいのか大きいのか不明すぎるですって!???

うーん、この入場番号は例えるならブービー賞。これでもかなり遅めのチケット購入だったらしく、かなり席選びは難航しました。

ただ、突破力に自信のある方なら心配ご無用です。いくら遅い整理番号をゲットしても、前の番号の猛者たちをフェイントで抜き去れるはずです。ぼくもラグビーとかサッカーとかアメフトをプレイしておけば良かったと後悔しましたね笑

歌舞伎 初心者 入門

歌舞伎座のライバルたち。列をつくる。

 

 

3.  屋号(やごう)のかけ声を恐れるな!

歌舞伎の上演が開始してから一番始めに驚いたこと。

それは、

歌舞伎の観客が出演者に向かって掛け声を飛ばしていること

でした。ぼくは全く下調べをせずに歌舞伎座に乗り込みました。歌舞伎には鋭い掛け声が飛び交うなんぞ知りもしませんでした笑

歌舞伎役者が登場すると、

「はりまやああ!!!」

「あずまあよあっや!!」

「あいえふぁやああ!」

などと、「〜屋!!!」という特定の歌舞伎役者を鼓舞する掛け声が飛び交い始めるのです。この「〜屋」というのは「屋号(やごう)」というもの。屋号とは歌舞伎役者の一家につけられる称号のようなものだと思ってください。

 

歌舞伎を鑑賞して感じたのは、

屋号の掛け声を飛ばす観客も歌舞伎を作るプレイヤーになっている

という点です。この掛け声なしでは歌舞伎は語れない。屋号の掛け声があるからドキドキして観劇し続けることができる。このように、観客も劇に参加できる伝統芸能なんて他にないんじゃないですかね。

歌舞伎を盛り上げるオジさんらに憧れ、ぼくもヤジを飛ばしてみようとしました。がしかし、どうしてもプライドを捨てきなかったでした。自意識過剰になりすぎて言葉が喉を出てきませんでした。

下手すれば、歌舞伎の空気を壊しかねない・・・・そんなプレッシャーをも肌でひしひしと感じていたのです。

だがしかし、です。

この記事にコメントをしてくださったアリスさんによると、

この掛け声に参加できるのは「大向こうの会」に入っている方のみなのだそうです。あぶなかった。危うく、歌舞伎座に出入り禁止になるところでした笑

 

歌舞伎をはじめてご覧になる方は新参者として静かに見守ることをおすすめします笑

※ 「アリスさん」・「うさぎさん」からの指摘がなかったら掛け声をただのヤジだと思っていました。コメントありがとうございました。

 

 

4. 高度な日本語リスニング力を発揮せよ!

歌舞伎をフルスロットルで楽しむためには「高度な日本語リスニング力」が必要です。これがないと物語の文脈が読み取れず、意味不明なまま歌舞伎鑑賞を終えてしまうことになります。歌舞伎の舞台で使われる日本語を100%聞き取ることは本当に難しいのです。

ぼくが鑑賞した「法界坊 大喜利」という歌舞伎の演目は大きく分けて、

  • 台詞

の2つの要素で構成されていました。割合でいえば、

歌:台詞 = 7 :3

でした。つまり、この歌舞伎の演目の7割近くが「歌」だったのです。そして幸か不幸か、この「歌」の聞き取りがすこぶる難しい。もうTOEICのリスニング問題なんて比じゃありません。理解度ゼロ。歌舞伎初心者のぼくにとっては、耳に届いている日本語が呪文のように聞こえました。当然、呪文を理解する暗号解読の訓練は受けていません。かなり理解不能でしたね笑

このことから、歌舞伎を楽しむためには高度な日本語リスニング力が必要であることがわかります笑

 

5. 空気を読んで拍手をしよう!

歌舞伎の演技中、拍手がときどき起こります。

歌舞伎役者がとんでもなく素晴らしい芸を生み出したとき。物語の流れ的にいいことが起きたとき。そんな歌舞伎の物語の節目には、観客から割れんばかりの拍手喝采がおこるのです。これは静かに黙って鑑賞しなければならない映画や演劇と比較すると、かなり特殊な歌舞伎の側面ですよね。

ただし、ただしです。

ぼくのような歌舞伎の超初心者にとっては、この「拍手をするタイミング」というのがまるで掴めないのです。歌舞伎役者に賞賛を贈りたいけれど、どのタイミングで手を動かしたらいいのかわからない。そんなもどかしい状況に陥ります。

そんな歌舞伎の初心者の方は、

周囲の観客の2割が拍手をし始めたらマネをする

という戦術を採用しましょう。これならば、拍手のフライングで恥をかくこともないまま、歌舞伎役者に拍手で声援をおくることができます。

 

 6. ストーリーは想像力で補え!

歌舞伎初心者の方は、想像力で物語の欠陥を補うようにしましょう!

歌舞伎の初心者の方にとって、演目のストーリー内容を100%追うことは非常に困難です。

事前に歌舞伎の物語を3回ぐらい再読したり、歌舞伎通の友達を横につれて鑑賞するならば話は別。しかし、そんな奇跡的な状況にいない歌舞伎初心者の方は、歌舞伎特有の日本語をリスニングするので精一杯です。完璧に歌舞伎ストーリーを追跡するなんて不可能に近いのです。

えっ。そうです。

歌舞伎初心者の方こそ、右脳による想像力を発揮させる必要があるのです。いわば初心者の方にとっては歌舞伎の演目は二次創作。ストーリーで不可解な部分が登場したら、自分で欠陥を補うようにしましょう。

ぼくは「法界坊 大喜利」という演目を鑑賞しました。まったく下調べせずに乗り込んでしまったので、ぼくが50分にもおよぶ歌舞伎公演の中で理解したストーリーは以下のものです。

なにやら、男と女(おくに)というカップルがおる。

悪い奴が「おくに」に変装してこのカップルの前に登場する。

そして、どちらが本当の「おくに」か調べ始める。

偽の「おくに」の正体がばれる。

終了

こんな大まかな物語の筋しか追えなかったのです。なぜカップルの前に偽の「おくに」が出現したのか。なぜ正体がばれてしまったのか。この人たちは誰なのか、ということに関しては想像するしか余地はありません。歌舞伎初心者の方にとっては、この想像による補完行為も歌舞伎の1つの要素になるかもしれませんね。はい。

 

 はじめての歌舞伎鑑賞も楽しめる・・・はず!

ここまでの初心者向けの歌舞伎鑑賞の心得はいかがだったでしょうか??

歌舞伎の世界に入門してみたい方、

歌舞伎の初心者を卒業したい方、

歌舞伎初心者だった頃の初心に帰りたい上級者の方、、、

などのお力になれたらいいですね笑

せっかくなので、最後に初心者むけの歌舞伎の6つの心得を確認しておきましょう!

  1. まずは「幕見席」でお試し
  2. 素早いチケット購入
  3. 屋号の掛け声を恐れるな!
  4. 高度なリスニング力を発揮!
  5. 空気を読んで拍手!
  6. 想像力を駆使せよ!

それでは、また今度です!

Ken Sawai

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4件のフィードバック

  1. アリス より:

    屋号を叫ぶのはヤジではないですよ。
    大向こうの会に入っている男性のみの掛け声ですので、分からない人が勝手に言うものではありません。

    • Ken Sawai Ken Sawai より:

      アリスさん

      ご指摘ありがとうございます。
      なるほど、ただのかけ声ではなかったのですね!勉強になります。

  2. うさぎ より:

    歌舞伎、入門と検索してヒットしたので楽しく読ませていただきました。
    しかし、アリスさんも指摘しているとおり掛け声は屋号でありヤジではありません。
    編集しなおしていただけると嬉しいです。

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