【保存版】奥田英朗のおすすめ小説10選

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奥田英朗の小説をおすすめする理由

奥田英朗という小説家をご存知ですか!?? この記事を読んで初めて「奥田英朗」という単語を耳にした方もいるでしょう。そんな方のためにWikipediaで彼の情報を調べてみると、

奥田 英朗(おくだ ひでお、1959年10月23日 – )は、日本小説家。主な作品に『最悪』、『邪魔』、『イン・ザ・プール』、『空中ブランコ』、『オリンピックの身代金』など。

という情報が記載されていました。うーん、まあ日本の小説家というわけですね笑 なるほどお

奥田英朗 おすすめ 小説

ぼくは奥田英朗の小説を読んで青春時代を過ごしてきました。来る日も来る日も奥田英朗の小説を読んで・・・のような日々が続いたわけです。そんな目も当てられない青春時代を過ごしてきたため、奥田英朗の小説がぼくの人格形成に大きく関わっていたと言っても過言ではありません。

そんな奥田英朗の大ファンであるぼくが見いだした、彼の魅力は以下の3点です。

  1. 強烈なキャラクター形成力
  2. 物語構成力(群像劇がすごい)
  3. 人間観察力

今日は以上3点の奥田英朗の魅力を解説しながら、それらの魅力が感じられるおすすめの小説を紹介していきます。奥田英朗の小説選びの参考にしてくださると嬉しいです。

 

 

強烈なキャラクターが登場する奥田英朗のおすすめ小説

まず1つ目の奥田英朗の強みは「キャラ形成力」です。現実的には存在しないだろうが、存在したらしたで面白い。そんなキャラクターの描写が巧みです。思わず奥田英朗の小説を映画化やマンガ化にしたい。そして、キャラクターを現実化にしたい。そう思わせてくれます。

そんな「キャラ立ち力」がきわだっているのが「伊良部シリーズ」です。伊良部というだらしない精神科医とその専属ナースであるマユミが主人公です。きっと二人の強烈なキャラクターに圧倒されるでしょう笑

 

イン・ザ・プール(2002年)

伊良部シリーズ第一作目。伊良部総合病院の地下にある怪しげな精神科医に通う人々とその医師を描いた物語です。

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  • イン・ザ・プール
  • 勃ちっ放し
  • コンパニオン
  • フレンズ
  • いてもたっても

という5つの短編が収録されています。どの話も日常生活で悩みを抱えた普通の患者が、伊良部という異常な精神科医に出会う、というところからスタートします笑

とくにおすすめなのが、というか印象に残っているのが「勃ちっ放し」という話です。物語の内容はタイトル通りなのですが、話の内容が希有なだけにグイグイ引き込まれてしまいます。奥田英朗の小説を初めて読む方におすすめしたいエントリーモデルの小説ですね。

 

空中ブランコ(2004年)

伊良部シリーズ第二弾。物語の基本設定は一作目の「イン・ザ・プール」から変わっていません。相変わらず、精神科医の伊良部とその患者のやり取りが描写されています。収録された短編は以下の5つです。

  • 空中ブランコ
  • ハリネズミ
  • 義父のヅラ
  • ホットコーナー
  • 女流作家

伊良部の無邪気な行動が現代に生きる人々の心を癒していきます。これらの話を読むだけで、自分が今抱えている悩みが吹っ飛んでしまいそうですね。

ぼくは個人的に、「ハリネズミ」で描写されるヤクザのリアルさに注目することをおすすめします笑 なんで奥田英朗さんはこんなことまで知っているんだよ、と思わず笑ってしまいます。

 

町長選挙(2006年)

伊良部シリーズ第三弾。第三作目も基本的に伊良部の様子は変わりません。唯一の変化といえば、伊良部専属のナースであるマユミがパンクバンドを始めたことぐらいです笑

奥田英朗の「町長選挙」という作品は以下の4つの短編を収録しています。

  • オーナー
  • アンポンマン
  • カリスマ稼業
  • 町長選挙

この作品の特徴を強いてあげるなら、「登場人物を現実から引っ張てきている点」です。たとえば1作目の「オーナー」では、読売新聞社のドンであった渡辺会長と思わしき患者が登場。さらに2作目のアンポンマンでは、元ライブドア社長の堀江さんと思われる方が患者として伊良部を訪ねます。

現実に存在している人物の胸中を描く奥田英朗さんの人物描写力にも注目してくださいね。

 

 

 群像劇がスゴい奥田英朗おすすめの小説

2つ目の奥田英朗の魅力は「物語構成力」にあります。奥田英朗の小説を読んでいると、まるで映画を鑑賞しているのではないかと思うほどの速度感で物語が進んでいきます。読み出したら止まらないという奴です。

特に奥田英朗の作品の中でも「群像劇」形式の小説がおすすめです。群像劇とはWikipediaによると、

『同じ出来事を複数の人物の目線で描く手法』のこと

だそうです。つまり、章ごとに主人公の視点が移動する小説です。奥田英朗の作品の中で優れた群像劇を誇る作品は次の3冊です。どのタイトルも漢字2文字なので、ぼくは個人的に「2文字シリーズ」と呼んでいます笑

 

最悪(1999年)

「最悪」という名の通り、人生で「最悪」な悩みを抱える3人が主人公です。銀行員OL、鉄工所社長、パチンコ中毒の若者。この共通項のない3人が物語の視点となっていきます。

この「最悪」という奥田英朗の作品を読み出せば止まることはできません。先が知りたくて知りたくて我慢できません。眠くなりません。明日が休みである金曜日や土曜日に読むことをおすすめします。

 

邪魔 (2001年)

奥田英朗の群像劇シリーズ第二弾目。この小説では主婦、刑事、高校生の3人が主人公となります。中でも注目したいのが主婦の恭子。彼女にとって何が「邪魔」なのか。それらに対して、彼女が出した結論。そんな彼女の変貌ぶりに注目してください。

「邪魔」という作品は「最悪」と同様に、読み始めるグイグイ引き込まれてしまう小説です。明日マラソン大会に出場する方や、始発の電車で成田空港へ行くという方は読むのを控えることをおすすめします笑

 

無理(2009年)

奥田英朗の群像劇シリーズ第三弾。 今回の主人公は5人です。高校生、ケースワーカー、セールスマン、市議会議員、そして、中年のおばさん。そんな無関係にしか見えない5人の人生が徐々に近づき交叉していきます。

若干、前作の「最悪」と「邪魔」と比較すると劣ります。なんか読んでいて煮え切りませんでした笑 ただこの多種多様な5人を描写する奥田英朗さんの人間描写力には舌を巻きますね。一見、この5人の主人公たちを関連づけるのは「無理」に見えますが、それをやり遂げるのが奥田英朗さんの凄みですw

 

 

人間観察力たっぷりの奥田英朗のおすすめ小説

さて、最後に紹介する奥田英朗さんの強みは「人間観察力」です。彼の作品には実に様々な世代・性別・職種を持った人物が登場します。奥田英朗さんの守備範囲はとんでもなく広く、高校生、ヤクザ、主婦、詐欺師、精神科医、IT社長・・・・・・などなど枚挙にいとまがありません。

奥田英朗さんの小説を読んでいると、

どこで奥田英朗さんはこの情報を仕入れたんだろう・・・

と不思議になるぐらい詳細で綿密に人物と情景を描写してきます。最後にそんな奥田英朗さんの人間観察力に思わず舌を巻いてしまう作品を4冊紹介します!

 

ガール(2006年)

ガール

5人の女性が主人公になった短編小説を収録した作品。 以下の5つのお話が収録されています。

  • ヒロくん
  • マンション
  • ガール
  • ワーキング・マザー
  • ひと回り

奥田英朗さんの「ガール」での凄みはやはり性別を越えた人物描写です。奥田英朗さんはWikipediaで調べる限り男であるはずなのに、多くの女性の共感を得るような人物描写をしている。女性経験が目に見えて少ないぼくにはとてもマネできません笑

普段から女性と関わるチャンスを持っている方はもちろんのこと、ぼくのような女性とのコンタクトポイントが少ない悲しい方にもおすすめいしたい小説です。これを読めば少しばかり女心が理解できるかもしれませんねw

 

マドンナ(2005年)

ガールの姉妹本「マドンナ」。「ガール」と同様に、この作品には5つの短編小説が収録されています。 タイトルから察すると、女性の物語集だと思ってしまいそうです。しかし、この奥田英朗さんの作品は、主に男性の人物を描写しています。

ぼくが一番大好きなお話は表題の「マドンナ」です。このお話では「若い美人女性社員に惚れた中年の管理職」の男性が主人公になっています。職場に奇麗な女性がいたらこんな妄想するんだろうなああ、と共感する心地で読み進めることができました笑

男の生活についての短編集ですので、ぼくは「ガール」より「マドンナ」のほうが好きでしたね笑 美女に恋心を抱いてしまうのは自分だけではないと安心できる小説です。

 

ララピポ (2009年)

奥田英朗さんの作品の中で、最も卑猥な作品です笑 この小説も「最悪」や「邪魔」などと同様に群像劇の形式をとっています。

しかしながら、登場するキャラクターたちがひと味違います。AV・風俗専門店のスカウトマン、アダルトDVDのリライターなど多岐にわたります。この作品を読むと、奥田英朗さんの人間観察力と描写の守備範囲に驚くことになるでしょうw

 

純平、考え直せ(2011年)

新宿歌舞伎町でチンピラをやっている純平が主人公。歌舞伎町では人気もので、街を歩くだけで沢山の人から声をかけられるほどです。

そんなチンピラだった純平がある日、ヤクザの鉄砲玉になることを命じられます。鉄砲玉になったら、シャバの空気を吸えなくなります。鉄砲玉になるまでの短期間をチンピラの純平がどのように過ごすのか、というお話です。

ぼくは個人的に、物語の途中で登場する爺さんが好きですw そんなサブキャラクターにも注意を払って読んでみください。ヤクザ関係の描写が相変わらず詳細すぎて驚きました笑 奥田英朗の人間描写力健在です。

 

奥田英朗の小説はおすすめです。

ふう。ここまで長々と奥田英朗のおすすめ小説を紹介してきました。最後にこの記事の内容をレビューしておきましょう。ぼくがひしひしと感じていた奥田英朗さんの魅力は以下の3点でした。

  1. キャラ立ち力
  2. 物語構成力
  3. 人間観察力

なんでもいいから小説をおすすめして欲しい、

という親戚の方とか友人がいたら、奥田英朗さんの作品をおすすめします。なぜなら、どんな世代の方も無難に読むことができるほどバリエーションが豊富だからです。小説をせがまれて困っている方は、やけくそで奥田英朗さんの小説をおすすめしてみましょう笑

それでは。

Ken Sawai

 

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7件のフィードバック

  1. Tko より:

    私も奥田英朗さんの本を読むたびに笑いにはまります。彼の女性から見た男性への観察力もすごく当たってるし、そう、そう、そのトーリ!と頷けるところがたくさんあります。これからも、面白い小説を書きつずけて下さい。

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