【書評】「偽装死で別の人生を生きる」を読んだ

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「偽装死で別の人生を生きる」を読んでみた

どうも、Kenです。水滴が溜まってます。

 

今ある人生を捨てて、全く新しい人物として新しい人生を歩みたい・・・・

と誰もが思ったことがあるでしょう。

人は誰しも生き続けることにより数々の汚点、失態、借金を生み出し、今現在の自分自身を圧迫し続けています。

何を隠そう、ぼくもこのブログを通して書いてしまった過去の記事を見返すたびに、いつも恥ずかしい思いにさらされています笑

可能ならば、これまでのアイデンティティーと何も紐づいていない人物として生きてみたい・・・・

 

現に、世界中にはこのようなことを考える人が数え切れないぐらいいるらしい。

そして、

今の自分の死を偽装して、新しい誰かとして生きる

という偽装死と呼ばれる工作を試みたい人がいたのです。

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そんな偽装死という人類最大のチャレンジというか、夢に挑み続けた人々に焦点を当てたのが、

「偽装死で別の人生を生きる」という本です。

この本の著者は、多額の大学奨学金の返済に追われている教師「グリーンウッド」さん。

彼女は、この多額の借金を無しにしたいという軽い重いから、グーグルで「偽装死」という検索ワードをかけてみました。

すると、そこには「偽装死wiki」などのハウトゥものの偽装死サイトが乱立しており、世の中の闇に出会うのです。

そんなきっかけで彼女は、誰もまだ書いたことがない一つのテーマ「偽装死」の真相に迫るライターとして活動していきます。

 

この「偽装死で別の人生を生きる」という本では、偽装死に関わる5人の人物を取材して、彼らのことについて書いています。

 

「失踪請負人」アハーン

まずは偽装死のためにかつての自分としての人生を完全になかったことにする失踪を手助けしている人物を取材。

この本では、「完全履歴消去マニュアル」の共著者でプライバシー・コンサルタントという謎の肩書きを名乗るアハーンが登場します。

彼は数々の保険金詐欺の首謀者や、ストーカーに困っている女性の失踪に手を貸してきました。

そんな死亡偽装補助のプロがこれまで有効だった手法が明かされます。

 

「偽装摘発請負人」ランバム

続いては、死亡偽装を見破ることを生業としている側の人間。

ランバムという人物がこの本では登場しますが、彼はエリートの私立探偵。

保険会社から時折、死亡偽装を見破って欲しいとの依頼があるとのこと。彼の手にかかればフィリピンで失踪しようが、インドで失踪しようが、世界のどこまでも失踪した現地に出向き、手がかりを探ります。

彼曰く、

死亡偽装なんて絶対に上手くいかない

と。一旦、死亡偽装をしてしまったら、一生身を隠すことに全エネルギーを注がなきゃいけないし、そのエネルギーを仕事に使っていたら保険金詐欺などしなくても億万長者になれる、と。

 

「実際に死亡偽装をして生還した人物」ダーウィン

イギリスで死亡偽装といえばカヌーマンと言われるほど有名なダーウィン。

彼は多額の借金を帳消しにしたいという理由から、死亡偽装を実行。妻を共犯者にし、息子たちには秘密で死んだことにしていました。

ただ、彼は一生死亡偽装をしたままにするつもりもなく、保険金詐欺で得た資金を元に投資をして成功したら現実世界に生還するつもりだったらしいのです。

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カヌーで島に出かけた際に失踪し、その後は自宅近くの自分が運営していたアパートに別の人物として居住。死亡している期間中、彼はインターネットサーフィンをしたり、買い物をしたり、死ぬ前と変わらない生活を送っていました。

そんな彼も数年後、記憶喪失していたふりをして警察に出頭。記憶喪失だったことにして無事に何事もなかったかのように生還しようとしましたが、警察に見破られてあえなく失敗。

懲役6年6ヶ月を喰らいます。

 

「マイケルジャクソンの偽装死を信じる女」パール

マイケルジャクソンはまだ生きている

と信じるものたちがいる。彼らの名は「ビリーバー」。

マイケルジャクソンの死亡証明書の中に記載されていたミドルネームが違うとか、マイケルの兄がマイケル死亡翌日にFBIの帽子を被っていた、ジャケット写真のリップを読むと「まだ生きている」というメッセージが読み取れるなどの数々の証拠を元に、マイケルがまだ生きていることを主張しています。

パールは、「ピーター」というかつてマイケルジャクソンだった人物と連絡を取っており、彼から直接ファンたちへのメッセージを受信しているのです。

憧れのスターの死を受け入れず、偽装死を本人以外が考え出すという例。

 

「身内に死亡偽装された人」ライザ

幼い頃に父親を失っていたライザ。しかしある日、そんな父が死亡偽装をして自分を捨てていたことを知りショックを受けます。

その事実を知ったのは彼女が37歳の時。そこから彼女はなんとか父に会おうと試みますが、とうとう父がつい最近本当に死亡したことを知ります。

色々と言いたいことがあったけどいえずにお別れ。

そんな彼女をインタビューするにつれて、著者は死亡偽装をされて残された家族などの気持ちを考えるようになってきます。

 

実際に死亡偽装書を手にいれる

死亡偽装について取材してきた著者が、とうとう死亡偽装証明書を手に入れます。

場所は死亡偽装が横行するフィリピンマニラ。

ライターの仕事でフィリピンに用が1週間あったので、ついでに死亡偽装書を手にいれることに。

フィリピンでは、身元不明の死体が溢れかえっているため、死体安置所では自分と似ている死体が購入できるという。

しかも、葬式の時のみ博打をするのがオッケーらしく、博打を主催するために死体をレンタルし、葬儀をでっち上げる例があるそう。

そんなカオスな社会の中で数々の死亡偽装にかかわってきた凄腕のスヌーキー、ボンの二人に出会います。

そんな二人の協力を得て、ついに著者が死亡偽装証明書を手に入れます。

帰国後、チャプター2で登場した偽装摘発請負人のランバムに、自分の死亡偽装証明書を見てもらうことに。

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彼曰く、見事な死亡書のできで、すかしも完璧に再現されているのだとか。ただ、インクジェッターで二重印刷していることが見破られる。

しかし、この死亡偽装証明書を提出すればそんなに深く検査されず受領される可能性が高いとか。

ただ、彼女はこの死亡偽装証明書を提出せずに生きていくことを決心したのです。

 

「偽装死で別の人生を生きる」の感想

という感じで、この本では数々の偽装死に携わる人々が登場します。

この本を読むと、死亡偽装を実行してそれなりに成功している例が登場するので、それほど偽装死することは不可能ではなく、あらなた自分として生きれるような気がしてきます。

現実に行き詰まりを感じ、誰も自分のことを知らない真っ白な状態で生きてみたいという方にこそ、この本をお勧めですね。

ここまで「偽装死」というニッチなテーマで書き上げた著書は過去にもこれからも出てこないと思います。

それでは!

Ken

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